花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

京の紅葉

2006-12-09 03:58:26 | 国内旅行
五島美術館の「名碗展」で茶碗の魅力に目覚めて以来、なんやかんやと茶碗や焼きものを観る機会が多くなった。茶道もやらないので、ただ純粋に眺めて楽しむだけなのだが…。そんな私のお気に入りビッグ3は、樂長次郎・本阿弥光悦・仁清である。って、京焼好きということだろうか?

今年の9月には三井記念美術館「赤と黒の芸術-楽茶碗」展で長次郎茶碗をたっぷりと観ることができ、樂家代々の茶碗を心行くまで堪能した。そんななか、京都の樂美術館で「光悦と樂道入 ― 二つの樂茶碗 二人の交友」展が開催されるというポスターを見る。行きたいけれど京都は遠いなぁ…と思っていたら、京都国立博物館でも「京焼―みやこの意匠と技」展が開催されるとのこと。細見美術館でも「江戸琳派 抱一・基一の粋」展があると言うし…。う~む…とかなり悩みながら…京都に行く!と決心したのはゲストのCojicoさんのブログを拝見したからでもあった。「大レンブラント展」の時に行きそこなった智積院も見たいっ!これでほぼ出揃ったかな(笑)

ところが、京都は紅葉の季節真っ盛り。まず、ホテルが取れない。ようやくキャンセル待ちをしてホテルを確保できたのは樂美術館の展覧会の最終土曜日だった。滑り込みセーフ!(笑)





紅葉狩りで混み合う京都で、美術館めぐりに終始するなんてねぇ…と、溜息つきながら駆け巡っていたのだが、そこは京都、ちゃんと道すがらに紅葉見物もできたのだった(笑)。ということで、画像は樂美術館から北村美術館に移動する際に横切った京都御所の紅葉。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさまでした。 (オット)
2006-12-10 18:49:54
京都旅行お疲れさまでした。
この紅葉で混み合う時期に行かれたとは。。大変だったろうと思います。

楽美術館は、春にいけなかったところなので一度行ってみたい美術館です。堪能されたみたいでうらやましいです。

そうそう五島美術館では土曜日から「茶道具取合せ展」が開催されていますが、今回はお椀系は3品くらいだったと思います。ちょっと物足りないかもしれませんね。
返信する
京都は好きだ (oki)
2006-12-11 22:33:02
こんばんは。
ヨーロッパへ行かれたり、京都へ行かれたりお忙しいですねー。
北村美術館って何を展示している美術館なのかな?
僕は学生時代よく京都へ行った、一人旅だから飛行機を利用してホテルとセットになった割安のパックを使いました。
朝の一番に羽田を出る飛行機を指定されるのですよこれが、安いにはわけがある。

Juneさんはどちらのホテルにお泊りになられたのですか?

ダヴィンチ展の公式サイトオープンしましたね、西洋美術館では同時期にイタリアルネサンスの版画の展覧会でしょ、古典好きのJuneさんにはたまらないでしょ!
返信する
オットさん (花耀亭)
2006-12-11 23:03:36
京都駅は帰省ラッシュを思わせるほどの混雑ぶりで驚いてしまいました(笑)
美術館のことしか念頭に無いまま新幹線に乗ったので、車内で朝食のパンをかじりながら、「さかな家ならばツマさんは美味しいお店チェックも怠り無く、オットさんは行程表をしっかり作られるんだろうなぁ」と溜息ついてました(本当なのですよ)(^^;

初めて行った樂美術館はこじんまりとしていましたが、館の隅々まで茶道の美学が行き届いているように思われ、ちょっと感動ものでした。次回はぜひ!

ところで、五島美術館にいらっしゃったのですね!「茶道具取合せ展」に興味津々です。って、茶道知らずなんですが、でも、実際の取合せの妙を見られるチャンスですよね。オットさん、貴重な情報をありがとうございます!
返信する
okiさん (花耀亭)
2006-12-12 00:26:01
そうそう、okiさんは京都好きでいらっしゃいましたよね。特にお気に入りの場所はどこだったのでしょう?あ、哲学の道だったり?(^_-)-☆

さて、北村美術館は実業家で茶人でもあった故北村謹次郎(1904-1991)のコレクションを公開しています。
http://www2.ocn.ne.jp/~domoto/imade/kitamura.htm
でも一番の作品(?)はもしかして北村邸「四君子苑」かもしれません。公開時期を外れていたので残念でしたが、来年こそ!
http://www.mediawars.ne.jp/~m921320/a_map/map_of_kyoto_31.htm

ところで、okiさんもご利用の飛行機+ホテルのパックは時々私も使っています。これで長崎や金沢にも行きました。制約もありますがリーズナブルですよねっ♪
でも、今回は激混みの京都ということで会社のツーリストに手配依頼しました。キャンセル待ちで取れたのは五条河原町(?)のビジネスホテルです。部屋が上階で眺めも良く、鴨川を眼下に望み、向こうには清水寺のライトアップも見えましたよ。

さて、来年は西洋古典絵画の展覧会に大いに期待できそうですね!ダ・ヴィンチ展にルネサンス版画...渋好みのokiさんも楽しめる展覧会ではないでしょうか?(^^;
返信する
Unknown (Cojico)
2006-12-13 21:39:13
花耀亭さん

綺麗な紅葉ですね。他の大勢の方々と目的の異なる旅行も、結構楽しいですよね。

実は、京都国立博物館の京焼の広告を見た時、花耀亭さんならきっと喜ばれるだろうな、とぼんやり考えていました。

私も時間があれば寄りたかったのですが、新幹線事故の遅れの為予定が狂い、細見美術館も寄れないまま帰ってきてしまいました。

海外へ行っても、門の目の前にいるのに、入れなくて悔しい思いをしたことが何度あることやら・・・
そういう場所ってなんだか忘れられません。

今回の旅行は、気になっていた智積院だけでなく、好きな器も見られて、そして大好きな琳派も堪能でき、さらに紅葉も味わえ、満点の旅行でしたね。
返信する
Cojicoさん (花耀亭)
2006-12-14 04:09:33
京都には紅葉がよく似合いますね。智積院の長谷川等伯の紅葉も素晴らしかったのを思い出します♪

で、Cojicoさん、せっかくの京都なのに新幹線のトラブルとは残念でしたね!でも、智積院の長谷川父子の襖絵は素晴らしかったし、お庭も素敵でしたし、ゆっくりと静かな時を過ごされたのではないでしょうか。そんな旅の過ごし方が一番贅沢なように思います。

あ、そうそう、奥の廊下の突き当たりに格子窓があり、外に植えられている紅葉の色が格子に映え、はっとする季節の演出に京都らしさを感じました。きっと夏は緑が映えるんでしょうね。寺院建築って凝っているものなのですねぇ(・・;)

ところで、Cojicoさんが海外でも京都でも悔しい思いをされたお話、とっても身につまされます。門が開かないと、次回こそ~、って燃えませんか?(^^;

旅行と言えば、Cojicoさんのブログで拝見しているのですが、廻られた場所の数と多様さには感嘆してしまいました!様々な経験(アクシデントであっても)がまた旅の思い出になりますよね。

さて、Cojicoさんのおっしゃる通り、私のおもいっきり欲張り旅行は、くたくたに疲れながらも満足できるものとなりましたです(^^ゞ
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。