夏休み帰省からもどり、ようやく毎日新聞と週刊朝日(2007.8.10号)をチェックすることができた。新たな展開も知らずにいたので、拙ブログ<「毎日新聞」大阪本社版>に書き込み下さった皆様に感謝している。
大阪で発見されたレンブラント(?)「黄金の兜の男」の報道をめぐり、スクープした毎日新聞と、それを「でたらめ」とする週刊朝日との間で抗議の論戦があったが、毎日新聞は7月31日朝刊で「訂正」記事を掲載、続く8月8日朝刊の報道特集の中で「絵画報道訂正記事 経緯を報告」を掲載。
「結局、記者は鑑定結果を中心に記事を書き、絵の来歴に関しては、社長の事実でない説明を基にして裏付け取材が欠けていました。」(8/8毎日朝刊)とのこと。
まぁ、週刊朝日の記事を受け入れたということなのだろうね。
で、週刊朝日の第2弾(8/10号)では、「黄金の兜の男」を鑑定した黒江氏と一時所持していた大阪の社長の関係などから、修復家である黒江氏の鑑定自体を「怪しい」と疑問を投げかけている。
ちなみに、毎日側は「真作の可能性がある」という鑑定結果を記事にしただけ、という姿勢を崩してはいない。
という一連の流れをざっとおさらいしてみたのだけれど、絵画好きとしては絵の方がずっと気になるのだ。日本人の鑑定では無理があるならば、レンブラント調査委員会とは言わなくともせめてオランダの専門家に鑑定してもらうとかできないのだろうか?それとも、所有者側も実は真作の可能性が少ないと思っているのだろうか?これほど話題になってしまったのだから、きちんとした鑑定をしないと茶番劇になってしまうんじゃないのかなぁ?(^^;;;
大阪で発見されたレンブラント(?)「黄金の兜の男」の報道をめぐり、スクープした毎日新聞と、それを「でたらめ」とする週刊朝日との間で抗議の論戦があったが、毎日新聞は7月31日朝刊で「訂正」記事を掲載、続く8月8日朝刊の報道特集の中で「絵画報道訂正記事 経緯を報告」を掲載。
「結局、記者は鑑定結果を中心に記事を書き、絵の来歴に関しては、社長の事実でない説明を基にして裏付け取材が欠けていました。」(8/8毎日朝刊)とのこと。
まぁ、週刊朝日の記事を受け入れたということなのだろうね。
で、週刊朝日の第2弾(8/10号)では、「黄金の兜の男」を鑑定した黒江氏と一時所持していた大阪の社長の関係などから、修復家である黒江氏の鑑定自体を「怪しい」と疑問を投げかけている。
ちなみに、毎日側は「真作の可能性がある」という鑑定結果を記事にしただけ、という姿勢を崩してはいない。
という一連の流れをざっとおさらいしてみたのだけれど、絵画好きとしては絵の方がずっと気になるのだ。日本人の鑑定では無理があるならば、レンブラント調査委員会とは言わなくともせめてオランダの専門家に鑑定してもらうとかできないのだろうか?それとも、所有者側も実は真作の可能性が少ないと思っているのだろうか?これほど話題になってしまったのだから、きちんとした鑑定をしないと茶番劇になってしまうんじゃないのかなぁ?(^^;;;
もう“お久しぶりです”がお決まりになってきてしまいました… 汗。
このレンブラントの真作については随分前に知っていたのですが、今回の記事で(ああ……。ちょっとがっかり)と言う感じです。
う~ん、でも真作……??。
web上でしか画像を確認しなかったので、ちょっと生で見たいなあ…と。
生で見たら何か判るかな?みたいな感じなのですが。
いや、でも真作じゃなくても見てみたいです。
そういえば、去年の暮れにカルティエ=ブレッソンのポートレイト写真集買いました。
著名人ばかりで、なかでもオッペンハイマーのポートレイトにドキッとしました。
ライバル新聞社の週刊誌で誤報を指摘されるというのだから情けない。
真作の可能性があるとまだ主張するなら毎日新聞が音頭をとって鑑定をやり直すべきですね、赤字でそんな金ないのかな?
ところで仙台ではのんびりされましたか?
美術館訪ねたりとか。
で、今回の騒動はなんだか哀しいものがありますが、毎日の報道では、特殊暗視カメラによる観察で、作品の下にキリストと見られる男の像が見つかったとありましたよね。真作の可能性もあるのですからkohsakaさんのおっしゃる通り、ぜひ作品を公開して欲しいです。本当に真作でなくても見たいですよねっ!
ところで、Kohsakaさんは写真集を買われるほどのHCB好きでいらっしゃったのですね!
恥ずかしながら、展示作品にオッペンハイマーの肖像があったか記憶も曖昧ですが、どんなところにドキッとされたのでしょう?興味津々です!
話は変りますが、BS2のアニメ特集で「ファンタスティック・プラネット」やってましたよね。私は見逃しましたが、きっとkohsakaさんはご覧になってるだろうなぁと思っておりましたよ~♪
ちなみに、私は押井守にハマってしまいました(笑)
毎日新聞も難儀なことです。でも、絵自体は真作である可能性もあるのだし、okiさんのおっしゃる通り、鑑定のやり直しを期待したいです。
で、仙台ではのんびりし過ぎで、美術館巡りもしませんせんでした(^^ゞ。毎日食べて寝て...ウエスト周りもますます太くなってしまいました(笑)
毎日暑い日が続きますが、okiさんもちゃんと食べて、夏痩せなんかしないように気をつけてくださいね。
作品の下地にキリストらしき絵があると聞いて、ますますう~ん…と言う感じです。
前にTVで、贋作者についての話が在って、へぇ~…と思った事があります。
内容は、真作と見られていた複数の絵画が実は贋作で、それを巡る裁判の話だったと思います。
確か、どの様に贋作を創ったのか?と言う話で、見ていたら(そうまでして創っているのか…)という感じでした。
創る絵画、もしくは画家についての文献を調べ、その時代をふまえた上で創っていたそうです。
例えば、その時代の家具や木片等を購入して描き、羊紙等は描く度に日光にあて剥落させていたり、また何らかの絵を描き、その上からまた別の絵を描いたりとか。
画家の筆跡や癖等も、もちろんの事、上手く真似て描いていたみたいです。
描いた絵画はやはり高値を狙った物で、美術館等に売りつけていたみたいです。
もう随分前のTVで放送していた物で、色々怪しいです。
HCBは、確かキャパ繋がりで知ったと思います。
私はどちらかと言うと海外の報道写真が好きで、HCBの写真でも、その類が好きだったりします。
東西ドイツの壁が建設された時の物とか。
で、オッペンハイマーと言うと、思い出すのが原爆なのでして…… 滝汗。
HCBやキャパもそうですが、時事で歴史人物の写真等を撮っていて、その写真を見るとその人物の意外な一面が見えたりして、色々考えてしまいます。
キャパだと、蒋介石ですかね…。
あ、全然関係無い話ですが、どうやらガードナー美術館で起きた絵画の盗難事件(主にフェルメールの絵画に重点を置いているみたいですが)についての映画“stolen”が、日本に上陸すると噂で聞きました。
邦題は忘れてしまったのですが、ちょっと見てみたいです。
それにしても、贋作って頭脳犯的だし、手も込んでいるんですねぇ(・・;)。う~ん、今回のレンブラント(?)もなんだか怪しく思えてきました(汗)。やっぱり、きちんとした鑑定をすべきでしょうね。
で、kohsakaさんはマグナム・フォト系がお好きだったのですね!あの原爆のオッペンハイマーの表情をHCBがどんな風に捉えたのか、やはり意外な側面をうかがうことのできる写真だったのでしょうか?一瞬のうちに内面まで写してしまうんでしょうね。
今まで報道写真ってあま知らない世界だったのですが、今度のHCBの展覧会でその面白さを知りました。キャパも含めて、本屋さんチェックしたみますね。kohasakaさんにはいつも新鮮な刺激をいただいております(^^)v
それと、映画「STOLEN」の貴重な情報、ありがとうございました!
http://www.stolenthefilm.com/
フェルメール「合奏」の盗難事件、これは見逃せません。今から封切りが楽しみです~♪
毎日新聞は、週刊朝日の第一弾でかなりヤバイと思ったと思います。だけど、長崎市長銃撃事件のとき、安部首相が週刊朝日の見出しに抗議し、提訴したのにひっかけて、毎日新聞も訂正記事はださず、週刊朝日の見出しに抗議することで、逃げ切ろうとした。見出しが悪いと問題をずらしたわけです。週刊朝日に対しては訴えるぞ、とブレーキをかけた。
上層部はそれで終わるだろう、してやったり、俺たちは危機管理能力があるなあ、と思っていた。
だが、週刊朝日の第二弾が出るのを知り、慌てふためいた。その証拠に、毎日新聞の訂正記事が出たのは、週刊朝日の第二弾の発売日と同じだった。
その後、「訂正記事の経緯を報告」という記事を掲載。いま、毎日新聞はやれやれ終わった、と思っている。だが、このレンブラント疑惑は根が深い。毎日新聞の存在意味さえも問われかねない。
いま、毎日新聞が震えるほど恐れているのは、この「黄金の兜の男」がレンブラント委員会によって、正式にニセモノと判断が下されることだ。
そのとき、毎日新聞は死ぬ。
ニセレンブラントを一面に持ってきて、ちょうちん記事を書き、詐欺の片棒をかついだ責任は重大だ。
ミタランティーノさんの奥深い推理になるほどでした。一連の報道を危機管理として捉えるとよくわかりますね。確かに今回の訂正記事や第二弾の掲載時期には微妙なものを感じました。お互いの駆け引きがあったのでしょうね
で、絵画好きは単純に絵そのものに対する興味が膨らみ、真贋結果を知りたいと願っています。真作でなくてもその絵を見たい。なので、正式にニセモノと判断されても残念に思うしかありません。
まぁ、記者も人間ですから誤報も避けられない場合があると思います。それが組織としての信用問題になると、ミタランティーノさんのおっしゃるように難しいものがあるのかもしれませんね。