花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

ティッセン=ボルネミッサ美術館「カラヴァッジョと北方の画家たち展」感想(1)

2016-09-14 23:55:21 | 展覧会

さて、マドリッドのティッセン=ボルネミッサ美術館「カラヴァッジョと北方の画家たち展」の感想を書いて行きたいと思う。

2012年にトゥールーズとモンペリエで開催された「身体と影-カラヴァッジョと欧州の画家たち展」の圧倒的質・量に比べればかなりコンパクトな構成ではあるが、テーマを絞っているために手堅い展示内容となっており、某国の「カラヴァッジョ展」よりはストレスも少なく、カラヴァッジョ偏愛美術ド素人としては満足しながら会場を出ることができた。まぁ、第一回目に2作品見落とし事件もあったのだけど(^^;;; 

今回、図録は残念ながらスペイン語だけだったので購入しなかった。なので、美術ド素人が会場で取ったメモを見ながら書くことになるので、内容に誤記・誤解等があるかもしれない。間違いがあったらご指摘いただきたい。 

なお、ティッセン=ボルネミッサ美術館の公式サイト上に「Museo Thyssen Madgazine」が掲出されており、今回の展覧会の詳細なガイド・カタログになっている。会場内の解説文がそのまま掲載されているし、画像も豊富だし、ぜひご参照あれ。(ちなみに、この感想文を書くためにサイトをチェックして見付けたのだが、観る前に知っていれば良かったのに…ね (-_-;)) 

今回の展覧会構成は…

1) ローマのカラヴァッジョ

2) 最初の賞賛者:アダム・エルスハイマーとピーテル・パウル・ルーベンス

3) 芸術家と美術愛好家:部屋用の絵画と芸術の絵画

4) テル・ブリュッヘンとユトレヒト派絵画

5) ローマのフランス人画家たち

6) ナポリと南イタリア:カラヴァッジョ後期と彼の追随者たち 

ということで、次回からは構成順に感想を書きたいと思う。