花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

今日はマドリッド滞在最終日。

2016-09-11 03:51:44 | 美術館

今日はマドリッド滞在の最終日です。ゲストの山科さんのご推薦があった「セライボ(セラルボ)美術館」に早速行くことにしました。(山科さん情報に感謝です!)

17代セラルボ侯爵エンリケ(1845-1922)の住まいだった素敵な邸宅美術館です。玄関ホールから入場すると、凝った造りの階段がとても優雅で、ミラノのポルディ・ペッツォーリを想起してしまいました。

邸宅内は当時の豪華な調度品や美術品がそのまま展示され、広いサロンやビリヤード室や本棚の並ぶ書斎やら、もう優雅な生活が想像されます。なかでも私的に気に入ってしまったのは瀟洒なお庭でした。

古代風の趣のある気持ち良いお庭で、しばし木陰のベンチでぼ~っとさせてもらいました。時間があったら入り浸っていたいお庭です♪ ちなみに「地球の歩き方」には紹介されていません(笑)。さすが山科さん(^^)v

で、次に向かったのは、6月に行きそびれた「王立サン・フェルナンド・美術アカデミー」です。

お目当てはスルバラン連作だったのですが、なんと驚いたことに、アルチンボルドの「春」が展示されていたのですっ!! いゃ~、我ながら勉強不足でしたね(^^ゞ

ジュゼッペ・アルチンボルド《春》(1563/1566年) 王立サン・フェルナンド美術アカデミー

実物は写真画像以上に素晴らしいのですよ。アルチンボルドの綺想力というよりは、画家としての創造力の賜物なのではないかと思いました。決してグロテスクではなく、描かれた春の擬人像が醸し出す雰囲気も優雅で、その構成要素(花・植物)すべても生き生きとして愛らしいのです♪

今日はこの二つの美術館を観ることができてラッキーでした。で、満足気分で「バラッカ」で遅めのランチをしたのですが、オマール海老のパエリアを食べたかったのに、間違ってロブスターのパエリアを頼んでしまい、なんだか気分的に最後の仕上げが消化不良な感じになりました。およよ...(>_<)

問題のロブスターのパエリヤ。でも、美味しかったです(^^ゞ

夏はガスパッチョ!♪ 美味でしたぁ~(#^.^#) 

ということで、展覧会や美術館の感想詳細は日本に戻ってから書きたいと思います。(無事に帰りたいです~)