Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

伴_KIZUNA 【ついにJINO@上海にであう】後篇

2010年04月29日 | 上海chouchou(たべる)

 【はじめてひとつの店のお話で1レスに文字がはいりきらなかった】                     



  上海にきて  おいしいやと気づいたのがソラマメ。
  この大粒の豆を齧りながら、改めて上海って街が好きな自分に気づく。
  きっとKYOKOさんもそう思いなおしているだろう。
  RinNonは、そんなものはもう体感というより日常の一部として上海がスキ
  なのだ。よく彼女たちに

     上海に2人でさみしかったり日本に帰りたいって思わないの?

  と聞いたりする人がいるけれど、本人は認識しないのだ。
  だって彼女たちにとって、淀屋橋と河原町と新天地も外灘も、古北も変わら
  ないのだから。
  

       

  ソラマメを食べきらないうちに、サツマイモのポテトフライがきた。
  ぼくはこういうときにサツマイモでこられると、文字通り萌えてしまうのだ
  こういうときに、あの不思議な甘さでしっとり口の中にこられると、なんだか
  得をした気分になってしまう。

  色がやや黒いせいか最初はRinNonもおそるおそる手を伸ばしたが
  ハチミツをつけて食べるという変わった方式にもそそられて、みるみる
  スティック状のフライが消えていく。
                                      
 

  さらにぼくのすきなチキン南蛮も並んだころ、JINOさんが再び店内奥の
  ぼくらのテーブルまでやってきた。

    すみません、もう一回ご一緒してもいいですか

                   

    きょうようやく会えたぼくたち(とくにぼくだ。KYOKOさんとRinNonは初対面
    ではないのだから)をみて、驚きと興奮で満面笑顔なひとなつっこさと
    そのさわやかなこだわりを随所にみせた格好できた彼を断ることが
    できるヒトがはたしているのだろうか

        

  彼はしきりに連発する。

   いやあ、やっぱり絆だなあ。

  彼曰く、ここにくるといろんな人との出会いがあるらしい。

  きょうはたまたま、彼は会社のstuffと食事でここまできていた。それも中国人
  stuffを日本食になんてめったにないらしい。
  そこにKYOKOさんが入ってきたのをみて、目で追ったら家族集合なので
  驚いたというわけだ。

  ぼくたちもこの店を選んだのは偶然だった。たしかに絆だ。

  老板ならば「絆最高! 」と自信をもって、いつもより大きめの
  フォントサイズで書くかもしれない。きょう会えないのが残念だ。 

   

  ちなみに中国語では「絆」と書くより「伴」と書くほうが一期一会の大事さとか
  線の太さを表現できるそうだ。

 

  キムチ鍋、いいですよ。店員さんも上手にお薦めを口にすることができる。
  これは上海における和食の店ではわりと珍しい。
  たいてい「ぜんぶおいしいよ  」といって、困った顔半分と笑顔半分で
  返されることが多いのだけれど。

    

  そしてJINOさんは語り始める(というよりぼくが話をふったのだけれど 
  PENについて。

  彼のBlogはほんとうにプロのようなきれいな仕上がりの写真で、最近
  ISO感度で撮るので本当にブレが多発するぼくなんかより全然レベルが
  格段に違っている。撮影のときの気持ちの入れようは、他の上海の方の
  Blogでも語られているほどだ。
  
  PENでも、どうやったらきれいな写真になるか。やはり光の加減なんだけれど
  それをどうやってだしているか。
  フラッシュをムービー用のものにしたり、そのせいで三脚がどうしても必須に
  なること。。。もう語る語る

     

                   
                   (2枚ともOLMPUSのHPより)
 
      そして今度はKYOKOさんがふる。
         家にAV機器がすごいって聞いたんだけど

      JINOさんは語る。DJができるようになっていること。そのときの
      ポイント。根っからこだわり派なのだ。
      
         Pさんと似てるね。全然ジャンルは別のところだけれど。

      KYOKOさんが感心したように言う。
      
   technocratというわけではもちろんない。そうではなく、ホントに機械が好き
   なんだと思う。MACもそう。iPHONEが欲しいときは言ってくださいね、
   と言っていたし。
   機械だけではない。道具全般だ。靴や服やクルマだって。

   そうそう、上海でクルマってどう運転するんですか?とKYOKOさんが聞くと
   運転の仕方のPOINTについて、怒涛のように語る語る。

       コーナリングがポイントなんです。中国のひとってのはね…


TECHNOVA/TOWATEI


   でも一番語ってくれたのは上海にいるすばらしさについて。
   上海にいるんだったらこうあるべきだって語る姿はやっぱり熱くって
   それは起業家としての眼で、そこを熱心にしない人はやっぱりごめんです。
   みたいな強さがあった。
   
   彼にとってぼくらはどう映ったんだろう。少し落胆させたりしなかった
   だろうか。。。

                     

    彼はぼくらのことについても聞いてくれた。でもぼくの仕事の内容は
    いまひとつピンとこなかったようだ。そりゃそうだろう。なかなか説明は
    難しい。 
    KYOKOさんの仕事は説明しやすかった。そしてお互いよくいく店や
    共通の知人のお話ができた。そして意見が違うこともあった。視点が
    違えば、あるいは感受性の違いでいろいろある。
                                        
        

    その熱さでこの店最後に締めるものはなんだろうと聞いてみると
    やっぱりうどんかラーメンです。と教えてくれた。残念ながらうどんは
    だしがもう終わっていたので、ラーメンになった。

    どんなに酔っ払っても、このラーメンで締めないと身体が落ち着かない。
    へろへろになってnodeから歩いてきた話で笑わせながら教えてくれた。

  

  そろそろRinNonが眠そうな雰囲気をだしてきた。あくびがでなくたってわかる
  のだ。ごめんね。君たちには楽しい話しではなかったかもしれない。

  けどパパは今夜はサイコーに面白かったんだよ。

                               

   Mr.JINOはすてきな帽子をかぶり、そのこだわりの靴を履いて
   ぼくらと一緒に帰路につく。

   今夜は本当に、ステキな夜になった。 

        

  

   今度いつかこのカウンターで飲むときがあるといいなと思う。

                  

  JINOさんは、ぼくらがタクシーに乗る直前までいっぱいいっぱい話をして
  くれた。彼にとっても今夜が特別であったなら、ほんとうにうれしいと思う。
  まるでたいやきのしっぽにまであんこが詰まっているように、彼は最後まで
  丁寧に、そしてやさしくタクシーのドアを閉めてくれた。

  それから自分もすぐ後ろに来たタクシーに乗り込んでいった。

  彼にたいやきの表現をしたらなんというだろう。

    最近は白あんとかカスタードののもありますよね?

  とかやっぱりこだわりの会話を繰り広げるかもしれない。
  それはそれでとても彼らしくていいと思う

       

  帰りのタクシーは真夜中になった凱旋路を北に走り、すぐに安顧路に当たると
  左に折れていった。

      

  そのときぼくは2つのことを考えていた。

  いまもう半分眠りかけているRinNon
  きょうの夜のことをきっと覚えていないだろう。でもこんなすてきな夜もあった
  ことと、そのステキだという意味をいつか話すときがあるといいなということ。

  そしてきょうの店「伴~KIZUNA~」には、とってもHappyな絆をいただいた   
  KYOKO
さんがひいちゃうほど熱いその店長さんに、ぼくも一度会ってみたい
  みたいものだということを。
  だって、本人がいなくてもこんな面白い夜だったのだから。


★炭火炙り焼き 伴~KIZUNA~
  上海市長寧区凱旋路1498号
  +86-21-3252-7058
  http://ameblo.jp/kizunakai/


       



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