Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

古北路×天山路 【あのときと変わらない夜に。】

2010年04月30日 | 中国つれづれ。

 食べおわったぼくたち3人は、もう一度天山路を古北路のほうに戻り
   タクシーに乗ろうかどうしようかとか言いながら、歩いていた。

 夜の古北路は食べ終わった人たちが、まだこれからはじまる夜のためにだろうか
 仕事おわりにはまだ遠く、にぎやかに過ごしている。

   

   ここは完全に下町で、ぼくの好きなエリアのひとつだ。
   バイクなのか、電動自転車なのか子どもを前に乗せたおじさんが通り過ぎ

                             

サザンオールスターズ せつない胸に風が吹いてた




   花やお菓子を積んだリヤカーがゆっくりあるいて呼び込みをするでもなく
   とぼとぼ歩く車道と歩道の間を

           

   ぼくはたのしそうに、カメラを  かまえて写真を撮る。
   上海にきたばかりのRinNonは少し警戒するみたいに歩いていて
   何年かたったころは、めんどっちいとか思いながら早く帰りたいなあと
   少し早歩きをしていたりするものだったけれど
   もうすぐ11歳になろうかという年頃は、もうすっかりこんな夜も受け入れて
   2人で屋台とリヤカーの間をぬって、はしってじゃれあい 笑い声をあげ
   ながらついてくる。
 
           

   彼女たちはもう6年目になる。上海に住む時間のほうが日本より長くなった。
   そういう気分はどんなのだろう?

       そのことはこのまえもママが言ってたけど…

   どう思うって言われても、とくに感想はないし住めば都だから両親が思うほど
   感慨はないし、日本の一部が思うほど大変だと思われる意味がわからないし
   現地のヒトが思うほど上海が最高  一番だと思うわけでもなく、彼女たち
   にとって今一番住んでて普通に面白いのが上海なのだろう。

 

     携帯のSIMカードやら、長距離電話カードを売るじさんはハーモニカを
     吹き、その横に二胡を弾くおじさんとあわせて、なんだか西方の音楽を
     練習するのか楽しむのか、楽しそうに演奏している。

     おかねを稼ぐために弾いているのか、商売あがったりなので休憩して
     いるのかわからないけれど、本当に自然に弾いていて、21時に近い
     夜の上海を盛り上げる。

                   

    麺と、それにトッピングするものをリヤカーにのせて、路上にお湯や
    座る即席簡易テーブルをおいて商売しているおじさんたち。

    麺にのせる野菜と香辛料関係のぷんとする生活感あふれる匂いのそばを
    越えていくと、ああここが下町なんだと思い出す。この匂いが真夜中も続き
    夜のネコと呼ばれる上海の人たちは、昼寝をしていたせいか元気よく
    遊んでみたり、しゃべりつづけていく。

       

    そこを過ぎると、茅台路がみえてこのあたりにしてはおしゃれできれいな
    佰威大酒店がみえる。

       

      パパは写真撮れて満足したし、どうしよう?タクシー  で帰ろうか?
      どっちでもいいよー

    ぼくらはめんのリヤカーの向こうから流してきたタクシーの1台に
    手をあげて乗り込むと、おとなしくおうちに帰った。

      



最新の画像もっと見る