Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

和音 【お昼はおでんかてんぷらね】

2010年04月10日 | 大阪chouchou(その他の場所)

 まあそうは言っても、毎日が休肝日  みたいなぼくにとって
    3日つづけて飲み会というのはかなりこたえたようで、今日起きると
    もう10時に近かった。そんなことはめったにないので自分でも驚いたし
    なんといっても、そんな時間でしかも休日であるにもかかわらず2日酔いで
    頭がいたい  というのは、なにか人生の一部をけずりとられたような
    損をした気分にもなって、風呂の準備をしながら でもすぐには入れそうも
    ない自分のようすに辟易としたりもしていた。

 
  なんか前日もそんなふうにぶつぶつ言って、風呂がどうとか言ってるような
  気がして、最近毎日二日酔いな気分の自分をおもいだして少しじぶんに
  苦笑してみたら、なんだか頭が軽くなったような…気がするわけがない。


    結局、11時前に無理して風呂に入ってみると、その効用なのか
    風呂上がりにはしゃっきりしてきてくれた。


   これならいけるかもしれない 

  きょうは、できれば少し南のほうまで足をのばしてお昼ごはんを食べに
  いこうと思っていた。できればJog しながらと思っていたけれど、この頭が万全
  ではない状況で走るのは気がひけたので、自転車ってことにした。

             

   木曜日。はなまるうどんを食べたあとに、鴻池新田に向かう途中、ちょっと
   気になる外観のお店をみつけていたのだ。

   おでんのランチ。    おでん   

   昼からおでんをはふはふ食べる自分は上海生活のころコンビニでおでんを
   買ったりは、ついにしなかった僕にはあまり考えにくい情景だったけれど
   ここは行けばなにかあるだろうと思って、自転車でこぎだした。

    土曜日の昼下がり、12時をすぎたばかりの店内は少し暗めに作って
      あって、イメージほどはひんやりとしていないのは南向きな間取りの
      せいか、それともすでに食事をおえてご近所さんなのかおばちゃんと
      会話に興じるマスタのおっちゃんのしゃべりのやわらかさのせいなのか。

   そこにジャージ姿のぼくが入ってきても、とくに違和感なかった。逆に
   所在なげにカウンターにすわってもじもじしていたぼくに、おじさんが
   ランチはおでんかてんぷらの2種類あることを告げてくれた。

   ぼくは少し考えててんぷらを注文することにした。

    今度、自転車で土日のどちらかランチで集合する計画があり、この店に
    したらそのときにおでんにすればいいや

   まあその程度の選択理由なのだけれど。

    

   コーナーにはかまどがどんと置いてあって、きっとごはんはおいしいんだろうな
   と期待させてくれる。

   いくつか写真を撮って、あとは本を読んでいると、その間にも先客のおばちゃん
   はどんどん話をしている。

   きっともうおばあちゃん、と呼ぶにふさわしい年齢の女性はずっと衛星放送の
   話をしている。どうやらマスタの奥さんと韓流ドラマのビデオのやりとりをして
   いるらしく、今度春のワルツを渡すべくいま録画しているんだと語る。

   マスタのおっちゃんは、うちはWOWWOW じゃないから見れないとずっと
   主張する。

    (おばあちゃん)いやそれじゃない、DVDが見れるんでしょ?大丈夫だよ
    (マスタのおっちゃん)DVDはうちでも見れるよ、衛星放送が見えないんだ。
    (おばあちゃん)じゃあいいやん。DVDみれるんならビデオ貸してあげる。
     でも見えるよ、うちだって衛星放送でみてるんだから。
    (マスタ)まあうちはWOWWOW 入ってないから見れないんだよ

    (くりかえし)…


 衛星放送のNHKでみてるんでしょ?おばあちゃん
 DVDって衛星放送の名前と違うーっ

   会話何往復すんねんーっ  的なツッコミをいれたくてたまらなかった
   けれど、流行の家電芸人ではないので、やめておいた。ぼくはあまり
   流行を追いたいわけではないのだ。

   それにその会話は耳に煩わしいものではなく、かえっておもしろかったのだ。
   だからぼくは、中村航の新作小説を読んでおくことにした。

      

  ランチがやってきた。できあがった順に運ばれてきたけれど、それでも味噌汁が
  最後にそろうまで、ぼくはいただきますをしないで待っていた。

  おりこうさんなわけではなくって、どんな彩りになるか興味があったからだ。
  やはりそろってみると店の外観と同様、考え込まれた揃え方になっていた。

  てんぷらはしつこい感じではもちろんなくて、塩も考え込まれている。
  おばちゃんはその塩や魚の手配もよく仕事がらしているらしく、仕入ルートの
  良しあしについての話題にいつのまにか変わっていた。
  やっぱり家電芸人になり変わって、突っ込む必要はなかったのだ。

              

  よかったのはこの味噌汁。菜の花がよかった。少し苦みがあるこの春の味。
  ここまで自転車できてヘルシーな一日を過ごそうとする自分へのごほうびな
  気がしたくらいだ。

 

  ごはんは当然おいしくて、ひじきやみそ汁で和食のランチ。この手の献立は
  自分では作れないので、とてもうれしかった。

  さっそく友達に自慢しようとメールしてみた。けどなかなかみんな反応が
  薄かった。ぼくの友達っていうのはみんなヘルシーな土曜日を過ごして
  いないのかもしれない

        

  この店は夜も営業しているらしく、閉店時間の欄が「店長体力次第」と
  なっている。

  まだ大学生の息子さんはひよっこだと、おばちゃんに語っていたのを洩れ
  聞いちゃった手前もあるが、まだまだ現役バリバリなぼくより体力ありそうな
  おっちゃんだったのできっと深夜までがんばってるんだろう。

  おでんを食べるなら夜かもしれないね 
                                                                 
★和音(KaMadoおでん)
  大阪市鶴見区浜2-3-43
  06-6912-0303  



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