ぽつぽつと小雨まじりの空模様は、それでも傘をささずにいても、やせがまんというほどでもなく
普通に歩ける。
工場での打ち合わせは終始なごやかだった。説明を求める、といっても本当に説明してほしかった
だけのようで、的確に資料を用意していた いちのきさんのおかげもあって、会議は無事予定時間より
少し早めに終了した。
少し時間がまだあるし、それにぼくは昼に鳥にいくものがあるので時間を少しつぶす必要がある。
ぼくらは、少し早めのランチをすませることにした。
商店街。昼時の買い物客でにぎわっているその向かいに…
パスタの店があった。
ALBARと書いたその店は、まだ12時には間があるせいか客はぼくたちが先頭だった。
窓際の一番いい席に座って、コースの取り方を説明をうける。それから3人でじっくり考えて
選ぶ時間が充分にあった。
ぼくはペペロンチーノが好きなのだけれど、珍しくクリームパスタにした。
きょうの会議の感想はすでに歩きながら終わってしまっていて、ぼくらはちょっとした普通の
何気ない会話を求めていた。
いちのきさんが実は結婚している話はきいていたけれど、まだ30そこそこの若い女の子だと
いうのはおどろきだた（失礼 
。しっかりしてるという意味なのだけれど）
そしてたいていの人が最初は驚くのだけれど、ぼくのいまの生活形態について述べる。
こういった場面では都合のよいネタなのかもしれない。時間的にも、起承転結にしても。
サラダとパンを食べながら、会話をしていると、なんだか会社に戻るのがおっくうになるほどだった。
AMの会議はうまくいき、そして・・・こうしてパスタもやってきた
うまし。
ペペロンチーノはいかわさんが注文していた。おいしそうに、そう3人ともなんだか
きょう出張にきたごほうびを堪能していた。
たとえば本に載っていた店だったとしても、おいしくないのはいろいろあるだろうし
たまたま食運が悪くて（トリコ風に言えば 
）おいしいのに当たらないことだってあるかもしれない。
雨が降ったこと、大阪駅近辺に店を探すのがなんだか大変そうだったこと。それから…
この店を選んだのはちょっとした偶然だったんだ。ペペロンチーノだって選んでないし。
それでもこのパスタはおいしかった。
コーヒーを飲んだら本当に今日は平日なんだってすぐに戻れないほどくつろいでしまっていた。
ちょうど12時近くなって、少しずつ、そして気づくとそれなりにちゃんと席が埋まりだしていた。
もう移動したほうがよさそうだ。
お勘定すると、割引券をくれた。当分来ないからと言ったのだけれど、やさしい店員さんがちゃんと
握らせてくれた。相談してこの沿線に住む同僚たちに配ることにした。
こうして、味の連鎖は深まっていくものなのかもしれない。クチコミってのはもともとネットの世界
だけのものではないのだから。
★ALBAR 庄内店
豊中市庄内東町2-1-6 2F
06-6333-2100
<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2706/A270601/27052624/" rel="tabelog e4db9a85aca5084256a0cca6ee3d141f12670bd3" target="_blank">ＡＬＢＡＲ 庄内店</a></strong><br />
<script src="http://r.tabelog.com/badge/google_badge?rcd=27052624&user_id=233592" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>
</div>
<p style="color:#444444; font-size:12px;">
<strong>関連ランキング：</strong><a href="http://r.tabelog.com/italian/">イタリアン</a> | <a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2706/A270601/R4951/">庄内駅</a></p>
