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Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

cafe GIC 【雨の日こそのんびりと】

2011年05月28日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 雨はまだぽつぽつと降り続く。

  シフォンケーキとコーヒーのデザートを食べ終わったぼくたちではあったけれど
  まだ時間は2時過ぎ。もう少しお茶をしてから帰りましょうということにした。

  ではどこに   24号線に入り、木津方面に車を走らせる。
  州見台あたりでいいかと思っていると、ふと野菜の即売をしている場所が…そして

       あ。そういえばこの辺に…あった・あのカフェは?
       ああ、いいやんいいやん。

  見えていたのは Cafe Gic

      

         横にあるエステサロン風  な店舗は閉まっているようだったけれど
         cafeはちゃんとやっていた。

                                 

      としこさんはちらっとみて、マフィンの多い店のメニューに少し考えてから「ここにしよう」と
      反応した。熟考型なのかもしれない

  
  

       湿度の多い外から中にはいると、きもちいい具合に乾燥があって、ほっとする。
    外界と内部の湿度の差が大きいせいか、冷蔵のショーケースもこんな感じ。

                    

       ぼくは先に選んで席をさがす。

      

         窓の外は、JRが遠くに走り、前には田んぼ。本当に田舎なのだ。
         としこさんは「福岡でいうと、大牟田とか筑豊とかそのへんの風景だね」と言って笑う。
         それは決して揶揄するものではなく、落ち着き度合を表現するかのように。

                     

   ゆくあてなく、流れてやってきた店には、年配の女性2人組だとかデートに使っているのか若い男の子と

   女の子だったり、長テーブルを全部埋めるほどではないけど、テーブル席を半分くらい埋めていて
   この店が根付いていることがわかる。

                                

     そのあとも、男性グループが入ってきたり、少しずつ少しずつにぎやかになってくる。
     こんな日には、いやな愚痴は軽めに語り、笑い話はばかっぽくにぎやかに語るのがコツだ。
     そうでないと、店の中にいる人みんなが湿っぽくなりそうな日。

  

     関西圏は早くも梅雨気配なのだから。 
     
    

        マフィンとコーヒーでひとしきり過ごしたぼくらは、腰重くたちあがる。
        ぼくは晩ごはんの準備で、スーパーマーケットに行きたかった。としこさんはつれてって
        あげるよと言ってくれたけど、この小雨もようの空みたく、だらだらと買い物してしまい
        そうだったので、さすがに申し訳なくて家まで送ってもらうだけにした。
     
     

★Cafe Gic
  京都府木津川市木津八色77-2
  0774-72-0141
  http://www.cafegic.com/



Sugar Babe 雨はてのひらにいっぱい


ungraine 【雨の日はやさしく】

2011年05月28日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 雨の週末。

  午前中は、家を貸していた関係の仲介会社と打ち合わせ。貸与期間中のキッチンの状態にどうしても
  納得ができず、現在調整中となっている。

  本日は実際に状況を見ながら今後の方針を打ち合わせ。確かに憂鬱になる日だ。
  前日には土曜日の予定はわかっているわけだから、なにか予定をいれておいたほうがいいに決まってる

       ちょうど、友人のとしこさんが、ぼくが先日載せていたイチオシのパスタやさん’ungraine’
       に行きたいとお話していたので、じゃあちょうど打ち合わせの終わる時間に案内しましょうと
       決めておいた。

       意外に、打ち合わせは早く済んで、あとは都度報告をもらう形となった。 

  としこさんは国道をまっすぐ走ってやってきた。これも意外に(たまたま一本道であったせいもあるけど)
  1時間もかからずに、ぼくの家に近くまで到着したと連絡が入った。

  としこさんの車は軽快な感じで、雨の道路でぼくが来るのを待っていた。
  たぶん彼女との親和性が高いのだと思う。


    

      その車に乗り込ませてもらって、ungraine への道を指示しながら雨の中を走っていく。
      かなり奥まった場所にあるのにまずびっくりするとしこさん。

      そのあと降りて少し歩くと、「えっ  」と反応する場所に店があることと、一転して
      「うわー、おしゃれだ…  」と反応するのを見て楽しむ。
      みんないつも同じ反応なのでおもしろいのだ。

                           

   いつもの、愛想のよい親しみやすいこんにちわをもらって、店に入る。
   きょろきょろ見回すとしこさんは、雑貨とか内装をみて「すごくいい。奈良でこんなところないかなって
   探してた  」とにこやかに興奮口調だ。

          

   きょうは雨のせいか、お客さんはまだなくて、ぼくらのあとに少し来た程度だった。まだ時間が少し早い
   のかもしれない。

   ぼくはいつものペペロンチーノを、としこさんはハムとアボガドのクリームソースのパスタを注文する。

  

   雨のせいで、店の中も外もなんだかすごく静かで、ぼくたちはのんびり過ごしている。
   ぼくは、この引越でのごたごたで、きょうも打ち合わせがあったんだとぐちってみる。
   としこさんのほうは、なんだか仕事がつまんないという話をして、そこから以前2人の
   関わっていたあたらしいシステム機能について少し語る。

                                      

     雨がぽつぽつ降るのを見ながら、仕事の話を続ける。
     としこさんは、この先の方向性をちょっと見失いそうになっていてずっと悩んでいる。
     確かに職能も部署も違うので、的確なadvice ができるわけでないのでそこは申し訳ないけど
     ある程度までしか言ってあげられない。まあこんな雨の日に、すてきな店を紹介するくらいしか
     できないので、これで少しでも気休めになればいいのにと思っている。

      いまコウモトくんが担当している切替がおわれば、また昔のメンバーってことで飲み会しようよ

                         

      そう言っているところに前菜がやってきた。

    スープと…

          

   そしてぼくの好きなplateだ。 野菜がいつもシャキシャキしている。それがうれしい。
   なんだかしかつめらしく食べるよりも、おいしいおいしいって食べているほうがもちろんいいし
   としこさんもそうしてくれているのが、ほんとうによかったと思う。

                                    

        パスタがやってきた。
        クリームパスタをあまり注文しないので知らなかったのだけれど、としこさんが

            わ。お花みたい

              と、ベクトルがかなり ’うれしい’ に振れたシグナルをみせるような声で叫ぶ。

            そうなんです。そう見ていただけるように作ってみました

        と、控えめに語尾を注意した、でもさりげない言い方で答えてくれる。
        ああ、きっとこの人は本当にステキな人なんだ…と思う。


    

        ぼくはいつものペペロンチーノ。きっとぼくは、このシンプルだけど、ぼくが作るといつも
        うまくいかないこのパスタが一番好きなのだとこの何年でようやく理解した。

        そしてその理解はこの店のペペロンチーノを食べたことに起因するのだ 

                        
 
     雨の日は、のんびりぼーっとしているのがありがたい。
     そうやって、食後のシフォンケーキとコーヒーを飲みながら話は続く。

       まだまだ雨はこぶりだけれど、やむ気配がなく、シフォンケーキはおいしいせいか
       すぐに食べ終わってしまった。


       ぼくらはコーヒーがなくなってしばらくまで話し続けて、ようやくこの居心地のいい
       場所をあとにすることにした。
       としこさんが、中の様子を興味深そうにキョロキョロしている間、ぼくは入口横のまるくてかわいい
       葉っぱの列を見るとはなしに見ていた。


★cafe du ungraine
  京都府相楽郡精華町東畑南山中2-1
  0774-93-1724
  http://ungraine.exblog.jp/




雨 - 森高千里


   むかし、この曲をよく知らない頃、大学生のときだったと思う。
   カラオケでサークル仲間で歌いまくっていたとき、ひとりの男が立ち上がってこの歌を歌ったのだ。
   その声の裏返り具合と、裏返ったまままじめに歌い続ける彼の様子に、笑い死にしてもいいやっていう
   くらいに、笑い転げた夜があった。

   それ以来、森高の雨っていうのは聞けばそのたびに彼の歌っている様子を思い浮かべてしまって
   笑ってしまうような癖をつけられてしまった

   何年もたって、森高もすっかりよいママになり、改めて聞き直すと雨の日に聞くにはとてもよい曲なのだ
   と思いなおす。アイドルとは一線を画していた彼女が、あえて能天気な曲をchart にぶつけていたころ
   だったのに、不思議なものだ(あ、でも渡良瀬川とかあるか…  )  

   雨の日に聞くには悪くない曲なんだよと気づいたのが、だいぶあとになってしまったけれど
   それでも、彼のせいなんて思わないし、なんだかひょんなタイミングで彼の歌を聴きたいなと、懲りずに
   思ってしまうこともあるくらいなのだ。

     



丸星堂 【あらためまして次の…】

2011年05月21日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 続きまして次のニュースです…

    そんな感じの音声と音楽が流れてきそうな朝は、こんな日にやってくる。
    結構健康的な朝を、とても早い時間に迎えるとそれは、なんだか得をした気分でなにかを
    外でしてみたくなるものだ。

    健康的に6時から空いているパン屋さんがある。

   

    いつも本日の一品と書いてあるパンがあって、それを選ぶのもよし、違うのもまたおいしそうだ。
    創作のものが多いのだろうか、ちっちゃなパンが50~70円なので、そいつを選んだらかなり
    バラエティに富んだ朝ご飯だ。

                             

    きょう2回目のパン屋さん。おうちの一室がパン屋さん。ちょっと不思議な感じだけれど、道のそばで
    バス停が近いせいか、買ってから平日に出勤する人もいるようだ。
    老夫婦が、愛想良く、それから静かにお客さんがパンをみるのを待っている。そんな静かな時間が
    ここにはある。

    ぼくはあまりにのんびりした日を過ごしてはいけないのだろうか、そんな風にまごついてみたりしそうな
    ほどなのだ。

    少し勇気を出して言ってみた。

          日記に書くので、写真撮ってもいいですか?

    あ、いいですよ とおばあさんが、おどけてポーズをとってくれる。
    ありがとうございます、とまじめに返してその状況を撮ろうとすると、「え?ほんとに撮るの?  」と
    はにかんで、ポーズをやめて隠れてしまったのが、なんだか微笑ましくって…

    パンと同じくらい、おいしい日になりそうな感じをくれた朝でした 


  

    いくつか頼むと、ひとつパンをおまけにつけてくれます(下の写真右… 

                       


★ブレッドギャラリー丸星堂
  京都府相楽郡精華町光台5-25-6
  0774-26-3280



<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/kyoto/A2607/A260703/26017717/" rel="tabelog 889b31d42eee7331535244ca25de4c16a1783436" target="_blank">ブレッドギャラリー丸星堂</a></strong><br />
<script src="http://r.tabelog.com/badge/google_badge?rcd=26017717&user_id=233592" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>
</div>
<p style="color:#444444; font-size:12px;">
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ungraine 【627日ぶりのごちそうさま】

2011年05月05日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 近くに来たときに、「あー寄ってみようかな」って思える店があるのは、それはとても
     幸せなことのひとつだといえるかもしれない。

     ungraine

     食べログにおいて、ぼくはこの店をお気に入り1番に押している
     山の中にある秘密の、のんびりしたパスタやさん。

     引越が一段落して、少し余裕のできた時間に、そっと出かける感じで ひとりのLunchに出かける。

  

    思えば前回RinNonときたのが最後だったか4人で行ったのが最後だったか、ずいぶんひさしぶりになる。
    それはどのくらいひさしぶりかと数えてみたら627日ぶりだった。
    2年ぶりではないけれど、1年半よりは多かったわけだ。

                  

         その店の前に立って、何もかわらない姿を愛でるように見る。覗きこむとたくさんのお客さん。

   あー…たくさん来てるなあ…
   
           そう…あの頃はいっつも2組か3組で、時計がカチカチいう音のするやつだったら、きっと
        その針の音が一番おっきなくらいだった。

        ぼくは、いつもここで本を読んでいたような気がする。

        それが、今日は満席に近かった。
        少し気恥ずかしい気持ちで、ドアをあけたらちゃんとぼくのことを覚えていてくれていた。
   
    おひさしぶりです  ちょっとどころでなく、でもあの懐かしい下駄箱に靴をいれてあがってみた。

    端っこのテーブルについてみると、そこにはいろんな家族が陣取っていた。
    右手には家族連れがデザートをぱくついていて、正面には、なんだか夫婦とその父親とその友人夫婦といった
    体のグループが語っていた。なんだか自信たっぷりにこの近辺の会社で勤務しているのであろうその仕事ぶりを
    話しあっている。

             なんだろう…傍からみるとなんだか不思議な光景になってしまうのだけれど、まるで家で
             話をしているかのようなその状況、環境を提供していることがすごいのだ。

    さっき入ってきた入口のほうから、注文をとろうとするお母さんのほうに言う声が聞こえる。

        あ。いまから注文とるなら、ペペロンチーノは大葉でもできますって言ってあげて。
       
    これには苦笑いしつつ、でもすごくうれしかった。明らかにぼくに対して言ってる

    ネギがきらいなことと、ペペロンチーノが好きなこと。ちゃんと覚えていてくれていることが
    ありがたいなと思う。

                           

        そして、ぼくはその通りにペペロンチーノを注文した。そしてその前にまず懐かしい前菜のプレートが
        やってきた


        ぼくはきょうは、なんだか本を読むの勿体なくて、でもそのままじっと、小さいころのRinNonのように
        おりこうさんにしているのも気恥ずかしくて、携帯をいじってみたりしながら、チラチラと店内を
        見渡していた。ついこの前に本屋さんの雑誌で、ungraineが大きな写真入りで紹介されているのを
        見つけてうれしかったことを思い出しながら、かわらぬ内装にホッとしていた。

               すみません。いま満席で…30分くらいしたら空くんですが…

        申し訳なさそうに言う店長さんの声が2~3度響いたと思う。そう…もうすっかり人気店になっているのだ

       
  

    そして、いつもより少し時間が経ったころに、遅くなって申し訳なさそうに、ペペロンチーノが運ばれてきた。
    でも、遅くなっているのとは関係なく、パスタはアツアツで  そしておいしかった。

         ぼくは以前、そう・・・あれはRinNonと料理を作り続けた夏の休みのときにペペロンチーノを
         自分で作ってみようとしたことがあった。

         そうしたら焼きそばになってしまった。

         こうやってみると Olive Oil がいかに重要なposition であるかを示しているように思えるし
         おいしいペペロンチーノならこのOil をうどんやラーメンのように飲みほしてしまいたくなるほどの
         愛おしさをもつから不思議だ。(もちろんぼくはそんな飲み干すようなことはしないのだけれど 

                         

       おなかいっぱいになったぼくは、ようやく人が減り始めた店内でまだくつろいでいる。

                

     そしてケーキがやってきた。
     飲むものはHot Coffee。最初から言わなくてもそう決まっていた。(とてもうれしい 

     ひとりでいるにはもったいない、そしてひとりでいるのがうれしい、そんな店の雰囲気はそのままで
     そしてこの店は人気店になっていた。


★cafe du ungraine
  京都府相楽郡精華町東畑南山中2-1
  0774-93-1724
  http://ungraine.exblog.jp/


      お勘定をするときに質問された。

          近くまで来られたんですか?
          そうですね、またちょくちょく来れるんですよ。
          え  それはうれしい

      ほんとにそんな気持ちで言ってくれるのは、ひさしぶりな出来事でぼくは面映ゆい分と
      あいまって’ごちそうさま’をうまく言えなかったほどだった。

      そうです。また近くに来れば必ず、ちゃんと定期的に来たい気分になるのです

手嶌 葵 Alfie


      少しずつ、有名になってきて そして今年にはbreak しそうなもの。
      ungraine と手嶌 葵はそういう意味で共通点がある。Burt Bacharach よりずっとかわいい声でいて
      それでいて確かな声量をもって、ぼくに迫ってくるというより、そっとそばに控えている感じに
      ぼくを上手に癒してくれる。

         

      


丸星堂 【なにもかも対照的な】

2011年05月05日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

  たまたま、朝をごはん食べる間もなく通り過ぎようとしていたときに

   通りがかったパン屋さんにはいる。

       

   老夫婦でやっているパン屋さんはなかなか値段もしていたし、いっけんなんだか
   お医者さんみたいな感じの家みたいな建物だけど
   パンはおいしかった。

   パン屋さんのreport にパンの写真をつけないのも変なので、次回にちゃんと書こうと思う。

  


夏祭り

2010年08月21日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 夜19時すぎにお祭りの小学校横公園で、現地集合。それが約束だった。

  

  少し早めについたぼくは、車を停める場所がないだろうと想定して
  いちばん近いけれどちょっと遠い場所にあるコンビニに車を停めて、
  木が生い茂る小路を歩く。

                  

  そろそろ近所の子供たちがみんな集まっていて、自分にもそんな時代があった
  ことをうっすらと思い出す。RinNonは浴衣を着ていくといっていたけれど…

     

  何周まわっただろう。坂の下の公園の遊具のあたりとか、トイレのあたり
  丘になったあたりに陣取る家族連れやら…いろいろさがしてみて
  30分以上。最後は電話で場所を教えてもらってやっと出会うことができた。

                  

   RinもNonも大人になっていた。ぼくは少し遠目にほーっとみてしまった。

    

   知らないうちに、ほんとうに知らないうちに子どもは大きくなっている。
   親の思う速度よりもずっと早く、そしてある面はずっと遅く。

   大きくなって応対に悩むところをみせるわけにもいかず、まごついている
   親はとても多くって、ぼくのまわりでも…いや自分の親だってそうだったと
   思う。そんなのを見るにつけ、どうして気持ちがわからないんだろう?
   伝わらないんだろうって思っていた。

   でも、こうやってすごいスピードで成長するRinNonを見たら、それだけで
   圧倒されてまごつく部分もあるんだなって…なんだかわかる気がした。
   そしてまだ成長していない部分に子どもとしても拠り処を求める親は
   いつかそれもすぐに打ちのめされて、とっかかりと失っていくんだなと。

           

   今回は、なにもここに住んでいるわけではないので、とくに何の分担も
   ないかわりに買うものもなにもないので、すっかり他人行儀に眺める
   このお祭りは、いまはすっかり暗くなった夜の帳の中で、ぼーっとテントが
   浮かび上がっていたり、

       こうしておもちゃの蛍光色が浮かび上がって

  

   その色と光の数と、それを眺める家族連れが何倍もいるってことがなんだか
   とても他人行儀にみえた。その状況のおかげで、ぼくはRinNonといがみ合う
   こともないかわりに、会う日数を抑えている。

   どちらがいいのかなんて誰にもわからないし、当事者のぼくらにしたって
   Best Practice であろうとも思わないけれど、そのstyle はそれはそれで
   「ひとつのかたち」なんだって、だれかにわかってもらいたい気がした。



JITTERIN' JINN / 夏祭り


   たぶんその願いはとても、むずかしいことは この熱さがいつまで続くの?
   と問われたときに偏西風の流れが変わるとき、としか答えられないのと
   同じくらいむずかしいんだって

   わかっているので


        この前のKorean Dinner を苦く思い出しながら、遠くにみえる
        生駒山とか、ぶんぶん振り回す姪っ子のおもちゃの光とかを


   ずっと眺めていた。



                

   Nonは浴衣を自分で色を選んだらしく、とてもよく似合っていた。
   大人にみえるとしたら、よりNonのほうがそうなのだけれど、残念なことに
   宿題をさっぱりしていなかったらしい。
   それを責められていたので、「本当?」と聞くとそれだけに涙をぽろぽろ
   流して、そうなんだと口に出さずに主張しづらそうにしていた。

         そう。まだ11歳なんだもの 

      

   RinはKYOKOさんの昔の浴衣を羽織っている。RinはいつもKYOKOさんを
   追いかけているようにみえる。けれど感覚で生きているKYOKOさんと
   理詰めで前に進もうか考えるRinでは外観は同じでも、なかなかお互いを
   理解して手本にするには難しいことがある。

   そのせいか、Rinはいつも中であがいているわりには外からみると無気力に
   みえている。11歳ではどうしていいかわからないのだろう。
   難しいところだ。いつか目の前に答えがぼーっと見えてくるのを待つだけ
   しかないのだろうか。

   もしかしてほかの人には「KYOKOにそっくりになって…」と言われて
   ほめられていたとしても。難しいものだ。

    

    宿題してないならそろそろ帰ろっか

      うん

    RinNonが答える。宿題はぼくの家でやるものだと思ってるのかも
    しれない。それはそれで悪くない。

          

  コンビニまでの路は暗くて、でも間接照明の如く、ぼーっと白い灯りが
  続き、ふだんは頼りない灯なのかもしれないけれど、今夜はお祭りだけに
  却って、こんな灯のほうが風情があって、いいような気がした。

    

     それはゆっくり歩くからかもしれない。そうだろう。
     きっとくらいか明るいかの境が、気持ちの問題なのだとしたら
     それはゆっくり歩くかせかせか歩くかのsituation に依存するからだ。

                            

     手前のおうちで、義父母や義妹の一家にさようならを言って
     ぼくらはその近くにあるコンビニまでいく。

     停めさせてくれたお礼でもないけれど、車中30分ほどかかるあいだの
     飲み物を買う。

     明るいなかで、改めて2人の浴衣姿を眺めてぼくは目を細める。


       


   以上が、ずっとずっと毎日暑い、変な年の夏祭りのできごとだ。
   お盆だし夜は涼しくなったね、とか季節の変わり目を意識して切なくなる
   例年の「ハレとケ」的な、節季に基づくできごとではなく、すっかり別の
   事柄のせいで、ぼくには特別な夏祭りとして記憶していくことになった。



      そう、心中はおろおろしてしまうような夏だったのだ。 


福茂千 【すれちがう日々】

2010年08月13日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 少し暗くなるころ、渋滞の163号線を抜けて奈良に到着する。

    きょうはKYOKOさんの実家にいき義父と、義妹の旦那との食事。
    当初は奈良駅の近くで、とのことだったけれど急遽変更で押熊の
    中で実施。

  去年一度いったことのあるKOREAN RESTAURANTにむかってあるく。

     

  お義父さんはすっかり去年きたことを忘れていた。そしてあまり店員さんが
  愛想がわるいわけじゃないんだけど、慇懃無礼的な感じでいいイメージが
  残っていないことも。

  少し不安もありながらも、でも2人で歩いていくと、義妹の旦那さん、まらき
  くんもすでに店で待っていた。

                 

  案の定、個室を予約していたのに通っておらず、とくに部屋がないからという
  理由でお詫びもなにもなくテーブルに通される。 このあたりはこれが
  ルールなんだろうか・・

       

  ここで携帯を忘れていたことにきづき、一度実家まで取りに戻る。
  戻ってきたとき、すでに鍋は始まっていた 
  
  

   ここからどんな話になったのかはあまり書かないでおく。
   たいていのことは書いてしまうけれど、あまり気乗りしないことは
   そうでなくてもいいんじゃないかと思ったりする
                                    

                          

   店はなんだか気に入らない応対が多くて、とても食べ物はおいしい
   気がしたのだけれど、なんだか味気ない食事になってしまった気がする。

    

       おいしいものを食べて、それでも楽しくのんびりしないのは
       それはそれでよくないね。


★癒羅里福茂千 真弓店
  奈良県生駒市真弓4-1-2
  0743-72-3303
  http://www.fukumochi.co.jp/information_yururi.html



   食べおわって家に戻ってみると、いつもと違う感じでリラックスしている
   RinNonの姿があった。ひろい家にいてのんびりしているようだ。
   ちゃんと宿題をするスケジュールをNonに渡して、少し離れている間の
   注意事項をお話する。守ってくれるか心配なんだけど

   そうやっていると、食べているころから感じていた頭痛がかなりひどく
   なってしまった。少し横になっているとましになるかと、薬がないので
   じっとしていたけれど、ますますひどくなっていく。

            結局家に帰ることにした。薬もないので不安だったし
            なんだかそのまま泊まるのも元気がなくなりそうだった。

                                          


イオンのわたがし

2010年08月08日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 少し雲ゆきが悪くなってきて、早めに奈良に戻してあげないと…と相談し
    少しずつ生駒山を越えていった。

    昨日パスタを作る前に、いろいろ買い物をしたイオンにもう一度いく。
    ここは大日ではなく登美ケ丘だ。

                    

    わたあめ。 金魚すくい…etc… そう。屋台がでていたのだ。

     わたあめは子どもだけなら1つ無料でと書いてあって、Rinがいらないと
     言う。え?いらないの?と思っていると甘いものがキライなはずのNonが
     欲しいという。お祭り的なものが、甘さに優先するのだろうか…

  

    と、思ったらやっぱり甘ったるくてだめだったらしい…
    ちょっと優先順の条件設定を間違ったようだ…

    苦笑いしてRinにもわけて食べてと言っている。
    えー と苦い顔をして甘ったるいわたがしを食べるRin。
    どうやらべたつくのがいやだったらしい。
    Rinはいつも対人関係が苦手でコミュニケーションをとるくらいなら
    自分のやりたいことをがまんする傾向があるのだと、まわりによく
    言われて、そう思われている。
    自分もそのころそうだっただけに、きっぱり信じてたんだけど
    なんだか最近そうではないようにも感じる。

    一応ちゃんと考えてるんだ、とも思える。
    べたつくわたがしがキライなように、べたつくのがキライになってる
    だけじゃないだろうか。

    それならそれで悪くはない。

    それも彼女をこれからかたちづくっていく、personarityの構成要素
    なのだから。



lecca / ちから


    そうはいっても、きっとRinはNonより、そういうところにきっと苦労して
    いくだろう。本を…もっといい本を読んで勉強しなさい。
    そんなことは誰も教えてくれなくって、自分で中に作っていくしかない
    んだってことを今回は少し教えてあげて、そのことは理解してくれたんだ
    けれど、きっと外側を重視しようとするまわりの大人がきっと彼女を
    邪魔して困らせるだろう。

    自分の考え方を強く出せるように、いまはがんばってほしいなとおもう。
    そういうのが大事な時期には、大事なことがなかなか見えないものだから。


   

    わたがしは2人がかりでも食べきれなかったようで
    甘いだけのproposalには、彼女たちも満足できないようになってきている。

    それがおとなになっていくってことなのだ 


JE ILEDE 【日本人はDonutsがお好き】

2010年07月25日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 RinNonを奈良まで送っていく。

   すると、きょうもすごく暑いなか、エアコンが効いているのかいないのか
   「強」にしたまま車を走らせて生駒山を越えていく。

       

   「早めに返してくださいね。明日からおでかけなので」。義母にそう言われて
   いたのだけれど、家に着いてみると留守だった

   そこから3人でしばらく放浪してしまった。
   イオンに行ってみたり、アピタに行ってみたり…
   ぶらぶらして、どうにか3時近くまで過ごしたすえに、KYOKOさんの実家に
   降ろしてあげた。

   また一週間がんばってね 帰りに気になっていた近くのドーナツやさんへ。
   Rinは甘いものが大好きなのだけれど、Nonはキライ
   というわけでドーナツを選択することがほとんどないのだ。
   この店は気にはなっていたのだけれど、2人と離れてから改めてはいる
   ことにした。(Rinごめん 

  

    もともとはイルドフランスがあったところだけれど、いまはドーナツやに
    なっていた。

     あれ   今度もILEDE?ってことは模様替えってことか…

              

   場所柄もあると思うけれど、とてもお上品な店構えの中にある。
   ちょうど道がカーブになるところ、駐車場にもすっと入ることができる。
   (少しスペースが狭いけれど)

     

  中はカフェになっていて何組かが静かにお茶の時間をお楽しみだったけれど、
  本日は1人なので、そのままtake out を選択。

           

   同じようにドーナツをtake out するお客さんも、かなりいるようでぼくが
   買う間も何組かが出入りしていた。
   ドーナツ以外にもケーキなどがあった。そのせいだろうか、ドーナツは
   こんなふうに   1個ずつくるまれている。

  

    檸檬味と、ちょっとKrispy Kreme との比較もしたくってクリーム味。
    どちらも家で食べたけれど、とてもサクッとおいしかった
    次は3人でカフェに使ってみようとおもう。

★JE ILEDE 本店
  奈良市西登美ヶ丘4-2-10
  0742-44-2553
  http://www.ile-de-france.jp/
  http://www.piccolo-mondo.co.jp/


かたちからはいるstyle

2010年07月24日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou
 RinNonを迎えにいく途中で食器を買う必要があった。
    イオンの雑貨屋さんで購入するか…ほかにあったかなあ…
    さすがにIKEAまで行くのは気がひけていたぼくは、車でならやま大通りに
    入ったときに思い出す。

  そして急いで左折して入ってみた。ACTUSと提携しているSHOPがここに
  あったのだ

     

  少し小さめの幅の駐車スペースにはぎっしり車が停まっていて、人気店で
  あることがわかる。ここではCDくらいしか買ったことがなかったのだけれど
  今日は食器があるかということだった。

  それも幸運なことに…食器のバーゲンだった。

  

  きょうのオムレツを入れたら映えそうな感じのガラスのお皿を2枚買って
  ほかにもいろいろ見たけれど、それはさすがに高そうだったので

  満足して車にもどる。

                            

   ACTUS系列のお店に来るのはひさしぶりだ。
   最後にいったのは伊丹空港だったろうか…
   けっこう食器やインテリアに気にしない生活をしていた気がする。

        

   なんだか少しだけ、晴れ晴れとした気分になって、車に乗り込む。
   今週の料理はオムレツです。
   いっしょに豚しゃぶをサラダにすることにしました。  

★advance
  生駒市真弓2丁目14-2
  0743-78-8501
  http://www.actus-interior.com/shop/area/advance.html
  http://www.interior-g.com/29/all_1010/