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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

10枚目スケジュール予想、7月27日選抜発表、8月30日神宮でステージ初披露、10月8日CD発売 [10Jul14]

2014-07-10 16:00:00 | 芸能
先日、9枚目「夏のFree&Easy」初回限定盤特典である「発売記念スペシャルプレゼント」の内容が発表され、9月23日(火祝)に「お茶会」が開催されることが告知されました。

乃木坂公式サイトの関連ページ

これで個別握手会、全国お話し会、「お茶会」と、9枚目に関する特典イベントの日程が以下のように出揃いました。

(表1) 9枚目「夏のFree&Easy」特典イベントの開催日程

個別握手会
[第1回] 7月13日(日) パシフィコ横浜
[第2回] 8月2日(土) 東京ビッグサイト
[第3回] 9月13日(土) 京都パルスプラザ
[第4回] 9月21日(日) ポートメッセ名古屋
[第5回] 9月28日(日) 幕張メッセ
[第6回] 10月18日(土) パシフィコ横浜

全国お話し会
[第1回] 7月19日(土) 京都パルスプラザ
[第2回] 9月20日(土) ポートメッセ名古屋
[第3回] 9月27日(土) 幕張メッセ

「お茶会」
9月23日(火祝) 都内某所


ということで、これらの情報から、10枚目シングルの発売日や選抜発表日を予想してみたいと思います。

実は、9枚目のこの「お茶会」、過去に例のない繰り上げ開催となっています。

(表2) 5枚目以降の「お茶会」「最終全国握手会」「最終個別握手会」の日程的関係

5枚目「君の名は希望」
最終全国 =9日=> 最終個別 =48日=>「録音会」
=17日=> 6枚目発売

6枚目「ガールズルール」
最終全国 =70日=> 最終個別 =35日=>「お茶会」
=10日=> 7枚目発売

7枚目「バレッタ」
最終全国 =64日=> 最終個別 =20日=>「お茶会」
=11日=> 8枚目発売

8枚目「気づいたら片想い」
最終全国 =35日=> 最終一つ前個別 =7日=>「お茶会」
=11日=> 9枚目発売 =12日=> 最終個別

9枚目「夏のFree&Easy」
最終一つ前全国 =1日=> 最終二つ前個別 =2日=>「お茶会」
=4日=> 最終全国 =1日=> 最終一つ前個別 =20日=> 最終個別


5枚目、6枚目、7枚目では、「お茶会」あるいは「録音会」は、全国握手会と個別握手会がすべて終わってから開催されていて、いわば最後の特典イベントという位置づけでした。

そして、「お茶会」のあと、10日から17日おいて、次のシングルが発売されるという流れです。

しかし、8枚目「気づいたら片想い」では、個別握手会を一つ残した状態で「お茶会」が行われます。

CDリリースは従来通りと言える11日後でしたが、この「お茶会」日程が、前作の握手会を残したままでの歴代初の「前倒し」新曲発売につながっていきます。

そして、9枚目「夏のFree&Easy」では、何と、個別握手会を二つ、全国握手会を一つ残した状態での「お茶会」開催となっていて、「前倒し」がより激しくなっています。

乃木坂の「組閣」参加以来、AKB48グループと同じような、こういった「前倒し」を気にせず行うようになっていて、「48」化が進んでいる印象を強く受けます。


ただ、「お茶会」と次のシングル発売日の間隔は、上表赤字で示したように、8枚目を含め、すべてのシングルで10日から17日の範囲に入っていて、変わっていません。

そこで、この間隔を使って、10枚目シングルの発売日を予想してみます。

(表3)「お茶会」開催日から予想する10枚目CD発売日

# オレンジ色は予想日の意

「お茶会」 (09/23) == 01日 ==> 10枚目発売 (09/24)
「お茶会」 (09/23) == 08日 ==> 10枚目発売 (10/01)
「お茶会」 (09/23) == 15日 ==> 10枚目発売 (10/08)
「お茶会」 (09/23) == 22日 ==> 10枚目発売 (10/15)
「お茶会」 (09/23) == 29日 ==> 10枚目発売 (10/22)


10日から17日という範囲を素直に当てはめれば、10枚目シングルの発売日としては、10月8日(水)が最有力候補になります。

ここで、一つ考慮すべきは、10月29日(水)にAKB48の38枚目秋シングルが発売される可能性が高いことで、乃木坂のシングル発売は、「兼任」である生駒里奈のこともあって、出来るだけ時間をずらしたいところです。

そういう意味から考えると、2週間前となる10月15日(水)あたりが、10枚目発売のタイムリミットかなという気がします。


ところで、(表2)の9枚目シングルにおける「お茶会」前後の日程にも表れていますが、9月下旬に、特典イベントのラッシュが発生します。

(表4) 9月下旬に予定されている特典イベント

9月20日(土) 第2回全国お話し会 in ポートメッセ名古屋
9月21日(日) 第4回個別握手会 in ポートメッセ名古屋
9月23日(火祝)「お茶会」
9月27日(土) 第3回全国お話し会 in 幕張メッセ
9月28日(日) 第4回個別握手会 in 幕張メッセ


なんと、9日間で地方遠征も含めた5個のイベントをこなすという、常軌を逸した過密スケジュールです。

まあ、AKB48グループではよくあることだと思いますが、乃木坂もついにここまで来たかという感じです(笑)。

ただ、これほどイベントを集中させるのは、9月中に9枚目の特典を出来るだけ消化しておきたいという意図があるようにも見えます。

そうであれば、目的は10枚目を早く出したいということしか考えられないので、「お茶会」の日付と合わせて、10月に入って時間を空けず、10月8日(水)、遅くとも10月15日(水)というのが、妥当な発売予想日じゃないでしょうか。


次に、10th選抜の発表日を考えましょう。

(表5) 選抜発表とCDリリースの日程的関係

1枚目選抜発表 == 06週 + 3日 ==> 1枚目発売
2枚目選抜発表 == 06週 + 3日 ==> 2枚目発売
3枚目選抜発表 == 09週 + 3日 ==> 3枚目発売
4枚目選抜発表 == 10週 + 3日 ==> 4枚目発売
5枚目選抜発表 == 09週 + 3日 ==> 5枚目発売
6枚目選抜発表 == 10週 + 3日 ==> 6枚目発売
7枚目選抜発表 == 07週 + 3日 ==> 7枚目発売
8枚目選抜発表 == 09週 + 3日 ==> 8枚目発売
9枚目選抜発表 == 08週 + 3日 ==> 9枚目発売


「乃木坂って、どこ?」で選抜が発表され、その選抜が担当するシングルが発売されるまでの間隔は、3枚目以降、かなり一定していて、7週~10週プラス3日の範囲に入っています。

そこで、10枚目シングルの発売を10月8日(水)あるいは10月15日(水)とした場合の、10th選抜の発表日を計算してみました。

(表6) 10枚目発売日から予想する10th選抜発表日

# オレンジ色は予想日の意

10枚目選抜発表(07/27) =10週 + 3日=> 10枚目発売(10/08)
10枚目選抜発表(08/03) =09週 + 3日=> 10枚目発売(10/08)
10枚目選抜発表(08/10) =08週 + 3日=> 10枚目発売(10/08)
10枚目選抜発表(08/17) =07週 + 3日=> 10枚目発売(10/08)

10枚目選抜発表(08/03) =10週 + 3日=> 10枚目発売(10/15)
10枚目選抜発表(08/10) =09週 + 3日=> 10枚目発売(10/15)
10枚目選抜発表(08/17) =08週 + 3日=> 10枚目発売(10/15)
10枚目選抜発表(08/24) =07週 + 3日=> 10枚目発売(10/15)


乃木坂の運営は、「乃木坂って、どこ?」での選抜発表に関して、予告編による告知と番組での発表放送の間に握手会が入ることを、なるべく避けようとする傾向があります。

その観点からすると、8月3日(日)は、前日である2日(土)に東京ビッグサイトで第2回個別握手会があるので、避ける可能性が高い。

となると、7月27日(日)、8月10日(日)、8月17日(日)、8月24日(日)が、候補として挙ってきます。


ここで考えなければならないのは、以下のスケジュールで行われる「真夏の全国ツアー」です。

(表7) 「真夏の全国ツアー」日程

大阪市中央体育館
8月16日(土) 昼公演(開演11:00)、夜公演(開演17:30)

福岡国際センター
8月21日(木) 昼公演(開演11:30)、夜公演(開演18:00)

仙台ゼビオアリーナ
8月24日(日) 昼公演(開演11:00)、夜公演(開演17:30)

日本ガイシホール (愛知)
8月26日(火) 昼公演(開演11:30)、夜公演(開演18:00)

明治神宮野球場 (東京)
8月30日(土) 夜公演(開演17:00)


これらのライブは、9th選抜最後の大仕事となる筈で、流れから言えば、ツアー終了後に新選抜を発表した方が、収まりが良いのは確かです。

また、8月30日(土)の最終公演である神宮において、スタジアムの電光掲示板に、メンバーの名前を表示しながら10th選抜を発表するなんて、サプライズが大好きな運営からすれば、是非ともやりたい企画のような気がします(笑)。

しかし、昨年の代々木ライブ夜公演での選抜サプライズ発表は、かなりの批判を受けたし、「乃木どこ?」を差し置いての先行発表は、テレビ局との関係から見ても、望ましくないでしょう。

さらに、翌8月31日(日)の「乃木どこ?」で選抜を発表するスケジュールにすると、以下のように、7週プラス3日と急いで10枚目を発売しても、AKB48の秋シングル発売の1週間前となり、通常の間隔である9週プラス3日とすれば、11月に入ってしまいます。

(表8) 「真夏の全国ツアー」直後、8月31日に選抜発表した場合の10枚目CD発売予想日

10枚目選抜発表(08/31) =07週 + 3日=> 10枚目発売(10/22)
10枚目選抜発表(08/31) =08週 + 3日=> 10枚目発売(10/29)
10枚目選抜発表(08/31) =09週 + 3日=> 10枚目発売(11/05)
10枚目選抜発表(08/31) =10週 + 3日=> 10枚目発売(11/12)


11月に入っての発売であれば、9月下旬に、超過密スケジュールで「お茶会」を行う意味がなくなってしまいます。

従って、「真夏の全国ツアー」が終わってからの新選抜発表は、魅力的ではあるけど、その後の特典イベント日程やCDリリースを考えると、今回は、昨夏の6枚目「ガールズルール」から7枚目「バレッタ」選抜のケースと異なり、ツアー前の選抜発表の可能性が高いと思います。


ただ、神宮で乃木坂46初のスタジアムライブを行う以上、ここでの10枚目表題曲披露は、ぜひぜひやりたいところです。

次の表は、6枚目「ガールズルール」以降、シングル表題曲がどのタイミングでステージ初披露されたかを示しています。

(表9) シングル表題曲のステージ初披露のタイミング

#「タイトル」右横の数字は、選抜発表からStage初披露までの日数

6枚目「ガールズルール」41日
選抜発表 =41日=> Stage初披露* =6日=> MV公開 =26日=> CD発売
*2013/06/01(土)「16人のプリンシパル deux」大阪公演2日目舞台

7枚目「バレッタ」28日
選抜発表 =24日=> MV公開 =4日=> Stage初披露* =24日=> CD発売
*2013/11/03(日)「ロックの学園 2013」

8枚目「気づいたら片想い」27日
選抜発表 =27日=> Stage初披露* =4日=> MV公開 =35日=> CD発売
*2014/03/02(日)第6回「バレッタ」個別握手会 in パシフィコ横浜

9枚目「夏のFree&Easy」35日
選抜発表 =29日=> MV公開 =6日=> Stage初披露* =24日=> CD発売
*2014/06/15(日)「16人のプリンシパル trois」千秋楽舞台


表題曲のステージ初披露は、MV公開の前だったり、後だったり、そこはシングルによって異なりますが、選抜発表とステージ初披露の間隔は27日から41日の範囲となっています。

そこで、8月30日(土)の神宮でのステージ初披露の場合、(表6)から導いた四つの選抜発表予想日、7月27日(日)、8月10日(日)、8月17日(日)、8月24日(日)について、そのタイミングを計算してみました。

(表10) 10枚目表題曲が神宮でステージ初披露されると仮定した場合の10th選抜発表候補日との間隔

10枚目
選抜発表(07/27) =34日=> Stage初披露* (08/30)
選抜発表(08/10) =20日=> Stage初披露* (08/30)
選抜発表(08/17) =13日=> Stage初披露* (08/30)
選抜発表(08/24) =06日=> Stage初披露* (08/30)
*2014/08/30「真夏の全国ツアー」最終公演 in 明治神宮野球場


過去の範囲である27日から41日に入っているのは、7月27日(日)に選抜発表するケースだけです。

さらに、選抜発表からステージ初披露は、ダンスをマスターする時間も含まれていますが、全国ツアーに向けた練習に多くの時間が取られるので、6日や13日はさすがに無理で、20日でも厳しく、やはり34日は欲しいところじゃないでしょうか。

スタジアムライブを行うのに、新曲発表を行わないなんて、ちょっと考えられない話なので、そこに表題曲のステージパフォーマンスを間に合わせることは、選抜発表日を決める際、結構、大きな要素になる可能性があって、そうなると、7月27日(日)が選抜発表の最有力候補となります。


さらに、8枚目と9枚目の個別握手会応募は、のりしろのように日程を重ねて、切れ目のない「連続応募」になっていて、CD売り上げによるお金が、途切れることなく運営に入ってくる形になっています。

(表11) 8枚目から9枚目への「連続応募」

05/01(木)~05/02(金):8枚目第13次
05/08(木)~05/09(金):8枚目第14次
05/09(金):9枚目第1次

05/11(日):9th選抜発表

05/15(木)~05/16(金):8枚目第15次、9枚目第2次
05/22(木)~05/23(金):8枚目第16次、9枚目第3次


こういったテクニックは、10枚目でも踏襲される可能性が高く、9枚目個別の売れ行きが、あまり芳しくない現状を考えると、出来るだけ早く、次のシングルにつなぎたいという気持ちは出てくるでしょう。

(表12) 7月27日(日)新選抜発表の場合の9枚目から10枚目への予想される「連続応募」

07/24(木)~07/25(金):9枚目第12次

07/27(日):10th選抜発表

07/31(木)~08/01(金):9枚目第13次、10枚目第1次
08/07(木)~08/08(金):9枚目第14次、10枚目第2次
08/14(木)~08/15(金):9枚目第15次、10枚目第3次


(表13) 8月10日(日)新選抜発表の場合の9枚目から10枚目への予想される「連続応募」

07/24(木)~07/25(金):9枚目第12次
07/31(木)~08/01(金):9枚目第13次
08/07(木)~08/08(金):9枚目第14次

08/10(日):10th選抜発表

08/14(木)~08/15(金):9枚目第15次、10枚目第1次
08/21(木)~08/22(金):9枚目第16次、10枚目第2次
08/28(木)~08/29(金):9枚目第17次、10枚目第3次


7月27日(日)の新選抜発表であれば、9枚目13次受付から、10枚目第1次を始めることが出来、 まだ9枚目に勢いがあれば、様子を見ながら、14次あるいは15次と、10枚目スタートを調整することが可能です。

一方、8月10日(日)であれば、10枚目は9枚目15次以降のスタートとなって、8枚目から9枚目への接続と、ほぼ同じパターンとなります。


9枚目シングルの個別握手会応募受付は、オリコン初動集計締め切り日との関係で見ると、8枚目より5日早くスタートしていて、8枚目で第8次分までの算入だったものを、9枚目では第9次分までを初動にカウントさせています。

つまり、9枚目初動は8枚目より、1次分だけ多く入っているんですが、それでも推定で3万枚以上、個別握手会によるCDの第1週売り上げは減少していて、トリックを使っても、枚数低下をカバー出来ないところに、乃木坂が現在直面している問題の深刻さがあります。

7月27日(日)選抜発表で10月8日(水)CD発売の場合、翌週から応募を始めれば、第1次受付終了日からオリコン初動集計締め切りまで72日となり、9枚目における65日をさらに1週間上回って、第10次分まで算入させることが可能になる。

運営はシングル毎に販売方法を「レベルアップ」させることを好むし、個別握手会の売り上げが全体として落ちている現状では、是非とも応募開始を早くしたいところで、そういう観点からも、7月27日(日)を選ぶという気がします。


とうことで、10枚目シングルのスケジュールとして、7月27日(日)の選抜発表、8月30日(土)神宮スタジアムでの表題曲ステージ初披露、10月8日(水)のCD発売を予想しておきます。

まあ、例によって、大外れする気もしますが(笑)、外れた場合は、日程を決める際、ここで指摘したこととは別のものが重視されたことになって、それはそれで運営の考え方を知る手掛かりになるので、一応、予想は出しておくことにします。

また、もし7月27日(日)の「乃木どこ?」で選抜が発表されるのであれば、今日明日にも収録があっておかしくないわけで、ファンとして心の準備をしておいた方が良いんじゃないかということで、早めに予想を書いておこうかと。

10枚目は、夏休みを利用出来るので、9枚目と違って、年少メンバーが多く入るんじゃないかと、何となく予想しているんですが、センターが誰になるのかも含め、毎度のこと、期待と不安が交錯しますね。


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(速報) 9枚目「夏のFree&Easy」オリコン初日37万5千枚、乃木坂歴代初の初日前作割れ [09Jul14]

2014-07-09 20:30:00 | 芸能
9枚目「夏のFree&Easy」のオリコンによる初日売り上げ(7月8日付)が発表され、37万5千枚と判明しました。

7月8日付のオリコンCDシングルデイリーランキング

以下の表は、歴代シングルの初日売り上げ枚数と第1週売り上げ枚数、つまり初動を示していて、乃木坂史上初めて、初日が前作割れを起こしたことになります。

凡例
シングル番号 初日売り上げ枚数 ==> 第1週売り上げ枚数 (初動と初日の差)「タイトル」

1枚目 08.5万枚 ==> 13.6万枚 (+5.1万枚)「ぐるぐるカーテン」
2枚目 11.1万枚 ==> 15.6万枚 (+4.4万枚)「おいでシャンプー」
3枚目 15.0万枚 ==> 18.7万枚 (+3.7万枚)「走れ!Bicycle」
4枚目 19.0万枚 ==> 23.3万枚 (+4.3万枚)「制服のマネキン」
5枚目 20.4万枚 ==> 24.2万枚 (+3.8万枚)「君の名は希望」
6枚目 28.6万枚 ==> 33.7万枚 (+5.1万枚)「ガールズルール」
7枚目 34.7万枚 ==> 39.5万枚 (+4.8万枚)「バレッタ」
8枚目 38.7万枚 ==> 45.8万枚 (+7.1万枚)「気づいたら片想い」
9枚目 37.5万枚 ==> ???万枚 「夏のFree&Easy」


個別握手会による売り上げ枚数は、完売状況からのシミュレーション計算で30~31万枚と推測されるので、一般流通CDの売り上げ枚数は、初日時点で6~7万枚ということになります。

初日から初動への積み上げは、過去8枚シングルの平均が4万8千枚、これをそのまま当てはめると、9枚目初動は42万3千枚が期待出来ます。

ただ、積み上げの多くは店頭販売によるもので、全国握手会が「お話し会」に変わったことなどを考えると、平均を下回る可能性もあり、AKB48襲撃事件の影響がどこまで出るのか、これから1週間の数字が注目されます。


また、初動が前作と同じになるには、8万3千枚の積み上げが必要ですが、それは前作の7万1千枚という突出した積み上げ枚数をも越えるレベルで、なかなか難しく、初動前作割れが極めて濃厚と言わざるを得ない状況です。

明日、個別握手会第9次応募終了後の完売状況が発表される予定で、その分までがオリコン初動に算入される可能性が高く、より正確な推測値が出せると思います。

乃木坂の右肩上がり時代が終わりに近づきつつある雰囲気になってきましたが、問題なのは、個別握手会による売り上げは、7枚目をピークにして、8枚目、9枚目と実質的に減少を始めていて、襲撃事件とは関係なく、すでに人気の低落傾向が表れていることです。

やはり、選抜メンバーを握手会人気で決めるような極端な握手会主義を改めないと、乃木坂の再浮上はどんどん厳しくなっていくでしょう。

初日前作割れという事実は変えられないけど、そこから何を学んで、何を改めるのか、それこそが一番重要であると思います。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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フライングゲットの午後、9枚目共通C/Wは選抜曲、「無口なライオン」MV監督は湯浅弘章氏 [08Jul14]

2014-07-08 20:30:00 | 芸能
いや~、生まれて初めて「フライングゲット」なるものをやってしまいました(笑)。

昨日のブログで、「無口なライオン」MVの監督は、岩井俊二氏ではないだろうか?、と書いたため、9枚目「夏のFree&Easy」が気になって、気になって。

発売日の前日に、CDショップの店頭に並ぶという噂を聞いたことがあって(笑)、昼過ぎ、少し時間が出来たので駅前の「新星堂」へ行ってみました。


ところが、アイドルコーナーにAKB48の「ラブラドール・レトリバー」は並んでいいるものの、「夏のFree&Easy」は影も形もない。

ん~、やはり明日にならないと出てこないんだ、まあ、当たり前か、と帰ろうとしたんですが、隣町の百貨店みたいなスーパー最上階にもっと大きな「新星堂」があったのを思い出した。

車ならさほど時間は掛からないので、ダメ元で見るだけ見て行こうと、そのまま向かってみたんですね。

その店も、やはりアイドルコーナーはAKB48が主流で、乃木坂は「Birthday Live」のDVDが「2ND YEAR」と「1ST YEAR」しか置いてないように見えた。

店員に訊ねれば早いんですが、最初の店も、ここも、昼日中に、いい年のおじさんが「あの、ですね、乃木坂46の、な、なつのですね・・・」と言い出すのは、なかなか気が進まない(笑)。

新曲のフライングゲットは、どこか都心部にある、ごく一部の店での話で、普通は、乃木坂のCDそのものがあまり置かれてないんだと、やや寂しい気分で店を出て、ふと振り返ってみた。


するとなんと、店の入り口に「ニューリリース」の棚があり、なーちゃんがヘビメタライブのファンみたいに御神輿されている、例のジャケット写真が引き伸ばされて置かれている。

何でしょう、外国で久しぶりに日本人に会ったような、この感動は(笑)。

おお~、あるじゃないかと、喜んだのも束の間、写真の横、CDが陳列されているべき場所は空っぽで、何も置かれていない。

そのまま立ち尽くしながら、すぐ左にあるレジへ向かって、チラチラと目線を送るんだけど、カウンターにいる二人の店員は、一人の客が延々と繰り出す音楽談義をどう終わらせるかに集中していて(笑)、全然、気づいてくれない。

さすがに、ここで帰るわけにいかないので、「ニューリリース」コーナーを指しながら、意を決して「あの~、これなんですが」と、話しかけてみたら、人の良さそうな男性店員がやって来た。

「乃木坂の新譜って、明日にならないと並ばないんでしょうか?」と訊ねると、何か重大な問題の核心にいきなり触れられたかのように、一瞬「おおーー」という表情をして、やや慌て気味で、

「ちょっ、ちょっと、お待ち下さい」。


ひょっとして、シングルの前日発売って、ハリーポッター並にヤバいことで、「フライングゲット」って闇取引きなのか?と思いたくなる風情で(笑)、レジ脇の段ボールをごそごそ探し始めた。

覗いてみると、何とあるじゃないですか、「夏のFree&Easy」が何枚も。

これはラッキー、ここまで来た甲斐があったと思ったら、店員から、衝撃の一言が。

「あの~、タイプBがですね、予約のお客様分しかなくて」

「えーーーーー!、Bがない?」

こちらの激しいリアクションに驚いたのか、

「はっ、はい、すいません、大変に人気のあるグループでございまして、予約の方が・・・」

もっ、もちろん知ってますよ、前作は店頭で11万8千枚売っていて、オリコン初動は45万8千枚ですよ、まあ、握手効果ってやつが入っているので、楽曲のヒットと言えるかどうかは、また別の議論になっちゃうんだけど、

という文章が頭に出てきたけど、さすがに口には出さずに、ヘラヘラ笑いながら、「そうですか~、ないんだ~」と返しただけっす(笑)。

でも、見たところAとCはそれぞれ十枚近く段ボールに入っているのに、Bだけないなんて、「無口なライオン」、めちゃめちゃ人気なんじゃないのかと、残念な中にも、嬉しさがこみ上げてきて、結局、AとCの初回限定盤と通常盤を、ガチの定価で買ってしまいました。


しかし、タイプBを手に入れないと、「無口なライオン」MVの監督が確認出来ないという無念さが募ってきて、お金を払いながら、「別の新星堂に行けば、Bがあったりしますかね?」と思わず言葉が出てしまいました。

すると、あなたの熱いお気持ち、しっかりと受け止めましたよ、ってな決然たる眼差しでこちらを見つめながら、「もちろん可能性はございます、近くにも店はございますし、吉祥寺店まで行けば多分」。

吉祥寺は二駅も離れていて、そんな車の停めにくい大都会にタイプBだけを買いにいくのも、時間もあれだし、と迷っていると、

「こいつは確実に行くな、ジョージに」

と思われたのか、

「お客様、もし宜しければ、私が電話して予約をおとり致しますが。何と言っても人気のある方々で、その方が間違いないですよ」。

乃木坂を人気グループと言われると、こんなに嬉しいものだとは思わなかった。

何だか顔がほころんで「そうですか~、予約ね~」なんて表情になってたんでしょう、「予約、予約」としきりに勧めてくる。

さすがに、そこまでは良いですよ、僕は通りすがりのライトファンなんで、といった気持ちで、何とか店員の「予約」攻撃をかわして店を出たんですが、ひょっとして、新星堂では、予約客を見つけると、何かマージンでも入るんでしょうか(笑)。


車に戻ってスーパーの駐車場を出て、「さあ戻らないと、時間が」と運転していたけど、本来、横切るべき井の頭通りで、勝手に腕がハンドルを回して、右折で入っちゃった(笑)。

あの店員に見透かされたように、「これは行くしかないな、吉祥寺」という気分で、「オレはライトファンではなく、かなり重症なコアファンかもしれない」と真剣に悩みつつ、結局、吉祥寺駅近く、五日市街道沿いの駐車場にピットインです(笑)。

最初、ごく近所の店に行くだけのつもりだったので、ジャケットなどは羽織らず、ごくラフな格好で、つまり全然イケテナイ出で立ちで、住んでみたい街ランキングで常に上位に入る、おしゃれなジョージをとぼとぼ歩くはめに。

吉祥寺は、本当に歩いている人みんなオシャレなので、私の生活圏のように、ぶらぶら歩いていると、知らず知らずの間に、東京と埼玉の県境を何度も横切っているカジュアルな街とは違った、ワンランク上のファッション的気合いが必要なんですね(笑)。

大学生活のため上京した直後、見事に穴の空いたジーパンで吉祥寺を歩いて、生まれて初めて「少し、着るものは気をつけた方がいいな」と思った時以来の、何だか恥ずかしい気分で、タイプBを求めて、その当時「ロンロン」と呼んでいた「アトレ」の新星堂へ。


実は、大学時代、吉祥寺が乗り換え駅だったので、この新星堂はよく行ったことがあって、JR改札すぐの場所から、奥に移転してたけど、同じフロアにあって、すぐに分かりました。

先ほどの妙に熱いやり取りの余韻が残っていて、店に入るなり、近くにいた若い女性店員に、「乃木坂46の新譜って、置いてますか?」と勢い込んで訊ねたら、ジロっとこちらを一瞥する感じで、

「これです」。

何と、我々の立っているすぐ横に、乃木坂コーナーが設置してあって、AとCが、縦置きで8枚くらいずつ並んでいる。

ああ、忙しいのに申し訳ないっす、すぐ目の前にあたったのねと、ビジネスライクな応対にやや凹みながらも、Bは大丈夫か?と目線を移すと、Bも同じようにたくさん並んでいて、燦然と輝きを放っている(笑)。

そのまま、遂にフライングゲットです。


ヨドバシカメラ向かいのスターバックスに入り、さっそくBを開封してみました。

何でしょう、腕でCDを覆って、周りのお客さんから、なるべく見えないようにしながら、開封しようとするこの心理は(笑)。

で、「無口なライオン」MVの制作陣を見てみると、監督は、岩井俊二氏ではなく、湯浅弘章氏でした。

7枚目「バレッタ」で伊藤万理華の個人PV「万理華」を担当した方ですね。

また、5枚目「君の名は希望」では、橋本奈々未の個人PV「拝啓、橋本奈々未様」を手掛けています。


湯浅氏が乃木坂のMVを撮るのは、多分初めてじゃないでしょうか。

夏休み中の突然の転校、三角関係、大人への抵抗など、「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」と設定が近かったので、「無口なライオン」MVの監督は、岩井俊二氏あるいは一緒に仕事をしてきた方と考えたのですが、全然、違うようです。

もしストーリーやイメージに類似性があるのだとすれば、それはオマージュということですね。

あるいは、思春期にある少女たちの物語を描くと、少なからぬ人が、岩井俊二氏の世界を思い出すのかもしれません。

一種の「原型」となってしまうほど、岩井氏の作り上げたものが素晴らしく、鮮やかであったのだと思います。


上に挙げた二つの個人PVは、とても好きな作品なんですが、「無口なライオン」MVの物語とは、かなりテイストが異なっています。

また、押井守氏とともに作品を手掛けてきたことからも、湯浅弘章さんには、こういったMVを撮るイメージはあまりないんですが、どうなんでしょう。

ただ、今回は、TypeA収録の「その先の出口」MVが、女同士のストレートな「バトル」だったので、それと全く雰囲気の異なるMVとして、岩井俊二風の繊細な少女物語となったのかもしれません。

自分の得意分野とは異なるイメージ世界を求められて、「無口なライオン」MVが誕生したのだとすれば、プロとして、さすがの腕前だと思います。


「無口なライオン」MVの監督としては、岩井俊二氏の他に、山戸結希さんという若い女性クリエーターの名前も挙がっていました。

「あの娘が海辺で踊ってる」(2012)で鮮烈なデビューを飾った新進気鋭の監督で、「天才」という言葉が出てくるほど、非常に評価が高いですね。

私は、山戸さんのことを知らなかったのですが、今回の「無口なライオン」MVの監督予想を通して、名前を見つけ、ぜひ作品を見てみたいと思っています。

予想は外れたけど、色んなクリエーターのことを知ることが出来たし、小粋なフライングゲット体験もあって(笑)、9枚目シングルで、ちょっと幸せな時間を過ごせました。

まあ、水曜日にはオリコン初日の売り上げ枚数が出て、一気に現実に引き戻されますが、それとは別に、初回限定盤の個人PVやMVをゆっくり楽しみたいです。


正式な情報が手に入ったので、9枚目に関して、以下にまとめておきました。

またハンドブックの方にも、最新の楽曲情報を反映させています。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック



# MVのある曲は、曲名をクリックすると、YouTubeの動画が始まります。音声などにご注意下さい。

9枚目 (発売2014/07/09)「夏のFree&Easy」

全曲の作詞:秋元康

A0 夏のFree&Easy
作曲:井上トモノリ
編曲:橋本幸太
参加メンバー:選抜全員 (17人)
松井玲奈、白石麻衣、西野七瀬(センター)、橋本奈々未、松村沙友理、若月佑美、秋元真夏、桜井玲香、深川麻衣、生駒里奈、衛藤美彩、井上小百合、斉藤優里、星野みなみ、大和里菜、堀未央奈、高山一実

MV監督:丸山健志

A1 何もできずにそばにいる
作曲:角野寿和
編曲:京田誠一
参加メンバー:選抜全員 (17人)
松井玲奈、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、松村沙友理、若月佑美、秋元真夏、桜井玲香、深川麻衣、生駒里奈、衛藤美彩、井上小百合、斉藤優里、星野みなみ、大和里菜、堀未央奈、高山一実

A2 その先の出口
作曲:Carlos K.
編曲:Carlos K.
参加メンバー:選抜の一部 (9人)
白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理、深川麻衣、秋元真夏、高山一実、衛藤美彩、大和里菜、松井玲奈

MV監督:中村太洸

B 無口なライオン
作曲:Shusui、ヒロイズム
編曲:Shusui、ヒロイズム
参加メンバー:選抜の一部 (8人)
西野七瀬、生駒里奈、桜井玲香、若月佑美、星野みなみ、井上小百合、斉藤優里、堀未央奈

MV監督:湯浅弘章

C* ここにいる理由
作曲:長谷川湊
編曲:Carlos K.
参加メンバー:アンダー全員 (16人)
中田花奈、市來玲奈、伊藤万理華(センター)、齋藤飛鳥、能條愛未、川村真洋、永島聖羅、畠中清羅、伊藤寧々、中元日芽香、北野日奈子、樋口日奈、和田まあや、川後陽菜、斎藤ちはる、新内眞衣

MV監督:近藤大介

D 僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
作曲:中土智博
編曲:中土智博
参加メンバー:選抜の一部+アンダーの一部 (7人)
西野七瀬、桜井玲香、若月佑美、井上小百合、斉藤優里、伊藤万理華、中田花奈


シングル参加人数:33人 {選抜17人(1期15人2期1人兼任1人)+アンダー16人(1期14人2期2人)}
シングル構成:SSUsUsAUsa



最後までよく分からなかった共通カップリング曲「何もできずにそばにいる」は、「ガールズルール」と同じ角野寿和氏の作曲でした。

また、歌唱メンバーは選抜全員で、9枚目のシングル構成は「SSUsUsAUsa」でした。


嬉しかったのは、アンダー曲「ここにいる理由」の歌唱メンバーに市來玲奈が入っていたことです。

MVには出ていたけど、CDに名前が載ったのは、最後の作品として、大きな意味があると思います。

市來さんにとって、苦しいことも多かった一年だったと思うけど、乃木坂とがっぷり組み合って、懸命に頑張ってきた日々は、今、彼女が考えているより遥かに大きなものを、彼女に残したと思います。

「ここにいる理由」の歌唱メンバー欄に刻まれた「市來玲奈」という名前を、大きな誇りにして、次のステップに勇躍、進んで下さいませ。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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「乃木坂って、どこ?」で増す星野みなみの存在感、「無口なライオン」MV監督は岩井俊二氏か? [07Jul14]

2014-07-07 18:30:00 | 芸能
昨夜放送の「乃木坂って、どこ?」、個人的に大満足でした。

何と言っても、星野みなみのロケがあって、笑顔のアップが頻出するのが最高にグッドです(笑)。

中心となる内容は恒例のヒット祈願で、9枚目シングルは、茨城県にある世界最大のブロンズ立像、牛久大仏のお掃除。

スカイダイビングやバンジーと違い「飛び降りない」ので、まだマシに見えるけど、逆に落ちたら終わりということで(笑)、これはこれで相当に怖かったと思います。

とくに、大仏様の頭部にたくさんある渦巻き状の髪の束、「螺髪(らほつ)」の掃除がヒット祈願のメインで、命綱のロープを自分で緩めながら、地上120メートルで作業するのは、並大抵のことじゃないでしょう。

しかし、さすがに乃木坂メンバー、根性があります、じゃんけんで勝ち抜いた、というより事実上、負け抜いた(笑)、深川麻衣と斉藤優里が二人で、頭頂部にある10個の螺髪を雑巾でキレイに拭いて、見事にミッションクリアです。

強風で危険ということで、頭頂部のみに限定したそうですが、螺髪を前に、ゆったんがヘラヘラと笑いが止まらなくなってしまったシーンに、かえって恐怖の大きが表れていました(笑)。

大仏の足元を泣きながら、這いずり回って掃除した、高所恐怖症の大和里菜と堀未央奈を含め、みさなさんご苦労様でした。


という感じで、ヒット祈願のVTRが終わったんですが、星野みなみと松井玲奈が当日ロケに行けなかったので、申し訳ないということで、別日に、二人だけで埋め合わせをやってきたとのこと。

新緑と木漏れ陽が美しい、穏やかな六月某日、ニコニコ笑顔のみなみと松井さんが、公園の石階段を二人で上るシーンでVTRがスタート。

大所帯グループでは、こういう二人だけのショットは、すでに羨望の対象になるようで、他のメンバーから「何これ~?」と、さっそく不満の声が上がります(笑)。

場所は上野公園だそうで、二人が向かった先は、顔部分だけがレリーフとして安置されている「上野大仏」。

全然、高くない平地にある大仏のお顔を、二人でせっせと掃除してヒット祈願終了です。

茨城ロケに行ったメンバーは、命の危険を覚えながら牛久大仏を拭いたわけで、「何だかなあ~」という空気が、当然、スタジオに漂いますね(笑)。


この大仏様、元は高さ6メートルほどの釈迦如来坐像だったのが、1923年、関東大震災のときに頭部が落下し大破、仏像全体を撤去して、上野寛永寺が胴部分と共に保管していたのだけど、第二次世界大戦中、ほとんどの部分が、金属資源として、軍に供出を余儀なくされて消失したそうです。

しかし、復活を望む声を受け、1972年、残った顔面部分をレリーフとして、現在のような形で祀るようになったとのこと。

VTRの方は、みなみの背丈くらいのお顔を二人で掃除して、適度に良い汗をかいた後、松井玲奈が好きだという、浅草花月堂の「元祖ジャンボめろんぱん」税込み200円を、公園のベンチに座って二人でご賞味あれっす(笑)。

このメロンパンかなり大きくて、サクサク美味しそうで、パン大好きみなみが、やや瞳孔を開きながら、最高クラスの笑顔をキラキラ弾けさせ、ぱくぱく、ぱくぱく、まあ幸せそうです。

ん~、ロケというより、爽やかな季節、上野公園で過ごす小粋な午後ですね(笑)。


画面一杯にみなみのチャーミングな美味し嬉しい表情が炸裂する一方、もちろん、スタジオは大ブーイング(笑)。

「メロンパン食べるの、いるかな?」という日村の当然の疑問に、

そこがあるからこそのヒット祈願

とニコニコ平然と答える星野みなみ。

なるほど、ヒットしている人気メロンパンを体に取り込むことによって、9枚目シングルのヒットを狙うという、奥深い意味があったんですね、このシーンには(笑)。

スタッフによる、みなみの確信犯的特別扱いで、メンバーを唖然とさせてオチをつけるのが、「乃木どこ?」の定番手法になりそうな気配が漂ってきました。

「極端に可愛いお姫様的ヒール」とでも言うべき役だけど、みなみならではのポジションなので、これからが楽しみです。

白石麻衣の「これじゃあ、メロンパンがヒットしちゃう」というナイスなツッコミを引き出せたのも、大きな収穫だったし(笑)。


ところで、上野大仏の建立は、関ヶ原の戦いから30年ほどしか経っていない1631年、江戸時代初期のようで、かなり古い大仏様です。

また、地震、大火、戦争を乗り越えてきた歴史があって、上野大仏の掃除、案外、ご利益は大きいかもしませんよ。

私は、上野公園の近くに住んでいたことがあるけど、この大仏様のことは知らなくて、祈願成就の対象として、存在をテレビで放送したことだけでも、意味があったと思います。

個人的には、こんな感じで、みなみが歴史遺産などを巡りながら、美味しいものを食べ歩くなんていう企画をやって欲しいですね(笑)。

まあ、紹介するのがパンだらけになる可能性があるけど(笑)。




話は変わりますが、「無口なライオン」のMV、かなり評判が良いですね。

ダンスシーンがないのに、ここまで評価が高いのは、凄いことです。

どんな手法であれ、出来が良ければ、視聴者は満足するわけで、一にも二にも、作品のクオリティということなんでしょう。

ただ、MVの監督が誰かについては、まだ情報が出ていないようです。


「シャキイズム」や「ガールズルール」を作った柳沢翔氏ではないかという説が囁かれていましたが、ご本人がツイッターで、自分ではないと否定されています。

また、いまむらけいすけ氏が、「気づいたら片想い」と連続でMVを撮影したとツイートしていて、カメラマンとして参加されたようです。

作曲は、ヒロイズム氏が自分と周水氏の共作だと明かしていて、制作陣についてあれこれ情報は出ているのですが、監督さん、あるいは企画者の名前は、なぜかまだ出てこない。

MVを公開しているのに、なぜ制作スタッフの全容を明かさないのか、毎度のことながら、乃木坂運営のやることには不可思議な点が多いです。


しょうがないので、MVの内容から、ちょっと推測してみましょう。

ドラマを見ていて感じたのは、中心となる西野七瀬、若月佑美、桜井玲香以外のメンバーは、生駒里奈がふられるシーン以外、ソロで登場したり、本人のキャラが使われているような場面がほとんどないので、監督もしくは企画者は、乃木坂メンバーのことをあまり詳しくは知らないのではないかという気がします。

ただ、8枚目表題曲「気づいたら片想い」のMVは、乃木坂との付き合いが長く、個々のメンバーを丁寧に撮る印象のある柳沢翔氏が監督でしたが、主役である西野七瀬と白石麻衣、橋本奈々未の三人が前面に出て、他のメンバー、とくに3列目は存在感が希薄でした。

おそらく、企画がCMプランナーである澤本嘉光氏だったため、監督が柳沢氏であっても、従来とは少し違う作りになったのだと思います。

ということで、監督が乃木坂をよく知っていても、企画者がそうでなければ、MVに反映されないことがあるかもしれません。


しかし、「無口なライオン」のMV、これまで乃木坂が出してきたMVを想起させるシーンが、結構、多いんですね。

若月佑美が携帯メールでみんなに招集をかけるのは、7枚目表題曲「バレッタ」のMVと似ている。

また、最後のキスシーン、音楽を一度止めて、歩き出す西野七瀬に合わせて、再び曲をスタートさせるのは、「気づいたら片想い」MVを彷彿させます。

さらに、海辺でのパーティーシーンで、星野みなみ、斉藤優里(?)、井上小百合の三人が、赤い果実を手にもって横たわっているのは、7枚目アンダー曲「初恋の人を今でも」のMVを暗示しているようにも見える。

このように、過去のMVを思い起こさせるシーンが散りばめられていることから、やはり乃木坂のMVを手掛けるのが、ほぼ初めての人じゃないかという気がします。

そういう人物であれば、乃木坂の映像作品を作るにあたって、これまでのMVは、貴重なヒントになる筈で、じっくり見て制作に臨む可能性が高い。

そして、星野みなみを演出する手掛かりが、「初恋の人を今でも」のMVであって、本人と直接会った経験ではないということが起こりえるでしょう。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


では、その監督は誰なのかということですが、思春期の少女の繊細な心理の動きを、事件性のない日常風景の中で、美しい映像詩を通して描き出す。

さらに、人間ドラマの中心に「三角関係」を据え、友情と性愛がないまぜになったような、未分化で甘酸っぱい空気感を画面にみなぎらせる。

このMVを見ていると、岩井俊二監督の「花とアリス」(2004)が頭に浮かんできます。

鈴木杏と蒼井優が演じる女子高校生が、一人のボーイフレンドを巡って三角関係となるドラマで、岩井氏が脚本から作り上げた映画です。


さらに、フジテレビで1993年に放送された岩井俊二監督の「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」は、両親の離婚で夏休みの間に引っ越しすることになった奥菜恵が、小学校のクラスメイトである男の子と花火大会を観に行く話で、二学期には転校して学校を去っていくなど、「無口なライオン」MVと、よく似た設定となっています。

この物語でも、ほのかな三角関係や、大人の論理に反発する子どもの、儚く切ない抵抗が、夏の夜の美しい風景の中で描かれていて、テーマ、手法ともに、非常に似ています。

こういった密接な類似性を考えると、「無口なライオン」MVの監督は岩井俊二氏本人か、あるいは、岩井氏と一緒に仕事をしてきた人物と見るのが妥当という気がしてきます。


「無口なライオン」MVで印象的だったのは、西野七瀬に口づけされた若月佑美が、驚いて目を開け、マジマジとなーちゃんを見るのではなく、ひたすら黙って目を閉じていたことです。

朝の情報番組で、若月が明かしたように、これは制作スタッフからの指示だったようです。

物語中、もっとも感情が高ぶっている筈の場面を、「動」ではなく、「静」によって表現するというのは、制作者の徹底したこだわりであって、監督が誰なのかを解く、大きな鍵ではないかと思います。

「バレッタ」と「気づいたら片想い」のMV制作に関わったCMプランナー系のクリエイターは、作品のインパクトにこだわって、「静」より「動」を選択するというイメージがあるので、「無口なライオン」MVでは、企画としても、監督としても、参加していない気がします。

やはり、台詞より、表情や風景で表現するイメージのある岩井俊二氏が、こういった演出手法からも、監督候補として有力じゃないでしょうか。

いずれにせよ、ファンの間で評判の良いMVなので、監督あるいは企画立案者の名前を教えて欲しいですよね。



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9枚目「夏のFree&Easy」初動予想は39万枚、しかし前作割れより深刻な人気格差の拡大 [05Jul14]

2014-07-05 20:00:00 | 芸能
「Japan Expo」での乃木坂46のライブは、パリ時間の7月4日(金)午後に予定されていて、すでに現地は5日(土)になっているので、おそらく無事に終わったのだと思います。

ライブも含めてイベントの数が凄まじく多いので、乃木坂の情報がなかなか入ってこない中、「Japan Expo」の英語サイトに、「乃木坂登場!」的なニュースが載って、新内眞衣の写真がトップになっています。

乃木坂メンバーが楽天ブースに現れ、フランスのファンと交流したときのものだそうで、いくつか載せられている写真には、中元日芽香、川後陽菜、伊藤寧々、新内眞衣の四人が写っていて、選抜メンバーはいなかったようです。

このイベントがライブと近接した時刻に行われたので、選抜メンバーはすでに LIVE HOUSE に行っていて、この4人がブースでの交流会を引き受けたのかもしれません。

ただ、現地の記者は乃木坂のことをよく知らない上に、ライブの写真は、著作権もあって載せづらいのかもしれません、初めて姿を現したメンバーを素直に写真に収めて記事を書いて、選抜に帯同したアンダーメンバーが中心の画像が配信されたんじゃないでしょうか(笑)。

まあ、センターとか、フロントとか、そんな話をしても、余程のファンでなければ、パリでは「?」だろうし、これはこれで楽しいですね。

金曜以降、乃木坂の出番はないようなので、おそらく今日か明日には、帰国するんじゃないでしょうか。


ところで、トークとライブは金曜日なのに、メンバーは確か火曜日くらいに旅立ったことから、「Japan Expo」の前に、何か仕事があったのかもしれません。

「Japan Expo」への参加自体が楽天絡みなので、一番考えられるのはコマーシャルの撮影ですね。

あるいは、「Kobo」を手にしたメンバーが、パリの街で云々といったCMなのかも(笑)。

まあ、ライブの様子も含めて、徐々に情報が出てくるでしょう。

「Japan Expo」英語サイトのニュース記事



さて、9枚目「夏のFree&Easy」の発売が来週に迫ってきて、今日は、初動予想を出してみたいと思います。

毎回、当たらないのが恒例となっている予想だけど(笑)、あれこれ考えることに意味があるということで、今回も懲りずにやってみます。

まずは、木曜日に判明した9枚目個別握手会第8次応募終了後の完売状況です。

(表1) 9枚目個別第8次応募終了時点で1部以上完売を出しているメンバーの推定売り上げ枚数による順位

凡例
[順位] (完売部数/担当部数, 前次からの積み上げ完売部数) メンバー名

[1] (30/30, 0) 白石麻衣 西野七瀬 秋元真夏
[1] (30/30, +2) 橋本奈々未 深川麻衣
[6] (27/30, +2) 桜井玲香
[7] (25/30, +2) 松村沙友理
[8] (24/30, +4) 衛藤美彩
[9] (17/30, 0) 若月佑美
[10] (3/30, 0) 堀未央奈
[11] (2/30, 0) 高山一実
[12] (2/29, 0) 生駒里奈
[13] (2/21, 0) 永島聖羅
[24] (5/5, 0) 松井玲奈

# 完売部数ゼロのメンバーの順位部分は載せていない
# メンバー名の色は、「1期10」(白石、西野、秋元、深川、橋本、桜井、松村、衛藤、若月、生田)が黒字、それ以外の1期メンバーである「1期20」は緑色「2期」はオレンジ色
# 生田絵梨花は一時休業で、9枚目個別握手会には参加していない


握手会スター10人である「1期10」のメンバーは、順調に完売部数を伸ばして、30部全完売が5人となりました。

一方、それ以外の1期メンバーである「1期20」と「2期」からは新たな完売が出ず、1部以上完売を出しているメンバーも、高山一実、生駒里奈、永島聖羅、堀未央奈の4人だけです。

ところで、これまで「1期10以外」と呼んでいたグループは、「1期20」と表記することにしました。

「1期10以外」だと、「2期」が入るイメージがあるし、「以外」というのは、メンバーにちょっと申し訳ないので(笑)。


(表1)の「+」が付いた数字を足したもの、つまり7次からの積み上げ完売数は12部で、これで781部中257部の完売となっています。

以下の表は、7枚目、8枚目、9枚目の第8次応募後について、グループ別の完売部数、担当部数、完売率、推定売り上げ枚数、完売人数、平均完売部数を示したものです。

(表2) 7枚目、8枚目、9枚目の個別第8次応募終了時点でのグループ別の売り上げ関連データ

凡例
シングル番号第8次応募後「タイトル」個別による推定売り上げ枚数 (前次からの積み上げ枚数)
完売部数(前次からの積み上げ完売部数)/担当部数 [完売率, 推定売り上げ枚数, 完売を出している人数/総人数, 1人当たりの平均完売部数]:グループ名

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入
# 桁数を揃えるため、上位桁に「0」を挿入している数字がある


7枚目第8次応募後「バレッタ」37.8万枚 (前次から+1.1万枚)
261部(+09部)/288部 [90.6%, 19.2万枚, 10/10人, 26.1部]:1期10
079部(+07部)/266部 [29.7%, 13.6万枚, 16/20人, 04.0部]:1期20
018部(+04部)/110部 [16.4%, 05.0万枚, 07/13人, 01.4部]:2期
358部(+20部)/664部 [53.9%, 37.8万枚, 33/43人, 08.3部]:全体


8枚目第8次応募後「気づいたら片想い」34.2万枚 (前次から+1.2万枚)
264部(+10部)/294部 [89.8%, 19.5万枚, 10/10人, 26.4部]:1期10
027部(+05部)/330部 [08.2%, 10.7万枚, 10/20人, 01.4部]:1期20
006部(+01部)/135部 [04.4%, 04.0万枚, 03/12人, 00.5部]:2期
297部(+16部)/759部 [39.1%, 34.2万枚, 23/42人, 07.1部]:全体


9枚目第8次応募後「夏のFree&Easy」30.2万枚 (前次から+0.7万枚)
243部(+12部)/270部 [90.0%, 17.9万枚, 09/09人, 27.0部]:1期10
006部(+00部)/357部 [01.7%, 08.5万枚, 03/19人, 00.3部]:1期20
003部(+00部)/149部 [02.0%, 03.6万枚, 01/12人, 00.3部]:2期
005部(+00部)/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
257部(+12部)/781部 [32.9%, 30.2万枚, 14/41人, 06.3部]:全体


9枚目第8次応募後の推定売り上げ枚数は30万2千枚で、前次から7千枚の積み上げです。

(表2)から分かるように、7枚目、8枚目、9枚目と、総部数は664部、759部、781部と増えているのに、完売部数は358部、297部、257部と減っていて、推定売り上げ枚数もそれに伴って少なくなっています。

9枚目では、「1期10」の推定売り上げ枚数が8枚目から1万6千枚ほど落ちていますが、これは生田絵梨花の通常売り上げ分とほぼ同じです。

しかし、全体の推定売り上げ枚数は、8枚目と比べて4万枚減っていて、彼女の抜けた穴以上に、大きなセールス低下が起こっていることになります。


8枚目、9枚目と連続してCDセールスが落ちている一番の原因は、「1期20」と「2期」が売り上げを減らしていることで、推定売り上げ枚数、1部以上完売の人数、1人当たりの平均完売部数、すべてで低落が見られます。

その結果、以下に示すように、個別によるCDセールスの「1期10」への依存度が、8枚目、9枚目とどんどん大きくなっています。

(表3) 7枚目、8枚目、9枚目の個別第8次応募終了時点でのグループ別売り上げ比率

凡例
シングル番号第8次応募後「タイトル」
そのグループの推定売り上げ枚数の総売り上げ枚数に対する比、完売部数の総完売部数に対する比、担当部数の総担当部数に対する比、人数の総人数に対する比:グループ名

# 比率はすべて%表示で、小数点以下1桁を四捨五入したもの


7枚目第8次応募後「バレッタ」
枚数50.8% 完売部数72.9% 担当部数43.4% 人数23.3%:1期10
枚数36.0% 完売部数22.1% 担当部数40.1% 人数46.5%:1期20
枚数13.2% 完売部数05.0% 担当部数16.6% 人数30.2%:2期


8枚目第8次応募後「気づいたら片想い」
枚数57.0% 完売部数88.9% 担当部数38.7% 人数23.8%:1期10
枚数31.3% 完売部数09.1% 担当部数43.5% 人数47.6%:1期20
枚数11.7% 完売部数02.0% 担当部数17.8% 人数28.6%:2期


9枚目第8次応募後「夏のFree&Easy」
枚数59.3% 完売部数94.6% 担当部数34.6% 人数22.0%:1期10
枚数28.1% 完売部数02.3% 担当部数45.7% 人数46.3%:1期20
枚数11.9% 完売部数01.2% 担当部数19.1% 人数29.3%:2期
枚数01.0% 完売部数01.9% 担当部数00.6% 人数02.4%:松井玲奈


「1期10」の貢献率は、枚数ベースで、7枚目50.8%、8枚目57.0%、9枚目59.3%と上昇、これに対して、「1期20」は、7枚目36.0%、8枚目31.3%、9枚目28.1%と下がっています。

さらに、完売部数ベースでは、9枚目における「1期10」貢献率は94.6%に達していて、「1期20」の2.3%、「2期」の1.2%を大きく引き離しています。

つまり、9枚目の個別では、8枚目で明らかになった握手会人気の格差が一層広がり、「1期10」以外が勢いを失ったため、第8次応募後の推定売り上げ枚数で、前作から4万枚減、前々作からは7万6千枚減という、大きなセールス低下が起こっているということです。


AKB48襲撃事件の影響以前から、乃木坂の個別握手会によるCDセールスは、格差拡大による失速が始まっていて、オリコン第1週に算入する応募次数を増やすトリックのため、初動枚数では見えにくいですが、同次で比べると、明らかに低落傾向が出ています。

また、事件後、厳重警備となった握手会では、ループがしにくく、ファン1人が消化出来る握手券の枚数が減るのは避けられないでしょう。

となると、ファンが握手券を「推し」に絞り、総枚数を少なくしようとする可能性があって、人気格差の拡大と総売り上げ枚数の減少がさらに進む可能性があります。


個別によるCDセールスの低落は、コアファンの購買意欲減退や人数減少を示すものですが、その背景には、ライトファン層の脆弱さがあると思います。

分厚いライトファン層が存在していれば、新しいコアファンが次々に現れるので、8枚目、9枚目に見られるような、急速な売り上げの低下は起こらなかったんじゃないでしょうか。

やはり、本格的なヒットを飛ばして、乃木坂というグループに対する社会的関心を高め、ライトファンを増やしてファン層の裾野を広げなければ、新規コアファンの出現スピードが、既存コアファンの離脱スピードに追いつかず、低落傾向に歯止めを掛けるのは難しい気がします。

ヒットを出せる選抜、握手会の人気ではなく、パフォーマンスの実力で選んだチームに一刻も早く切り替えて、音楽シーンでの存在感を示さないと、乃木坂の未来はますます不透明なものになるでしょう。

このブログでは、握手会主義で選抜を決めていると、やがては握手会にも人が来なくなると、これまで何度も書いてきましたが、まさに心配していた通りのことが起こり始めています。

運営は意識を変えて、音楽グループとしての乃木坂を、もう一度立て直して欲しいですね。


では、9枚目「夏のFree&Easy」のオリコン第1週の売り上げ枚数、つまり初動を考えてみましょう。

(表4) 8枚目と9枚目に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、応募最終日から初動集計締め切り日までの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入される、あるいは算入されたことを、ピンク色の数字は、その一部が算入される、あるいは算入された可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
# オレンジ色は予想日程
#「-60d」は、集計締め切り日の60日前という意味


9枚目「夏のFree&Easy」
発売日 2014年7月9日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年7月13日(日)

[01次] +4 {0.8万枚} (2014/05/09~05/09, -65d)
[02次] +52 {9.1万枚} (2014/05/15~05/16, -58d)
[03次] +61 {17.8万枚} (2014/05/22~05/23, -51d)
[04次] +46 {22.6万枚} (2014/05/29~05/30, -44d)
[05次] +31 {25.4万枚} (2014/06/05~06/06, -37d)
[06次] +32 {28.1万枚} (2014/06/12~06/13, -30d)
[07次] +19 {29.5万枚} (2014/06/19~06/20, -23d)
[08次] +12 {30.2万枚} (2014/06/26~06/27, -16d)
[09次] +?? {??万枚} (2014/07/03~07/04, -9d)
[10次] +?? {??万枚} (2014/07/10~07/11, -2d)
[11次] +?? {??万枚} (2014/07/17~07/18, +5d)


8枚目「気づいたら片想い」
発売日 2014年4月2日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年4月6日(日)
特定流通CD第1週売り上げ(=初動個別分) 34.0万枚

[01次] 0 (2014/02/04~02/05, -60d)
[02次] +35 (2014/02/12~02/13, -52d)
[03次] +47 {13.0万枚} (2014/02/19~02/20, -45d)
[04次] +62 {20.8万枚} (2014/02/26~02/27, -38d)
[05次] +67 {27.7万枚} (2014/03/05~03/06, -31d)
[06次] +52 {31.7万枚} (2014/03/12~03/13, -24d)
[07次] +18 {33.0万枚} (2014/03/19~03/20, -17d)
[08次] +16 {34.2万枚} (2014/03/27~03/28, -9d)
[09次] +3 {34.6万枚} (2014/04/03~04/04, -2d)
[10次] +18 {35.8万枚} (2014/04/10~04/11, +5d)
[11次] +12 {36.8万枚} (2014/04/17~04/18, +12d)
[12次] +15 {38.1万枚} (2014/04/24~04/25, +19d)
[13次] +3 {38.3万枚} (2014/05/01~05/02, +26d)
[14次] +2 {38.5万枚} (2014/05/08~05/09, +33d)
[15次] +2 {38.7万枚} (2014/05/15~05/16, +40d)
[16次] +8 {39.4万枚} (2014/05/22~05/23, +47d)
[17次] +4 {39.7万枚} (2014/05/29~05/30, +54d)
[18次] +0 {39.7万枚} (2014/06/05~06/06, +61d)
[19次] +0 {39.7万枚} (2014/06/12~06/13, +68d)
[20次] +1 {39.8万枚} (2014/06/19~06/20, +75d)
[21次] +4 {40.1万枚} (2014/06/26~06/27, +82d)


第8次応募後の推定売り上げ枚数は30万2千枚で、スケジュール的に見て、次の第9次応募分が初動に入る最後だと思います。

7次から8次への積み上げ枚数は7千枚で、次数的にも、申し込みのピークを過ぎている上に、個別握手会が厳重警備の「柵越し握手」ということが判明して、9次で大きくセールスが伸びるとは思えず、どんなに良くても積み上げは2万枚以下という気がします。

そこで、第9次応募分の積み上げを4千枚から2万枚の範囲として、前作初動である45万8千枚に到達するのに必要な一般流通CDの売り上げ枚数と、その際の初動(SS/OC)比を計算してみました。

(表5) 9枚目個別第8次応募後の売り上げ枚数を30.2万枚とし、発売第1週までに積み上げる個別枚数を4千枚から2万枚まで4千枚枚刻みで動かしたとき、それぞれのケースで前作と同じオリコン初動を達成するために必要な初動(SS/OC)比と一般流通CDの第1週売り上げ枚数

凡例
積み上げる個別枚数: 必要な一般流通CD第1週売り上げ枚数 [初動(SS/OC)比] 特定流通CD第1週売り上げ枚数 / 目標とするオリコン初動枚数

+0.4万枚:15.2万枚 [33.2%] 30.6万枚 / 45.8万枚
+0.8万枚:14.8万枚 [32.3%] 31.0万枚 / 45.8万枚
+1.2万枚:14.4万枚 [31.4%] 31.4万枚 / 45.8万枚
+1.6万枚:14.0万枚 [30.6%] 31.8万枚 / 45.8万枚
+2.0万枚:13.6万枚 [29.7%] 32.2万枚 / 45.8万枚

#「一般流通CD第1週売り上げ枚数」は初回限定盤全タイプと通常盤を合わせた店頭販売CDの第1週売り上げ枚数
#「特定流通CD第1週売り上げ枚数」は個別握手会によるCDの第1週売り上げ枚数


かりに第9次応募で2万枚を積み上げたとしても、店頭販売CDの売り上げとして13万6千枚以上売らないと、初動前作割れとなってしまいます。

前作サウンドスキャン第1週が11万8千枚だったことを考えると、前作割れ回避は非常に難しい状況です。

現実的に考えると、9次での積み上げは、8千枚かせいぜい1万2千枚あたりが妥当で、個別握手会による第1週の売り上げ枚数は31万枚あたりかなと予想しています。


もし、8千枚だとすると、店頭販売CDは14万8千枚と、前作を3万枚越える売り上げが必要になってきます。

全国握手会が「握手会」から「お話し会」となり、また厳重警備のため、可能なループ回数が減り、消化出来る握手会枚数が少なくなることを考えると、果てしなく厳しい数字と言わざるを得ないです。

また、9次積み上げ8千枚での初動前作維持であれば、初動(SS/OC)比は32.3%となり、以下に示す(表6)のように、個別握手会の規模が小さかった頃の3枚目「走れ!Bicycle」以来の高水準となり、もし実現したら、我が目を疑うレベルの数字です。

前作の初動(SS/OC)比が25.7%であることから考えても、(表5)に載せているケースは、いずれも相当に無理があって、やはり、9枚目の初動前作維持は、極めて厳しいという予想になってしまいます。

つまり、乃木坂歴代初のシングル初動前作割れが起こる確率が、もの凄く高いということです。

(表6) 歴代シングルの一般流通CDと特定流通CDの売り上げ枚数

凡例
シングル番号 : 一般流通CD第1週売り上げ枚数 [初動(SS/OC)比] 特定流通CD第1週売り上げ枚数 / オリコン初動枚数「タイトル」

# 「一般流通CD第1週売り上げ枚数」は、全タイプの一般流通CDについて合計したもの。
サウンドスキャンTOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「SS」はサウンドスキャン、「OC」はオリコン
# 初動(SS/OC)比は、「一般流通CD第1週売り上げ枚数」をオリコン初動枚数で割ったもの。数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高いことを示す
# 「特定流通CD第1週売り上げ枚数」は、オリコン初動から 「一般流通CD第1週売り上げ枚数」を引いたもの。個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る

1枚目 : 8.3万枚 [61.2%] 5.3万枚 / 13.6万枚「ぐるぐるカーテン」
2枚目 : 7.3万枚 [47.2%] 8.2万枚 / 15.6万枚「おいでシャンプー」
3枚目 : 6.1万枚 [32.6%] 12.6万枚 / 18.7万枚「走れ!Bicycle」
4枚目 : 6.6万枚 [28.3%] 16.7万枚 / 23.3万枚「制服のマネキン」
5枚目 : 7.2万枚 [29.6%] 17.0万枚 / 24.2万枚「君の名は希望」
6枚目 : 9.7万枚 [28.9%] 24.0万枚 / 33.7万枚「ガールズルール」
7枚目 : 9.0万枚 [22.8%] 30.5万枚 / 39.5万枚「バレッタ」
8枚目 : 11.8万枚 [25.7%] 34.0万枚 / 45.8万枚「気づいたら片想い」

9枚目 : ???万枚 [???%] 31~32万枚「夏のFree&Easy」


オリコン初動の前作割れだけでなく、個別握手会による売り上げの前作割れも、もし起これば初めてのことで、完売状況から見て、第9次応募で奇跡が起こらない限り、それはほぼ確実だと思います。

一方、初回限定盤と通常盤を合わせた店頭販売CDに関しては、全国「お話し」会や厳重警備から見て、前作を上回ると考える要素はゼロだけど、どう転ぶか読めない部分もあって、数字を出すのは難しいです。

しかし、外れを覚悟で、敢えて、予想してみましょう(笑)。


まず、前作8枚目の第8次応募後の推定売り上げ枚数は34万2千枚、今作同次は30万2千枚。

この比を、前作の一般流通CDセールスである11万8千枚に掛けると、10万4千枚になります。

ただ、9枚目全国は、厳重警備でループの回数が少ない上に、握手なしの「お話し会」で、CDの購買意欲は間違いなく落ちるでしょう。

また、「お話し会」の日程は、

7月19日(土):京都パルスプラザ大展示場
9月20日(土):ポートメッセ名古屋
9月27日(土):幕張メッセ

最初の京都は発売の10日後だけど、名古屋と関東は9月下旬とかなり先になります。

7月19日(土)の「お話し会」の様子を見て、最終的な購入枚数を決めるコアファンが多くなって、買う時期が遅くなる分、初動枚数を押し上げる力は弱くなる可能性がある。

ということで、個別の勢いから出した10万4千枚をさらに下げて、8万枚あたりが一般流通CDセールスの第1週予想として妥当なラインかなという気がします。

初動個別分は、上に述べたように31万枚と見ているので、結局、オリコン初動は39万枚になります。

つまり、前作から7万枚弱の減少という予想です。


ただ、楽天など、乃木坂と関係する企業の社員さんが、応援の気持ちを込めてCDを買ってくれる、もしくは買わざるを得なかったり(笑)、お得意さんへの「お土産」や何らかの「景品」として、まとまった枚数を購入するといったことがあれば、その分はまったく読めないです。

そういうことが実際にあるのかどうか、あったとしてどの程度CDセールスを押し上げるのか、まったく分からないし、考えるための資料もないので、一般流通CDのセールスに関しては、毎度のことながら、「?」を三つくらい付けたくなります(笑)。

まあ、昔の巨人戦のチケットじゃあるまいし、乃木坂のCDが「お土産」や「景品」になることは、まずないと思うんですが。


握手会主義には反対だけど、数字が出る以上、乃木坂ファンとしてオリコン初動は大きい方が良いので、初動39万枚の前作割れという予想は、あまり当たって欲しくないんですが、完売状況、柵越し握手、お話し会、厳重警備といった現状を踏まえると、景気のいい数字はなかなか出てきません。

ただ、実際の初動枚数がどうなろうとも、求められるハイレベルな「安全対策」のため、握手会を巡っては、厳しい状況が今後も続いていく現実に変わりはありません。

また、メンバー間の人気格差が拡大し、コアファンが少なくなり、ライトファン層も脆弱で、乃木坂が坂を下り始めている可能性が高いことも、直視しなければならない問題です。

結局、生き残るためには、同じ発想で、同じことをしていてはダメで、絶えず改革を行っていかなければならないのでしょう。


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「無口なライオン」MVは、止まらない時の流れの切なさを、日常性の中に詠んだ秀逸な映像詩 [03Jul14]

2014-07-03 18:00:00 | 芸能
9枚目初回限定盤TypeB収録「無口なライオン」のMVがYuouTubeで公開されました。

今朝の情報番組で西野七瀬が説明していたように、ダンスシーンが全くないんですが、歌とドラマの雰囲気が良く合っていて、かなりハイレベルな作品と言っていいんじゃないでしょうか。

引っ込み思案な主人公の西野七瀬と社交的な親友の若月佑美が話の中心にいて、それぞれ実際の性格に近いキャラ設定なので、演技が自然に感じられ、違和感なく物語に入っていけます。

桜井玲香と若月佑美の間にある「相思相愛」的な感情も、現実世界からの投影によって、「なるほど、なるほど」と、乃木坂ファンなら頷けるものがある(笑)。


「時間が経ったら、この瞬間なんて絶対覚えてないよね」というキャプテンの台詞に表れているように、容赦なく進む時の流れの中で、今という時を少しでも留めておきたい、そういう儚い願いが物語全体を貫いていて、個々のシーンが上手く配置され、ドラマの流れを追いやすい。

クラス全体に、進路を決めるという、仲間との別れを意味する大きな選択が近づく中、一足先に、西野七瀬は引っ越しで友だちとの別れを迫られ、時の流れに抗おうとする彼女の心象風景を軸に、それでも変わっていく世界への切ない気持ちが静かなタッチで表現されていきます。

捨てられたキャンピングカーの秘密基地は、時を止めてくれるかもしれない、唯一の場所だけど、その魔法も長続きはしないらしい。

そして、最後のシーン、西野七瀬の見せた涙は、時を止められないすべてのもの、つまりすべての人間が共有する想いで、MVのストーリーは高校生の引っ越しを巡る小さな出来事だけど、根底に流れるものは普遍的であって、なかなかに心を揺さぶるものがあります。


欲を言えば、学校での生活をもっと掘り下げて、登場人物に膨らみを持たせた方が、海辺のパーティーシーンやその後の衝撃シーン(笑)が、さらに輝いたかなと思います。

西野七瀬はクラスに溶け込んでいないように見えても、これだけ転校を嫌がるのだから、彼女なりに学園生活を受け入れていた筈で、実際、若月のメールに応じて集まったクラスメイトたちは、ななせまると一緒にみんなで無邪気に盛り上がっています。

ななせまるがこれまで学校で過ごした日々を、他の登場人物と絡ませながら、もう少し描き込めば、物語に奥行きが出てさらに良くなったんじゃないでしょうか。

まあ、MVは時間に厳しい制限があるので、難しいとは思うんですが。


ところで、なーちゃんのお父さん役は、テレビの刑事ドラマなどによく出ている津田寛治さんで、娘の切ない想いに気づかない、あるいは気づいていてどうすることも出来ない、「大人」になり切ってしまった父親を、上手く演じていたと思います。

多くの経験を積んで、抗うことを諦めてしまった大人の「無力感」といったものが、ななせまるたちの、それでも何か出来るんじゃないかという旺盛なチャレンジ精神と、巧みな対照を見せていたのが印象的でした。

また、名前は分からないんですが、小さい頃の西野と若月を演じた子たちは、雰囲気があって良いですね。

最近、べらぼうに演技の上手い子どもが多くて、第二第三の芦田愛菜を目指す、子役ブームが起こっているんでしょうか。

ちなみに、坂上忍も名子役でしたよ~(笑)。

# 初回投稿では、津田寛治さんを、役名である村瀬健吾と誤記していました。失礼しました。


良い役者を揃えても、ドラマの中で生かせるかどうかは監督次第ですが、役者への自然な演出、違和感のない話の進め方、無駄のない会話シーン、無理のないカメラワーク、透明感のある映像と、このMVを作った人は、かなりの才能があると思います。

とくに、何気ない日常生活を描きながら、その中に、喜びや悲しみの煌めく瞬間を切り取り、さらに「止められない時の流れ」という普遍性のあるテーマへ持っていくのは、見事な腕前だと感心しました。

事件や事故が起こって人が死ぬようなドラマは、出来事の非日常性や悲劇性が前面に出るので、ストーリーだけでお腹一杯にはなるけど(笑)、本当に共感出来る作品にはなりづらい面がある。

一方、「無口なライオン」MVのように、日常性をベースにすると、監督や役者の力量がダイレクトに問われるけど、上手くいけば、しみじみ心に染み渡る作品になる可能性がある。

今回は、西野七瀬と若月佑美を中心にした出演者と監督が率いる制作陣が優れた仕事をして、質の高いMVに仕上がっていると思います。

この監督さん、誰なのかまだ分からないんですが、ドラマなど、他の作品を見てみたいですね。


これだけドラマが魅力的で、曲との相性もバッチリであれば、ダンスシーンのないMVがあっても良いかなという気がします。

実際、このドラマの途中にダンスシーンを入れると、せっかくの雰囲気を壊してしまう可能性もあって、振り付けや衣装にも依るけど、入れなくて正解だったんじゃないかと。

まあ、シングルに収録されるすべてのMVが、ダンスなしだと困るけど、一本くらいはこういうドラマ優先の作品があってもいいと思います。

もちろん、ドラマの出来が良いからこそ言えることで、出来が宜しくなければ、「なんでダンスがないんだ?」という文句が出てきても、それはしょうがないですね(笑)。


これで、9枚目「夏のFree&Easy」に収録される4本のMVが出揃いました。

アンダーの出演は一本のみ、研究生は参加なしと、相変わらず選抜優先の構成だったけど、それでも最後に、「無口なライオン」MVが想像以上の出来だったので、個人PVを含めて、シングルに期待する気持ちが少し出てきました。

「組閣」と「総選挙」への参加、「兼任」による選抜活動の制限、シングルの制作時間を考えない発売日設定など、イベント主義にひた走って、楽曲をないがしろにする最近の運営を見ていると、CDを買ってみようという気がなかなか起きません。

こういう優れたMVは、明らかにシングルへの期待感を高めるので、とにもかくにも、良い音楽、良い作品を作るという意識だけはなくさないで欲しいですね。


「無口なライオン」のMV(YouTube)
# クリックするとすぐに動画が始まります。音声などに後ご注意下さい。

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「警視庁捜査一課新9係」の公式サイト
「警視庁捜査一課新9係」は、津田寛治さんが村瀬健吾役で出演するテレビ朝日の新ドラマ


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伊藤万理華の連続アンダーは乃木坂大改変への布石か、「握手会主義年長型選抜」とヒットの条件 [01Jul14]

2014-07-01 16:00:00 | 芸能
YouTubeで公開された「ここにいる理由」のMVを見ましたが、なんでしょうこれは(笑)。

食事をする場面があっても全然良いけど、アンダー曲MV最大の楽しみであるダンスシーンがないんですが。

伊藤万理華をセンターにしておいて、ダンスシーンをMVに入れないなんて、ちょっと考えられない話です。

ただ、表題曲「夏のFree&Easy」でも感じたことですが、これは制作スタッフの問題ではなく、MVを作る時間が十分に確保出来なかったんじゃないでしょうか。

ひょっとすると、MVを撮影する時点で、まだ歌詞もメロディも出来ていなくて、取り敢えず映像だけを撮り、あとから曲を載せたようにすら思えます。

だとすれば、9枚目発売を急ぎ過ぎた運営トップの問題ということになります。

「ここにいる理由」のMV(YouTube)
クリックするとすぐに動画が始まります。音声などにご注意下さい

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いずれにせよ、9枚目シングルは、制作スケジュールがあまりにタイトなので、MVなどは大丈夫なのかと思っていたんですが、蓋を開けてみると、クオリティに疑問を感じる部分が多くて、心配していた通りの展開になってしまっています。

乃木坂は楽曲が良く、MVも作り込んでいる、というのが「46」の大きな魅力であったと思うんですが、シングルのクオリティを低下させてしまったら、本格的にファンが離れてしまいます。

私が、「組閣」や「総選挙」を通して、乃木坂がAKB48グループに巻き込まれていくことに大反対なのは、単にメンバーが兼任するだけでなく、「48」流のイベント主義が楽曲主義を駆逐して、作品のクオリティを考えない、無茶苦茶な制作スケジュールを現場に要求するようになるからです。

曲にせよ、MVにせよ、良いものを作るためには、それなりに時間が必要です。

もし、どんな内容のシングルであれ、結局は握手の魅力でどんどん売れるから、時間なんか要らないと運営が考えているのなら、乃木坂というグループに未来はないでしょう。

BABYMETALが魅力的なグループコンセプトと秀でたパフォーマンスで、ヨーロッパツアーを実現した上、レディー・ガガの全米ツアー公演に招かれるなど、世界の音楽シーンで大活躍しているのを見ていると、「柵越し握手」「お話し会」「作り込みの薄いMV」など、乃木坂の現状は、ファンとして残念に感じることが多く、溜め息が出てきます。

しかし、悪いことばかりではなく、未来へつながる可能性のある出来事もあります。

ということで、今日は、どうすれば乃木坂がヒットを飛ばせるのか、あれこれ考えてみます。

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アンダーライブから全国ツアーへの流れは秀逸なスケジュール

まずは、アンダーライブ、大評判で本当に良かったですね。

研究生も自分たちだけでパフォーマンスするステージを貰ったようで、ようやくスタートラインに立つ感じが出てきました。

ライブの日程を、終わった土曜日曜を含めて書き出してみると、

六本木ブルーシアター
6月28日(土) 昼公演(開演12:00)、夜公演(開演17:00)
6月29日(日) 昼公演(開演12:00)、夜公演(開演17:00)
7月11日(金) 夜公演(開演18:00)
7月12日(土) 昼公演(開演12:00)、夜公演(開演17:00)

渋谷AiiAシアター
7月25日(金) 夜公演(開演18:00)
7月26日(土) 昼公演(開演12:00)、夜公演(開演17:00)

と、2週間おきの週末ライブが10公演あります。

また、アンダーライブの終了後、3週間ほどしか間を空けず、今度は「真夏の全国ツアー2014」の9公演が以下のように始まります。

大阪市中央体育館
8月16日(土) 昼公演(開演11:00)、夜公演(開演17:30)

福岡国際センター
8月21日(木) 昼公演(開演11:30)、夜公演(開演18:00)

仙台ゼビオアリーナ
8月24日(日) 昼公演(開演11:00)、夜公演(開演17:30)

日本ガイシホール (愛知)
8月26日(火) 昼公演(開演11:30)、夜公演(開演18:00)

明治神宮野球場 (東京)
8月30日(土) 夜公演(開演17:00)

アンダーメンバーとおそらく研究生は、8月終わりまでに全部で19公演をこなすことになり、レッスンとライブを繰り返して、相当なスキルアップと経験を積むことになるでしょう。

私は、こういう連続ライブによって、乃木坂のパフォーマンスを鍛え上げることをずっと期待していたので、スケジュールを書いているだけで、嬉しくてしょうがないです(笑)。

出演したメンバーも大きなやりがいを感じているようで、中元日芽香はブログに、

私にとってアンダーライブは
特別かわいい、
特別愛おしい存在です(*^ω^*)

と綴っていて、さらに

ああー私、
歌うの好きだわって
改めて感じた2日間でした☆

また、中田花奈は、

アイドルはパフォーマンスしてなんぼでしょ!まじで!
ふはは
うん、本当に楽しかった(*°-°*)

とストレートに喜びを表しています。

「アイドルはパフォーマンスしてなんぼでしょ!まじで!」の部分は、中田さんにしては珍しい、大文字色付きだったりします(笑)。

中元日芽香の2014/06/30_00:30ブログ
中田花奈の2014/06/29_23:24ブログ

やはりメンバーも、ステージに立ってライブをやりかたったんだなと、つくづく感じます。

まあ、そのために乃木坂に入ったわけで、握手がしたくてアイドルになった人はいないので、当たり前なんですが、メンバーが心を躍らせている様子を見ていると、彼女たちはみんなに向かって、歌やダンスを披露することが大好きなんだなあと、こちらまでワクワクした気分になってきます。


本格的ヒットが出ない乃木坂

上に挙げた10公演に及ぶアンダーライブと、その後の全国ツアー9公演を見ていると、そこに一つの意図があるような気がしてきます。

これだけ多くのステージをこなせば、歌とダンスが間違いなくレベルアップする上に、研究生の中から、新たに頭角を現すメンバーを期待出来ます。

また、現在のアンダーには、しなやかなダンスと豊かな表情で抜群のオーラを放つ伊藤万理華、乃木坂No.1の歌唱力とダンスの川村真洋、魅力的な歌声を持つ中元日芽香など、パフォーマンスの若き実力派が揃っている。

パフォーマンス選抜を組むとすれば、確実に中核となるメンバーで、彼女たちが重点的にライブ経験を積むことは、乃木坂全体にとって大きな意味を持っています。

とくに伊藤万理華は9枚目でも選抜入りせず、連続でアンダーとなり、しかもアンダーライブが8枚目から始まり、その中心に常にまりっかがいることを考えると、運営は意図的に彼女をアンダーに据え置いて、パフォーマンス力を向上させようとしている気がします。

というのも、伊藤万理華の実力からすれば、9枚目で選抜に選ばれない方が不思議だけど、かりに3列目に入っても出番は少ないので、アンダーセンターとして、より多くライブに出た方が、遥かにスキルアップ出来るのは確かです。

そうなると、アンダーライブは、そもそも伊藤万理華を鍛えることを念頭に考案されたのではないかとすら思いたくなります(笑)。

しかし、単なる冗談だとも言い切れない事情が、今の乃木坂にはあります。


その事情とは、2012年早春のCDデビューから3年目、乃木坂46には未だに本格的なヒット曲がないことです。

振り返ってみると、デビューシングルから生駒里奈のセンターが続く中、4枚目表題曲「制服のマネキン」がBase Ball Bear の小出祐介氏に賞賛され、ベッキーがこの曲について発言するなど、2012年末、乃木坂は、明らかに一般アピール力を持った音楽を生み出しました。

そして、2013年春の5枚目表題曲「君の名は希望」は、著名な音楽プロデューサーである故佐久間正英氏が評価して、親戚である生田絵梨花によるピアノ弾き歌いのプロデュースが実現、その様子が、昨年末、佐久間氏の業績を紹介するNHKの特集番組で流されることになります。

また、AKB48の紅白歌合戦では、渡辺麻友が、自身の強い要望で、生田絵梨花のピアノ伴奏とバックコーラスで「君の名は希望」をソロで歌い、審査員やファンから高い評価を受けました。

こうして、4枚目、5枚目と、J-popの音楽シーンで注目を集めた乃木坂は、いよいよ本格的なヒットを期待されます。

しかし、6枚目「ガールズルール」以降、オリコンの数字は右肩上がりを続けるものの、「制服のマネキン」「君の名は希望」を越えるほど話題となる曲を出せずに、現在、9枚目「夏のFree&Easy」まで来ています。

実際、歴代シングル収録曲の中で、YouTube公開MVの再生回数は「制服のマネキン」が断然のトップで、それを抜く曲は、今のところ現れる気配がありません。

「制服のマネキン」700万回突破!乃木坂MV再生回数ランキングと9枚目表題曲公開スケジュール [22May14]


ヒットに必要な「自分の歌」

5枚目までフロントを担ってきた生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみが6枚目で後列に下げられ、このシングルで初めて、個別握手会の成績トップ3である松村沙友理、白石麻衣、橋本奈々未が1列目を担当します。

そして、握手会での売り上げが高い人を、選抜でより前に抜擢するやり方が、7枚目、8枚目、9枚目と徹底されたため、握手会人気のある年長メンバーが1列目、2列目のほとんどを占めることになり、乃木坂は、生駒里奈が不動のセンターだった時代のあと、「握手会主義年長型選抜」の時代に突入、それが1年以上続いています。

そして、4枚目、5枚目で音楽グループとして注目されたにも関わらず、6枚目以降、本格的なヒットが出てこないのは、この「年長型選抜」に原因があると思います。

というのは、20歳以上のメンバーが、自分のことを歌っていると思えるような、大人用の「アイドル」ソングが少ないからです。


6枚目表題曲「ガールズルール」は、高校三年生の女の子たちが、卒業して就職したり大学に進んだり、それぞれが大人への階段を上っていく前に、思い出作りのため、みんなで海に遊びに行くという内容の歌です。

いわば子ども時代最後の楽しいイベントであって、そのため、ダンスも、乃木坂の曲の中で、とりわけ可愛い部類に入るような振り付けになっています。

ところが、6th選抜フロントの三人は、6枚目発売時点でいずれも20歳で、白石と松村は翌月21歳になる年齢でした。

当然、「子ども時代の最後」というよりは、高校を卒業してかなり時間が経ち、芸能界で日々奮闘する「大人時代の始め」にいて、「ガールズルール」を「自分の歌」と捉えることは難しかったと思います。


歌い手が「自分の歌」をうたっているときは、歌に勢いが出て、聴く人の心を動かす可能性が高くなります。

1985年に発売された「セーラー服を脱がさないで」は、「おニャン子クラブ」が最初に出した曲ですが、メンバーのほとんどが女子高校生だったからこそ、歌詞にも登場するその言葉にインパクトがあって注目を集めたわけで、歌い手の年齢がもっと上であれば「もう着てないじゃん」ということで(笑)、歌そのものが成り立ちません。

「セーラー服を脱がさないで」が楽曲として優れているかどうかはともかく、少なくとも、歌と歌い手のイメージが一致していたことが、強みになったのは間違いない。

とくにアイドルの場合、歌やダンスのスキルが十分でないことが多いので、「自分の歌」をうたうことがヒットを飛ばすために、非常に重要なポイントになってくると思います。

ちなみに、「セーラー服を脱がさないで」の作詞は秋元康氏で、当時「おニャン子クラブ」の初期メンバーだった方が、今の奥様ですね。


「個」を発揮するソロが相応しい成人メンバー

つまり、「ガールズルール」が高校生の歌であるなら、高校生が歌うのが一番ということです。

では、年長メンバーに合った歌を作ればいいじゃないか、という話になりますが、実は、これが簡単ではない。

高校卒業から20代前半は、専門教育、就職、恋愛、結婚など、他人とは違う「個」を確立しようともがく時期で、直面する問題も、人によってそれぞれ違ってきます。

高校時代までであれば、家庭の事情は様々でも、同じ制服を着て、同じ教室で、同じ授業を受け、同じ学校行事に参加し、同じようなクラブ活動を行うという同一性が確かに存在して、経験する悩みや感動にも共通項がある。

そのため、メンバーが高校生以下のアイドルグループであれば、「セーラー服を脱がさないで」と同じように、ほぼ全員のイメージに合うような曲を、比較的容易に作ることが出来ます。

学校生活という「括り」があるので、テーマが絞りやすく、シチュエーションも「学校の図書室」「校庭のグラウンド」「部活の合宿」など設定しやすいわけです。


一方、「個」の確立期にいる年長メンバーが選抜のほとんどを占めるとなると、共通項が乏しく、全員のイメージに合う曲は、なかなか書くのが難しい。

例えば、「私がオバさんになっても」(1992)は、心に決めた相手のいる20代の女性が、将来、自分が年をとったとき、彼は今と同じように自分を愛してくれるだろうかという、ちょっと現実的でちょっと切ない女心を、当時23歳の森高千里がうたったヒット曲で、乃木坂の成人メンバーが歌っても違和感はないと思います。

しかし、こういう結婚や家庭生活といった「個」の確立に絡むテーマや心情は、ソロで歌うから良いのであって、多人数で制服を着て歌うとなると、何かしっくりこないものがある。

つまり、「個」としての存在がとくに重要視され始める成人メンバーが、ソロではなく、グループで歌うという設定そのものに無理があって、適切な楽曲と巡り会うことを難しくしていると思います。


乃木坂はよく「私立の女子校」に喩えられますが、全員が同じ制服を身につけて、一つの歌をうたうのは、高校生活の空気感を「再現」している意味合いが強く、グループは学園生活の比喩的表現、一種のメタファーになっています。

つまり、設定自体が、もともと高校生以下の年少メンバー向きなんですね。

そのため、提供される楽曲も登場人物が高校生くらいのイメージで作られているものが多く、高校生以下のメンバーか、せめて高校を出てまだ時間が経っていないメンバーを前面に出した選抜にしないと、どうしても歌と歌い手のイメージが乖離していきます。

年長メンバー中心の選抜だと、一人一人のイメージに合った曲を作ることは出来るけど、成長して「個」が強くなっている分、扱うテーマも様々で、グループ全員で歌うのにそぐわないケースが多い。

6枚目以降続いている「年長型選抜」は、多人数で歌ってぴったりフィットする楽曲をなかなか持てず、そのためヒットが出にくい状況に陥っているのだと思います。

8枚目「気づいたら片想い」初回限定盤TypeB収録の「孤独兄弟」は、白石麻衣と橋本奈々未の曲で、MVでも、二人が主役の物語が展開します。

運営は、乃木坂という学園生活のメタファーに埋没して、見えにくくなっている大人としての個性を、二人から引き出したいと考えたのかもしれません。


前田敦子が紡いだAKB48の「学園物語」

2008年に発売された「大声ダイヤモンド」は、AKB48が人気街道を驀進する最初の切っ掛けとなった曲で、センターであった前田敦子は当時17歳でした。

この後、2010年、彼女が18歳の終わりから19歳の始めに「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」が出て、AKB48は本格的なヒットを飛ばすことに成功、そして、20歳で卒業を宣言して、21歳になったばかりでグループを去っていきました。

前田敦子が高校生の年齢でAKB48がブレイク、20代に入ってほどなくグループを卒業したことには、意味があると思います。


AKB48こそ学園生活の「再現」を強く打ち出したグループで、「大声ダイヤモンド」MVは女子高の文化祭が舞台、「10年桜」(2009)は高校の卒業がテーマ、「ポニーテールとシュシュ」は、メンバーが高校のバスケット部に所属している設定になっていて、「対立」「友情」「結束」「別れ」といったテーマがそこで取り上げられています。

このようにAKB48のコンセプトには、学園生活のエッセンスが随所に散りばめられ、高校時代の持つパワフルでありながらどこか切ない雰囲気をメインイメージに据え、それを原動力に、国民的アイドルと呼ばれるまでに人気を上昇させた。

そして、学園イメージを中心となって担ってきたのが、不動のセンターだった前田敦子で、17歳から20歳までの時期、彼女が、数々の曲に、「自分の歌」としての生命を吹き込んでいった。

しかし、21歳になって前田敦子が卒業したとき、AKB48というグループも高校イメージを卒業することになり、大人になったAKB48には、ぴったりとフィットする曲が見つからず、グループコンセプトも定まらず、人気の低落時代に入ったのだと思います。


そんな中、32枚目表題曲「恋するフォーチュンクッキー」(2013/08/21)は、久しぶりのヒット、ロングヒットとなりました。

何となく色んなことが上手くいかなくて、しょっちゅう失敗や挫折はあるのだけど、案外、元気に楽しくやっている。

こういった歌の雰囲気や主人公を「地味な花」と表現しているあたり(笑)、この曲は、センターである指原莉乃をイメージして作られていて、AKB48の歌という以上に、さっしーにとっての「自分の歌」、あるいは「テーマ曲」であるようにすら感じます(笑)。

指原莉乃に対する秋元康氏の強い思い入れが、こういった曲を生んだのかもしれません。

ただ、指原莉乃の強烈な個性に依存しているためか、曲のヒットで、彼女の人気は上がったと思うけど、AKB48全体を浮上させる牽引車にはならなかったように見えます。

実際、その後にリリースされた33枚目「ハート・エレキ」、34枚目「鈴懸の木の道で(以下略)」、35枚目「前しか向かねえ」は、AKB48の総選挙サイクルに従って、これまで通りにCDセールスが続落、「恋するフォーチュンクッキー」を境にした低落傾向のストップといった現象は見られませんでした。

学園生活というコンセプトを離れて、誰かの「個」に特化した楽曲を作ると、その人物にとっては「自分の歌」であっても、全員にとっての「みんなの歌」にはならず、グループ全体の人気を上げるには至らないのかもしれません。

乃木坂の風 16Mar14 ~ AKB48の2103年度総選挙サイクル、高まる握手会依存と異変が起こった一般人気


乃木坂はどこに行くべきか

AKB48襲撃事件以降、握手会商法を巡る状況は厳しさを増していて、乃木坂を長く存続させるためにも、本当の意味での楽曲的成功、つまり本格的なヒットがぜひ欲しいところです。

個人的には、その切り札は、伊藤万理華だと考えています。

まりっかのダンスは、しなやかで美しいだけでなく、自身の内面が投影されているような高いオリジナリティを持っていて、見ていて釘付けになるほど魅力的です。

実際、5枚目「君の名は希望」に収録された個人PV「まりっか'17(セブンのティーン)」は、彼女のコミカルなダンスが煌めいた秀逸な作品で、YouTube公開の予告編が再生回数トップになるなど、大きな反響を呼びました。

また、8枚目「気づいたら片想い」初回限定盤TypeC収録のアンダー曲「生まれたままで」では、豊かな表情とチャーミングな動きで、傑出したMVを作り出すことに成功しています。

これほどの表現力と雰囲気を持った人は、そうはいないので、ヒットを呼び寄せるためにも、まずは伊藤万理華を乃木坂のセンターに据えるべきだと思います。

さらに、生田絵梨花、星野みなみ、川村真洋、中元日芽香、齋藤飛鳥といった歌あるいはダンスに秀でた年少メンバーを1列目、2列目に配して、パフォーマンス力をアップすると同時に、6枚目以降途絶えてしまった、乃木坂の「学園物語」を復活させる。

そうすれば、歌と歌い手のイメージ乖離を心配することなく、高校生が主人公の可愛い曲も正面からこなせて、多人数制服アイドルの強みを生かせます。


一方、20歳を越える年長メンバーは、AKB48の小嶋陽菜や篠田麻里子のように、ポジション的に少し下がった2列目3列目でチームを支えるか、あるいは、チーム制でもう一つグループを作るのがいいと思います。

「世界で一番 孤独なLover」が橋本奈々未のイメージにフィットしたり、「恋するフォーチュンクッキー」が指原莉乃のテーマソングだったように、誰かの個性と共鳴すれば、そこを突破口にして、大人メンバーによるグループソングを成立させることは可能じゃないでしょうか。

ただ、年長メンバーに関しては、音楽にしても、他の仕事にしても、「ソロ活動」に徐々に重点を移し、乃木坂メンバーという以上に、個人のタレントとして名前とイメージを広めていくべきだと思います。

前田敦子のように、多人数グループに長くいると、センターであっても「個」が埋没しやすく、将来卒業したときに、タレントとしての個人イメージを確立するのに苦労する場合があります。

グループにいるときから、「ソロ活動」を重視していれば、独立後も成功する確率が高くなるんじゃないでしょうか。


乃木坂9枚目個別握手会は再び長期販売も、9th選抜は「連続応募」と「紅白」で短期の可能性 [10May14]』に書いたように、10枚目シングルの選抜発表は、8月前半にも行われる可能性があります。

6枚目から始まり、7枚目、8枚目、9枚目と続いた「握手会主義年長型選抜」が10枚目でも行われるのか、それとも、何か新しい発想で選考するのか。

10th選抜は、NHK紅白歌合戦が絡むチームでもあるので、その内容が気になるところです。

8枚目、9枚目で、かなりの分量のアンダーライブを組み、しかも伊藤万理華を連続でその中心に据えていることから、運営の中にも、乃木坂のパフォーマンスを向上させて、本格的にヒットを目指そうという考え方があるんじゃないでしょうか。

もともとアンダーに関しては、誰をセンターに抜擢するのか、どういうダンスにするのか、どういうMVにするのかなど、かなりセンスの良いスタッフが仕切っている節があって、8枚目からのアンダーライブも、そういった人たちの発案という気がします。

出来れば、本丸である選抜にも、歌やダンスを第一に考える姿勢が及んで、10枚目は、「握手会主義年長型選抜」から「パフォーマンス重視年少型選抜」に一歩でも移行して欲しい。

淡い期待ではありますが(笑)。

ただ、8枚目、9枚目と2作連続で乃木坂全体の握手会人気が落ち、ファンの総数が減っている可能性があって、そろそろ思い切った手を打たないと、本格的な人気低迷期に入ってしまう危険があって、最近の売り上げ状況を見ているとマジでヤバいです。

さらに、襲撃事件の影響はこれからも長く続き、握手会への依存度を下げざるを得ないことを考えると、実は、10枚目こそ、乃木坂大改変のチャンスだと思います。

チーム制にするのか、選抜大幅入れ替えか、方法は様々ですが、10枚目で、運営が握手会主義から楽曲主義へ、大胆な決断をすることを願っています。


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