ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

9枚目「夏のFree&Easy」初動予想は39万枚、しかし前作割れより深刻な人気格差の拡大 [05Jul14]

2014-07-05 20:00:00 | 芸能
「Japan Expo」での乃木坂46のライブは、パリ時間の7月4日(金)午後に予定されていて、すでに現地は5日(土)になっているので、おそらく無事に終わったのだと思います。

ライブも含めてイベントの数が凄まじく多いので、乃木坂の情報がなかなか入ってこない中、「Japan Expo」の英語サイトに、「乃木坂登場!」的なニュースが載って、新内眞衣の写真がトップになっています。

乃木坂メンバーが楽天ブースに現れ、フランスのファンと交流したときのものだそうで、いくつか載せられている写真には、中元日芽香、川後陽菜、伊藤寧々、新内眞衣の四人が写っていて、選抜メンバーはいなかったようです。

このイベントがライブと近接した時刻に行われたので、選抜メンバーはすでに LIVE HOUSE に行っていて、この4人がブースでの交流会を引き受けたのかもしれません。

ただ、現地の記者は乃木坂のことをよく知らない上に、ライブの写真は、著作権もあって載せづらいのかもしれません、初めて姿を現したメンバーを素直に写真に収めて記事を書いて、選抜に帯同したアンダーメンバーが中心の画像が配信されたんじゃないでしょうか(笑)。

まあ、センターとか、フロントとか、そんな話をしても、余程のファンでなければ、パリでは「?」だろうし、これはこれで楽しいですね。

金曜以降、乃木坂の出番はないようなので、おそらく今日か明日には、帰国するんじゃないでしょうか。


ところで、トークとライブは金曜日なのに、メンバーは確か火曜日くらいに旅立ったことから、「Japan Expo」の前に、何か仕事があったのかもしれません。

「Japan Expo」への参加自体が楽天絡みなので、一番考えられるのはコマーシャルの撮影ですね。

あるいは、「Kobo」を手にしたメンバーが、パリの街で云々といったCMなのかも(笑)。

まあ、ライブの様子も含めて、徐々に情報が出てくるでしょう。

「Japan Expo」英語サイトのニュース記事



さて、9枚目「夏のFree&Easy」の発売が来週に迫ってきて、今日は、初動予想を出してみたいと思います。

毎回、当たらないのが恒例となっている予想だけど(笑)、あれこれ考えることに意味があるということで、今回も懲りずにやってみます。

まずは、木曜日に判明した9枚目個別握手会第8次応募終了後の完売状況です。

(表1) 9枚目個別第8次応募終了時点で1部以上完売を出しているメンバーの推定売り上げ枚数による順位

凡例
[順位] (完売部数/担当部数, 前次からの積み上げ完売部数) メンバー名

[1] (30/30, 0) 白石麻衣 西野七瀬 秋元真夏
[1] (30/30, +2) 橋本奈々未 深川麻衣
[6] (27/30, +2) 桜井玲香
[7] (25/30, +2) 松村沙友理
[8] (24/30, +4) 衛藤美彩
[9] (17/30, 0) 若月佑美
[10] (3/30, 0) 堀未央奈
[11] (2/30, 0) 高山一実
[12] (2/29, 0) 生駒里奈
[13] (2/21, 0) 永島聖羅
[24] (5/5, 0) 松井玲奈

# 完売部数ゼロのメンバーの順位部分は載せていない
# メンバー名の色は、「1期10」(白石、西野、秋元、深川、橋本、桜井、松村、衛藤、若月、生田)が黒字、それ以外の1期メンバーである「1期20」は緑色「2期」はオレンジ色
# 生田絵梨花は一時休業で、9枚目個別握手会には参加していない


握手会スター10人である「1期10」のメンバーは、順調に完売部数を伸ばして、30部全完売が5人となりました。

一方、それ以外の1期メンバーである「1期20」と「2期」からは新たな完売が出ず、1部以上完売を出しているメンバーも、高山一実、生駒里奈、永島聖羅、堀未央奈の4人だけです。

ところで、これまで「1期10以外」と呼んでいたグループは、「1期20」と表記することにしました。

「1期10以外」だと、「2期」が入るイメージがあるし、「以外」というのは、メンバーにちょっと申し訳ないので(笑)。


(表1)の「+」が付いた数字を足したもの、つまり7次からの積み上げ完売数は12部で、これで781部中257部の完売となっています。

以下の表は、7枚目、8枚目、9枚目の第8次応募後について、グループ別の完売部数、担当部数、完売率、推定売り上げ枚数、完売人数、平均完売部数を示したものです。

(表2) 7枚目、8枚目、9枚目の個別第8次応募終了時点でのグループ別の売り上げ関連データ

凡例
シングル番号第8次応募後「タイトル」個別による推定売り上げ枚数 (前次からの積み上げ枚数)
完売部数(前次からの積み上げ完売部数)/担当部数 [完売率, 推定売り上げ枚数, 完売を出している人数/総人数, 1人当たりの平均完売部数]:グループ名

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入
# 桁数を揃えるため、上位桁に「0」を挿入している数字がある


7枚目第8次応募後「バレッタ」37.8万枚 (前次から+1.1万枚)
261部(+09部)/288部 [90.6%, 19.2万枚, 10/10人, 26.1部]:1期10
079部(+07部)/266部 [29.7%, 13.6万枚, 16/20人, 04.0部]:1期20
018部(+04部)/110部 [16.4%, 05.0万枚, 07/13人, 01.4部]:2期
358部(+20部)/664部 [53.9%, 37.8万枚, 33/43人, 08.3部]:全体


8枚目第8次応募後「気づいたら片想い」34.2万枚 (前次から+1.2万枚)
264部(+10部)/294部 [89.8%, 19.5万枚, 10/10人, 26.4部]:1期10
027部(+05部)/330部 [08.2%, 10.7万枚, 10/20人, 01.4部]:1期20
006部(+01部)/135部 [04.4%, 04.0万枚, 03/12人, 00.5部]:2期
297部(+16部)/759部 [39.1%, 34.2万枚, 23/42人, 07.1部]:全体


9枚目第8次応募後「夏のFree&Easy」30.2万枚 (前次から+0.7万枚)
243部(+12部)/270部 [90.0%, 17.9万枚, 09/09人, 27.0部]:1期10
006部(+00部)/357部 [01.7%, 08.5万枚, 03/19人, 00.3部]:1期20
003部(+00部)/149部 [02.0%, 03.6万枚, 01/12人, 00.3部]:2期
005部(+00部)/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
257部(+12部)/781部 [32.9%, 30.2万枚, 14/41人, 06.3部]:全体


9枚目第8次応募後の推定売り上げ枚数は30万2千枚で、前次から7千枚の積み上げです。

(表2)から分かるように、7枚目、8枚目、9枚目と、総部数は664部、759部、781部と増えているのに、完売部数は358部、297部、257部と減っていて、推定売り上げ枚数もそれに伴って少なくなっています。

9枚目では、「1期10」の推定売り上げ枚数が8枚目から1万6千枚ほど落ちていますが、これは生田絵梨花の通常売り上げ分とほぼ同じです。

しかし、全体の推定売り上げ枚数は、8枚目と比べて4万枚減っていて、彼女の抜けた穴以上に、大きなセールス低下が起こっていることになります。


8枚目、9枚目と連続してCDセールスが落ちている一番の原因は、「1期20」と「2期」が売り上げを減らしていることで、推定売り上げ枚数、1部以上完売の人数、1人当たりの平均完売部数、すべてで低落が見られます。

その結果、以下に示すように、個別によるCDセールスの「1期10」への依存度が、8枚目、9枚目とどんどん大きくなっています。

(表3) 7枚目、8枚目、9枚目の個別第8次応募終了時点でのグループ別売り上げ比率

凡例
シングル番号第8次応募後「タイトル」
そのグループの推定売り上げ枚数の総売り上げ枚数に対する比、完売部数の総完売部数に対する比、担当部数の総担当部数に対する比、人数の総人数に対する比:グループ名

# 比率はすべて%表示で、小数点以下1桁を四捨五入したもの


7枚目第8次応募後「バレッタ」
枚数50.8% 完売部数72.9% 担当部数43.4% 人数23.3%:1期10
枚数36.0% 完売部数22.1% 担当部数40.1% 人数46.5%:1期20
枚数13.2% 完売部数05.0% 担当部数16.6% 人数30.2%:2期


8枚目第8次応募後「気づいたら片想い」
枚数57.0% 完売部数88.9% 担当部数38.7% 人数23.8%:1期10
枚数31.3% 完売部数09.1% 担当部数43.5% 人数47.6%:1期20
枚数11.7% 完売部数02.0% 担当部数17.8% 人数28.6%:2期


9枚目第8次応募後「夏のFree&Easy」
枚数59.3% 完売部数94.6% 担当部数34.6% 人数22.0%:1期10
枚数28.1% 完売部数02.3% 担当部数45.7% 人数46.3%:1期20
枚数11.9% 完売部数01.2% 担当部数19.1% 人数29.3%:2期
枚数01.0% 完売部数01.9% 担当部数00.6% 人数02.4%:松井玲奈


「1期10」の貢献率は、枚数ベースで、7枚目50.8%、8枚目57.0%、9枚目59.3%と上昇、これに対して、「1期20」は、7枚目36.0%、8枚目31.3%、9枚目28.1%と下がっています。

さらに、完売部数ベースでは、9枚目における「1期10」貢献率は94.6%に達していて、「1期20」の2.3%、「2期」の1.2%を大きく引き離しています。

つまり、9枚目の個別では、8枚目で明らかになった握手会人気の格差が一層広がり、「1期10」以外が勢いを失ったため、第8次応募後の推定売り上げ枚数で、前作から4万枚減、前々作からは7万6千枚減という、大きなセールス低下が起こっているということです。


AKB48襲撃事件の影響以前から、乃木坂の個別握手会によるCDセールスは、格差拡大による失速が始まっていて、オリコン第1週に算入する応募次数を増やすトリックのため、初動枚数では見えにくいですが、同次で比べると、明らかに低落傾向が出ています。

また、事件後、厳重警備となった握手会では、ループがしにくく、ファン1人が消化出来る握手券の枚数が減るのは避けられないでしょう。

となると、ファンが握手券を「推し」に絞り、総枚数を少なくしようとする可能性があって、人気格差の拡大と総売り上げ枚数の減少がさらに進む可能性があります。


個別によるCDセールスの低落は、コアファンの購買意欲減退や人数減少を示すものですが、その背景には、ライトファン層の脆弱さがあると思います。

分厚いライトファン層が存在していれば、新しいコアファンが次々に現れるので、8枚目、9枚目に見られるような、急速な売り上げの低下は起こらなかったんじゃないでしょうか。

やはり、本格的なヒットを飛ばして、乃木坂というグループに対する社会的関心を高め、ライトファンを増やしてファン層の裾野を広げなければ、新規コアファンの出現スピードが、既存コアファンの離脱スピードに追いつかず、低落傾向に歯止めを掛けるのは難しい気がします。

ヒットを出せる選抜、握手会の人気ではなく、パフォーマンスの実力で選んだチームに一刻も早く切り替えて、音楽シーンでの存在感を示さないと、乃木坂の未来はますます不透明なものになるでしょう。

このブログでは、握手会主義で選抜を決めていると、やがては握手会にも人が来なくなると、これまで何度も書いてきましたが、まさに心配していた通りのことが起こり始めています。

運営は意識を変えて、音楽グループとしての乃木坂を、もう一度立て直して欲しいですね。


では、9枚目「夏のFree&Easy」のオリコン第1週の売り上げ枚数、つまり初動を考えてみましょう。

(表4) 8枚目と9枚目に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、応募最終日から初動集計締め切り日までの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入される、あるいは算入されたことを、ピンク色の数字は、その一部が算入される、あるいは算入された可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
# オレンジ色は予想日程
#「-60d」は、集計締め切り日の60日前という意味


9枚目「夏のFree&Easy」
発売日 2014年7月9日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年7月13日(日)

[01次] +4 {0.8万枚} (2014/05/09~05/09, -65d)
[02次] +52 {9.1万枚} (2014/05/15~05/16, -58d)
[03次] +61 {17.8万枚} (2014/05/22~05/23, -51d)
[04次] +46 {22.6万枚} (2014/05/29~05/30, -44d)
[05次] +31 {25.4万枚} (2014/06/05~06/06, -37d)
[06次] +32 {28.1万枚} (2014/06/12~06/13, -30d)
[07次] +19 {29.5万枚} (2014/06/19~06/20, -23d)
[08次] +12 {30.2万枚} (2014/06/26~06/27, -16d)
[09次] +?? {??万枚} (2014/07/03~07/04, -9d)
[10次] +?? {??万枚} (2014/07/10~07/11, -2d)
[11次] +?? {??万枚} (2014/07/17~07/18, +5d)


8枚目「気づいたら片想い」
発売日 2014年4月2日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年4月6日(日)
特定流通CD第1週売り上げ(=初動個別分) 34.0万枚

[01次] 0 (2014/02/04~02/05, -60d)
[02次] +35 (2014/02/12~02/13, -52d)
[03次] +47 {13.0万枚} (2014/02/19~02/20, -45d)
[04次] +62 {20.8万枚} (2014/02/26~02/27, -38d)
[05次] +67 {27.7万枚} (2014/03/05~03/06, -31d)
[06次] +52 {31.7万枚} (2014/03/12~03/13, -24d)
[07次] +18 {33.0万枚} (2014/03/19~03/20, -17d)
[08次] +16 {34.2万枚} (2014/03/27~03/28, -9d)
[09次] +3 {34.6万枚} (2014/04/03~04/04, -2d)
[10次] +18 {35.8万枚} (2014/04/10~04/11, +5d)
[11次] +12 {36.8万枚} (2014/04/17~04/18, +12d)
[12次] +15 {38.1万枚} (2014/04/24~04/25, +19d)
[13次] +3 {38.3万枚} (2014/05/01~05/02, +26d)
[14次] +2 {38.5万枚} (2014/05/08~05/09, +33d)
[15次] +2 {38.7万枚} (2014/05/15~05/16, +40d)
[16次] +8 {39.4万枚} (2014/05/22~05/23, +47d)
[17次] +4 {39.7万枚} (2014/05/29~05/30, +54d)
[18次] +0 {39.7万枚} (2014/06/05~06/06, +61d)
[19次] +0 {39.7万枚} (2014/06/12~06/13, +68d)
[20次] +1 {39.8万枚} (2014/06/19~06/20, +75d)
[21次] +4 {40.1万枚} (2014/06/26~06/27, +82d)


第8次応募後の推定売り上げ枚数は30万2千枚で、スケジュール的に見て、次の第9次応募分が初動に入る最後だと思います。

7次から8次への積み上げ枚数は7千枚で、次数的にも、申し込みのピークを過ぎている上に、個別握手会が厳重警備の「柵越し握手」ということが判明して、9次で大きくセールスが伸びるとは思えず、どんなに良くても積み上げは2万枚以下という気がします。

そこで、第9次応募分の積み上げを4千枚から2万枚の範囲として、前作初動である45万8千枚に到達するのに必要な一般流通CDの売り上げ枚数と、その際の初動(SS/OC)比を計算してみました。

(表5) 9枚目個別第8次応募後の売り上げ枚数を30.2万枚とし、発売第1週までに積み上げる個別枚数を4千枚から2万枚まで4千枚枚刻みで動かしたとき、それぞれのケースで前作と同じオリコン初動を達成するために必要な初動(SS/OC)比と一般流通CDの第1週売り上げ枚数

凡例
積み上げる個別枚数: 必要な一般流通CD第1週売り上げ枚数 [初動(SS/OC)比] 特定流通CD第1週売り上げ枚数 / 目標とするオリコン初動枚数

+0.4万枚:15.2万枚 [33.2%] 30.6万枚 / 45.8万枚
+0.8万枚:14.8万枚 [32.3%] 31.0万枚 / 45.8万枚
+1.2万枚:14.4万枚 [31.4%] 31.4万枚 / 45.8万枚
+1.6万枚:14.0万枚 [30.6%] 31.8万枚 / 45.8万枚
+2.0万枚:13.6万枚 [29.7%] 32.2万枚 / 45.8万枚

#「一般流通CD第1週売り上げ枚数」は初回限定盤全タイプと通常盤を合わせた店頭販売CDの第1週売り上げ枚数
#「特定流通CD第1週売り上げ枚数」は個別握手会によるCDの第1週売り上げ枚数


かりに第9次応募で2万枚を積み上げたとしても、店頭販売CDの売り上げとして13万6千枚以上売らないと、初動前作割れとなってしまいます。

前作サウンドスキャン第1週が11万8千枚だったことを考えると、前作割れ回避は非常に難しい状況です。

現実的に考えると、9次での積み上げは、8千枚かせいぜい1万2千枚あたりが妥当で、個別握手会による第1週の売り上げ枚数は31万枚あたりかなと予想しています。


もし、8千枚だとすると、店頭販売CDは14万8千枚と、前作を3万枚越える売り上げが必要になってきます。

全国握手会が「握手会」から「お話し会」となり、また厳重警備のため、可能なループ回数が減り、消化出来る握手会枚数が少なくなることを考えると、果てしなく厳しい数字と言わざるを得ないです。

また、9次積み上げ8千枚での初動前作維持であれば、初動(SS/OC)比は32.3%となり、以下に示す(表6)のように、個別握手会の規模が小さかった頃の3枚目「走れ!Bicycle」以来の高水準となり、もし実現したら、我が目を疑うレベルの数字です。

前作の初動(SS/OC)比が25.7%であることから考えても、(表5)に載せているケースは、いずれも相当に無理があって、やはり、9枚目の初動前作維持は、極めて厳しいという予想になってしまいます。

つまり、乃木坂歴代初のシングル初動前作割れが起こる確率が、もの凄く高いということです。

(表6) 歴代シングルの一般流通CDと特定流通CDの売り上げ枚数

凡例
シングル番号 : 一般流通CD第1週売り上げ枚数 [初動(SS/OC)比] 特定流通CD第1週売り上げ枚数 / オリコン初動枚数「タイトル」

# 「一般流通CD第1週売り上げ枚数」は、全タイプの一般流通CDについて合計したもの。
サウンドスキャンTOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「SS」はサウンドスキャン、「OC」はオリコン
# 初動(SS/OC)比は、「一般流通CD第1週売り上げ枚数」をオリコン初動枚数で割ったもの。数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高いことを示す
# 「特定流通CD第1週売り上げ枚数」は、オリコン初動から 「一般流通CD第1週売り上げ枚数」を引いたもの。個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る

1枚目 : 8.3万枚 [61.2%] 5.3万枚 / 13.6万枚「ぐるぐるカーテン」
2枚目 : 7.3万枚 [47.2%] 8.2万枚 / 15.6万枚「おいでシャンプー」
3枚目 : 6.1万枚 [32.6%] 12.6万枚 / 18.7万枚「走れ!Bicycle」
4枚目 : 6.6万枚 [28.3%] 16.7万枚 / 23.3万枚「制服のマネキン」
5枚目 : 7.2万枚 [29.6%] 17.0万枚 / 24.2万枚「君の名は希望」
6枚目 : 9.7万枚 [28.9%] 24.0万枚 / 33.7万枚「ガールズルール」
7枚目 : 9.0万枚 [22.8%] 30.5万枚 / 39.5万枚「バレッタ」
8枚目 : 11.8万枚 [25.7%] 34.0万枚 / 45.8万枚「気づいたら片想い」

9枚目 : ???万枚 [???%] 31~32万枚「夏のFree&Easy」


オリコン初動の前作割れだけでなく、個別握手会による売り上げの前作割れも、もし起これば初めてのことで、完売状況から見て、第9次応募で奇跡が起こらない限り、それはほぼ確実だと思います。

一方、初回限定盤と通常盤を合わせた店頭販売CDに関しては、全国「お話し」会や厳重警備から見て、前作を上回ると考える要素はゼロだけど、どう転ぶか読めない部分もあって、数字を出すのは難しいです。

しかし、外れを覚悟で、敢えて、予想してみましょう(笑)。


まず、前作8枚目の第8次応募後の推定売り上げ枚数は34万2千枚、今作同次は30万2千枚。

この比を、前作の一般流通CDセールスである11万8千枚に掛けると、10万4千枚になります。

ただ、9枚目全国は、厳重警備でループの回数が少ない上に、握手なしの「お話し会」で、CDの購買意欲は間違いなく落ちるでしょう。

また、「お話し会」の日程は、

7月19日(土):京都パルスプラザ大展示場
9月20日(土):ポートメッセ名古屋
9月27日(土):幕張メッセ

最初の京都は発売の10日後だけど、名古屋と関東は9月下旬とかなり先になります。

7月19日(土)の「お話し会」の様子を見て、最終的な購入枚数を決めるコアファンが多くなって、買う時期が遅くなる分、初動枚数を押し上げる力は弱くなる可能性がある。

ということで、個別の勢いから出した10万4千枚をさらに下げて、8万枚あたりが一般流通CDセールスの第1週予想として妥当なラインかなという気がします。

初動個別分は、上に述べたように31万枚と見ているので、結局、オリコン初動は39万枚になります。

つまり、前作から7万枚弱の減少という予想です。


ただ、楽天など、乃木坂と関係する企業の社員さんが、応援の気持ちを込めてCDを買ってくれる、もしくは買わざるを得なかったり(笑)、お得意さんへの「お土産」や何らかの「景品」として、まとまった枚数を購入するといったことがあれば、その分はまったく読めないです。

そういうことが実際にあるのかどうか、あったとしてどの程度CDセールスを押し上げるのか、まったく分からないし、考えるための資料もないので、一般流通CDのセールスに関しては、毎度のことながら、「?」を三つくらい付けたくなります(笑)。

まあ、昔の巨人戦のチケットじゃあるまいし、乃木坂のCDが「お土産」や「景品」になることは、まずないと思うんですが。


握手会主義には反対だけど、数字が出る以上、乃木坂ファンとしてオリコン初動は大きい方が良いので、初動39万枚の前作割れという予想は、あまり当たって欲しくないんですが、完売状況、柵越し握手、お話し会、厳重警備といった現状を踏まえると、景気のいい数字はなかなか出てきません。

ただ、実際の初動枚数がどうなろうとも、求められるハイレベルな「安全対策」のため、握手会を巡っては、厳しい状況が今後も続いていく現実に変わりはありません。

また、メンバー間の人気格差が拡大し、コアファンが少なくなり、ライトファン層も脆弱で、乃木坂が坂を下り始めている可能性が高いことも、直視しなければならない問題です。

結局、生き残るためには、同じ発想で、同じことをしていてはダメで、絶えず改革を行っていかなければならないのでしょう。


関連記事

伊藤万理華の連続アンダーは乃木坂大改変への布石か、「握手会主義年長型選抜」とヒットの条件 [01Jul14]

9枚目「夏のFree&Easy」個別7次後分析、初動前作割れ濃厚も、初回盤の特典変更なら予測は困難 [28Jun14]

9枚目「夏のFree&Easy」個別6次後分析、格差拡大と襲撃事件で乃木坂初の初動前作割れの危険 [21Jun14]

乃木坂9枚目個別握手会は再び長期販売も、9th選抜は「連続応募」と「紅白」で短期の可能性 [10May14]

9枚目シングルは乃木坂史上初の「前倒し」発売、過酷な制作スケジュールとなる可能性 [06May14]

アクリル板越し握手の実現性、警察の「要請」はAKB48Gと乃木坂46の握手会を変えるか [28May14#2]

金属探知機は魔法のアイテムではない、AKB48Gと乃木坂46に求められる握手会依存からの脱却 [28May14]

握手会は続行可能か?AKB運営の失われた信頼と多難な前途 [27May14]

AKB48全国握手会で殺人未遂事件、なぜ刃物を会場に持ち込めたのか、主催者の責任を考える [26May14]

乃木坂9枚目は過酷日程対応選抜、平日可&ダンス力で井上優里星野抜擢、大和初選抜、研究生ゼロ [12May14]

乃木坂46「気づいたら片想い」初動45万8千枚を読む(2) ~ 握手会人気の格差拡大と「終わりの始まり」

乃木坂46「気づいたら片想い」初動45万8千枚を読む(1) ~ SKE48ファン参入の可能性と「コップの中の嵐」

「シミュレーション計算の方法」

乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)

乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明


// 過去の記事を読みたい方へ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「無口なライオン」MVは、止... | トップ | 「乃木坂って、どこ?」で増... »
最新の画像もっと見る

芸能」カテゴリの最新記事