かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2012.6.17 群馬県産廃立地規制

2012-06-17 01:46:09 | インポート
6月5日の県議会本会議の私の質疑で、産廃、一般廃棄物の最終処分場が高崎市(吉井町上奥平)、富岡市、安中市の市境には11ヶ所の最終処分場が稼働または計画されている。

せまい地域に最終処分場が集中することに対して、何らかの立地規制、総量規制の必要性について質しました。

これに対して環境森林部長の答弁で、「最終処分場が特定の地域に過度に集中しないよう、現行の事前協議制に新たな立地規制を追加し、行政指導を行う。」と明らかにしました。

吉井町上奥平の産廃反対の立場で活動を進めてきましたが、一定の政治的到達点となったかもしれません。
引き続き、4つ目の上奥平地区産廃に反対していきます。

県が文書で発表したのは以下の通りです。

      廃棄物最終処分場の立地適正化に関する検討について

                                   平成24年6月7日
                                 廃棄物・リサイクル課


1 最終処分場計画の集中化に対する課題
 産業廃棄物処理施設のうち、最終処分場の設置をめぐっては、総論として社会的必要性は理解されるものの、排水や大型車輌の通行による周辺地域の水質・大気の悪化などが懸念され、地域住民及び市町村長の忌避感や不利益感が強く、設置を反対する要因になっています。
 また、交通の利便性や地形上の特性により、複数の最終処分場の計画が特定の地域に集中することもあり、周辺住民からは集中立地を抑制する何らかの規制を求める要望が出ています。


2 現行の立地規制等
(1)廃棄物処理法による規制
 廃棄物処理法における廃棄物処理施設の集中規制は、焼却施設については規定があるものの、最終処分場については規定されていません。ただし、周辺施設について適正な配慮を求めています。
(2)本県の事前協議規程による指導
 現行の立地規制としては、事前協議規程により、文教施設や医療施設からの距離を制限し、自然環境及び災害防止等のための保全区域を除外することを求め、また、水道水源の取水地点周辺では配慮を求めています。


3 検討中の立地適正化のための指針の概要(案)
 こうした点を考慮しつつ、最終処分場が特定の地域に過度に集中しないよう、本県として事業計画を誘導する指針を検討しています。
● 現行の事前協議制度に新たな立地規制を追加し、行政指導を行う。
● 対象は、最終処分場に限定する。
● 水源や水系(小流域)の範囲、既存施設(計画中を含む)との距離、搬入道路や土地利用の状況などを考慮する。


4 今後のスケジュール
● 平成24年7月下旬 県環境審議会における事前協議規程改正案骨子の説明
● 平成24年7~8月 事前協議規程改正案骨子に対する意見の募集(パブリックコメント)
● 平成24年9月 県環境審議会による事前協議規程改正原案の審議
● 平成24年9月議会環境農林常任委員会において事前協議規程改正原案の説明 
● 平成24年11月 事前協議規程の改正
● 平成25年 改正事前協議規程の施行(予定)


昨日はあいさつまわり、第4回オープンミーティング、後援会会議、北関東ユニオン総会、自然エネルギー映画会。