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鳴子は温泉とこけしの町。
仙台からは高速を使って車で1時間半程の距離にある山間の温泉街だ。
私が泊まったのは「鳴子天神」というホテル。
宿名が最近変わったようでホテル正面のネームは旧名「鳴子天鳳」のままだった。
格安プランを利用したのだが、料理もサービスも合格点。
駅から少し遠くて、しかも山登りになるけど、お勧めの宿だ。
お風呂は源泉掛け流しで加水温度調節のみの天然温泉。
色はやや濁りがあり、加水しすぎなのか、私的には少し温かったかな。
露天風呂はすぐ隣が山で野趣を感じた。
夜に酔って入ったなら狸に化かされそうな気になる。
幸い私は朝しか入れなかったけど(笑)…
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
鳴子の町には「早稲田桟敷湯」と「滝の湯」という2つの外湯がある。
早稲田桟敷湯はその名の通り早稲田大学生が掘り当てた湯だそうだ。
外観は洒落た黄色の建物。
案内にしたがって内に入ると、狭いくぐり戸を抜けて階段を下りる。
初めて来た人は階下に風呂があると思わないから少し勇気がいるかもしれないな。
湯は透明だが白い湯花が沈んでいる。
微かだが硫黄臭もした。
風呂場内の天井は高く、湯を引く木枠に湯の花が付着している。
地元の人だろうか、その湯の花をタオルに取り、身体に擦り付けていた。
もう一つの外湯「滝の湯」は早稲田桟敷からさらに山の方へ行ったところにある。
残念ながら、私の滞在中は改装工事中で体験できなかった。
なんでこの時期にと思ったけど仕方がない。
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鳴子散策中、こけし店や土産物屋さんで
「どこに泊まっているの?」と聞かれて
「天神です」と答えると
「あぁ、天鳳か」とそっけなく、しかも旧名で言われた。
結構冷ややかな対応だったから少し気になるのだが…
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