週刊朝日の橋下大阪市長に関する記事による一連の騒動(参考:「橋下大阪市長の取材拒否に対する朝日新聞の反論記事について」)で、朝日新聞出版、朝日新聞がお詫びの文書を出し全面降伏する事態となりました。
朝日新聞は人権擁護の旗手であることを自認していたのではないでしょうか。にも関わらずこのような記事が掲載されたということを単にお詫びをするだけでなく徹底的に検証すべきであると考えます。
このブログでも報道の質の低下について書いたことがあります。この一年でも次のようなものがありました。「「節電塗装」に関する新聞記事について」、「「質量」=「重さ」?」、「家庭と大口需要家の消費電力比率に関する報道」、「誤解を招きかねない節電方法に関する報道」、「「世界の風力発電10年で出力10倍」ということですが・・・ 」
これらは私が専門とする省エネ・節電などに関することで違和感を感じたことを書き連ねたものです。勿論、私の一面的な見方かも知れませんが、少し考えれば分かるだろーといったことや、こんなこと言って大丈夫かなーと思わされることを指摘しております。
今回の記事についても、ほんの少しの想像力があれば、このような事態にはならなかったものと思います。報道そのものが相当に劣化しているのではないかと思わされるような出来事であったと思います。