ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

海岸植物

2014年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム

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       キリンソウ                   ハマボッス

    海岸に特有の植物は、葉が厚く岩場に生えるものが多い。

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            スカシユリは海岸植物の代表格。

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               ハマヒルガオやナミキソウは浜辺を覆う。

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       セリ科の大物 オオカサモチ は花が終わって種になってきた。

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 ハマエンドウ と ヒロハクサフジ は似ていて混同する。

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  ハマナス と ノイバラ は共にバラ科で、この両者の自然交雑種が生ずる。

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     交雑種の コハマナス 。 花の色、大きさ、棘の大きさが両親の中間。

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 海岸植物と限らないのかも知れないが、海岸近くで稀に見る リシリツタウルシ。

 蔓性ではなく、気根もない。 触ればかぶれることは確かだろう。

































オロフレ山

2014年06月26日 | 日記・エッセイ・コラム

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 北海道胆振地方には、標高1000m前後の山が10座ほどある。 その一つ

 オロフレ山は標高1230mだが、登山口のオロフレ峠が930mで、スタート

 地点から展望がよい。

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            雲の上に羊蹄山、 その横にニセコの山並みが連なる。

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       20分ほど進むと、荒々しい岩肌が切れ落ちる羅漢岩。

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                 1時間ほどで山頂が見えてくる。

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 洞爺湖を展望。 後ろの山の上に、先進国サミットの会場となったウインザーホテルが見える。

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 登山道脇は花畑。 チシマフウロ、ヨツバシオガマ、カラマツソウなどが咲き乱れる。

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 低い山頂標と三角点。      徳瞬瞥山、ホロホロ山が並び、その右は名無し山。
































 


アポイ岳

2014年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

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日高山脈の南端付近にあるアポイ岳は、標高810mの低い山だが、固有種が多く、

その高山植物群落が特別天然記念物に指定されている。

森林帯の登山道脇に、熊避けの、筒型の鐘が吊り下げられている。

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 橄欖岩という硬い岩が露出している。 それによる超塩基性の特殊な土壌条件が、

 多くの固有種を生じさせている。

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        アポイアズマギク               アポイゼキショウ

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        エゾコウゾリナ            チシマキンレイカ

   アポイを冠する固有種が多いが、今年は開花が早く、めぼしい花は終わっていた。

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     山頂展望                    ハイマツ帯

 通常、高山では森林限界にダケカンバがあり、その上がハイマツになるが

 アポイ岳は7合目辺りからハイマツになり…

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   9合目からダケカンバになる。       山頂もダケカンバ林の中。

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  山頂からの展望はきかないが、少し下がった所から、吉田岳、ピンネシリへの稜線。

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                             7合目辺りでは、きれいな雲海が生じた。                         

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5合目辺り、斜面上部50mほどのところに、大きなエゾシカがいて、登山者を見つめていた。

北海道では、エゾシカによる食害が問題で、林内の所々に、食害予防調査のネットが設置されていた。




































里山初夏

2014年06月21日 | 日記・エッセイ・コラム

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 ヤマグワの実が熟してきた。 赤から黒に変わる過程がよくわからない。

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   オニグルミの実はまだ上を向いているが、さらに大きくなると下向きになる。

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       ハルジオンは盛りを過ぎて、ヒメジョオンが咲きだした。

       個別にみるとキレイだが、 増えすぎる厄介もの。

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  クサヨシの葉を折り畳んだヤツは    カバキコマチグモ、毒蜘蛛である。

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           イトトンボは種類が多く、色の違いが微妙で同定できず。

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      クロヒカゲ?                   コミスジ?

 蝶は翅の紋様がはっきりしているので、ネットの図鑑で推定できる。





























雨滴

2014年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム

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 梅雨の晴れ間、植物の葉に雨の滴が載る。 オトギリソウ科のキンシバイの葉は

 撥水性が強いのか、水滴の表面張力がよく働いている。

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こちらもオトギリソウ科のヒペリカム。 鋸歯がないのに、葉の縁に滴が連なる。

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 ムラサキツユクサは名にふさわしく葉に露を置く。 ただし、これは本来の「露」ではない。

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      蕾のニッコウキスゲ、咲きだしたヤナギランの葉にも細かい雨滴。

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リンドウには多数の滴              ヒロハヘビノボラズには1個だけ。

手前のヨツバヒヨドリには水滴なし。