カリガネソウは日本全域に分布するようだが、希少種で自生しているものは見かけない。
春に知人から3cmほどの苗を貰って庭に植えたら大きな株に育った。
8月末に小さな蕾がたくさん付き、9月始めから咲きだした。
鮮やかな青紫の花弁が5枚。 4本の雄しべと先端が2裂する雌しべが下に向かって湾曲する。
雁金草の名前の由来は、花の形が飛ぶ雁に似るからとか、家紋の“結び雁金”に
似るからとされる。
マルハナバチが花弁につかまると、蜂の体重で花が下に垂れた。
そして、雄しべや雌しべが蜂の背中に付く仕組みになっている。
散り方は潔く、枯れた花殻を枝に残さない。
花が散ってしばらくすると、萼の中に種ができる。
この花は特有の悪臭がするそうだが、嗅覚の衰えで感知(関知)せず。
青森・岩手県境に産業廃棄物を不法投棄された現場は、長い年月と莫大な費用を投じて再生への
取り組みが行われている。 県が実施している現場見学会に参加した。
青森県側の 11ha の全容。 廃棄物は全量撤去されて地山が現れている。
見学者はヘルメットと防臭用マスク着用。 現在はほとんど臭わないが、以前は
ひどい悪臭だったと言う。
奥の3棟の建物が廃棄物選別ヤード。
廃棄物を大きさ別に3種類に分別。 ここから運搬車で搬出される。
投棄現場の少し下に、浸出水処理施設。 浸出水貯留池。
廃棄物に触れて汚染された浸出水は、貯留池に導水し、処理施設で汚染物質を
除去して放流する。
行程が多い処理フロー。 施設内部には各種の設備が並ぶ。
処理後の水を入れた水槽で泳ぐウグイ。 見学中、唯一ホッとする場面。
NPOつがる夢庭志仙会が開催した植樹祭に、森林ボランティア青森も参加した。
五農生らと一緒に、杉林の中にヒバの苗を植えた。
植樹場所は、脇元の靄山の裏側。 靄山には脇元岩木山神社があり、旧暦の
8月1日にあたる、9月5日には朔日山に登るお山参詣が行われる。
正面参道は急な登りだが、10分ほどで、標高152mの山頂に登れる。
山頂からの展望。 七里長浜の先に岩木山があるが、この日は雲の中。
帰路、津軽鉄道、毘沙門駅の、「鉄道林研修の場」を視察。駅舎は間伐材利用。
森林ボランティアが関わって間伐等をした鉄道林。 植樹したヒバは生育していた。
五農校前駅にも、間伐材で作られた「五農農業会社」。 生産物の販売実習を行う。
津軽鉄道はこの時期、「鈴虫列車」となる。