ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

自然休養林

2012年09月27日 | 日記・エッセイ・コラム

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  長野県木曽地方にある赤沢自然休養林は、日本で最初に指定された自然休養林。
  

  第1回全国森林浴大会が開催され、森林浴発祥の地でもある。

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  整備された多くの散策コースがあり、多種の植物を観察しながら散策できる。

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     マルバノキ や オオヤマレンゲ などは初めて見る。

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  森林鉄道が1,1Km復元されて、5両の客車を引いて運行する。

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  鉄道記念館もある。 木片を燃料に使い、火の粉対策で煙突が大きくなった機関車。

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  森林資料館では、林業の歴史を資料や写真で展示。

  木曽五木は、ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ。














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木曽ヒノキ備林

2012年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

  備林は「びりん」と読むが、「美林」の誤植ではない。 岐阜県北部の国有林に、

  平均樹齢300~400年のヒノキが保護されている森林のことである。

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  標高1000mほどの山にあり、林道にはゲートが2箇所設置され、1箇所に

  2個の南京錠が掛けられている。

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  直径76cm、 材積6,1? のこのヒノキ1本が600万円とか。

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  古くから城郭や神社仏閣に用材を供給してきた歴史ある森林で、現在は

  文化的な木造建築物への供給や学術研究のために管理されている。

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  20年ごとに行われる伊勢神宮の式年遷宮に必要な材も供給している。

  次回、第62回の遷宮は平成25年で、それに先立ち、御用材伐採式が

  平成17年に執り行われた。

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  伐採には「三ツ緒伐り」が用いられる。 斧で三方から切り込んで、三箇所に

  ツルを残し、伐倒方向を正確にして倒す。

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  ヒノキとサワラが密着成長して年輪が一つになった合体木もある。


 















恵那山

2012年09月25日 | 日記・エッセイ・コラム

  恵那山(2191m)は、中央アルプスの南端の山。 その北麓にある馬籠で生まれ

  た島崎藤村が「夜明け前」で描いた山でもある。

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             富士見台高原の 神坂峠(1576m)から登る。

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          振り返ると中央アルプスの山並。

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             東に遠く南アルプスの山脈。

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市街地からも見える崩壊崖。        幾つかの峰を越えて進む。

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初めて見たクルマバハグマ。          春に咲くバイカオウレンが群生。

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数年前、山頂近くにセスナ機が墜落。事故処理のため、樹木を伐採した場所もある。

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  山頂近くの避難小屋。 後ろの岩山からの展望が少し開ける。

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  山頂一帯はシラビソ、コメツガ、サラサドウダンなどが生育する平坦地。

  恵那神社の社が次々に現れる。

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山頂には一等三角点。  展望台もあるが、登っても展望はよくない。

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麓の馬籠は、中山道が往時のまま残された。 島崎藤村記念館もある。































お山参詣

2012年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

  津軽地方の秋祭り、岩木山のお山参詣は、五穀豊穣を祈願し、旧暦8月1日の

  御来光を拝する日程で開催される。

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  白装束の一行が、津軽地方一円から岩木山神社を目指す。

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        御幣をたなびかせ、高い幟旗は横にして行進。

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                  岩木山神社に奉納

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         評判の嶽キミは岩木山麓一帯で栽培される。















霧ヶ峰

2012年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム

  霧ヶ峰は、車山(1925m)を中心にしたアスピーテ型火山。

  標高1600~1800mの緩やかな起伏の草原が多いが、日本百名山になっている。

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天然記念物の八島ヶ原湿原は草紅葉になってきた。 湿原の中の八島池

地名の由来のとおり、霧が発生することが多い地形で、植物相も豊か。

秋でも多種の花が見られる。

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  ワレモコウ                    赤色が濃い アサマフウロ

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 マツムシソウ がいたる所に。          ヤマラッキョウ

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                 物見石

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                レーダーが見える山頂へと道が続く。

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          山頂近くに ハナイカリ がかなり点在していた。

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車山の肩まで車で上れるので、多くの人が訪れる。 山頂には気象レーダーと社がある。

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  山頂から俯瞰する白樺湖。 この日は山の眺望は得られなかった。