ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

雛岳

2015年05月31日 | 

    5月末、中腹までのブナ林はエゾハルゼミの大合唱で騒々しい。

 

 6合目が雛岳と小岳方面への分岐。 2万5千分の地図では、ここから南西側に道があるが、

 登山道は南東側に回り込む。

       

         ミネザクラがまだ花を残していた。

  

              登山道脇に、ミヤマスミレやツマトリソウが小さな群落をつくる。

 

山頂(1240m)には、ハイマツ、ミネザクラ、ミネヤナギなどが密生して、その上に赤倉岳。

      

          少し先に行くと、高田大岳、小岳、大岳などが一望に。

  

    群生するハイマツの雄花と雌花。 意外にも 花をつけているのは全体の2割ほど。

  

 帰り、 6合目分岐から小岳方面への道を辿ってみる。 予想外に道筋がしっかりしている。

          

                 深い沢に雪が残っている。


七里長浜

2015年05月26日 | 日記

    

      七里長浜は28Kmほどの砂浜。 その3分の1ほどを歩いた。

      出来島海岸から海に突き出した橋は漁港施設?

           

                  おびただしい漂着ゴミ。 外国からの漂着もある。

 

              魚網や巨大な物体も波に打ち上げられる。

  

        海岸から少し離れると、 チガヤ や ハマニンニク が群生。

  

               柔らかそうな葉の カワラヨモギ や シロヨモギ はまだ花をつけない。

  

                  棘が痛い ハイネズ や ヒロハヘビノボラズ は花が蕾。

  

             この時期きれいなのは ハマナス と ハマエンドウ


白い花

2015年05月23日 | 

     里山に初夏の樹木の花が咲きだした。

 

      アズキナシ                  カマツカ

      

                  ミズキ

 

     ミヤマガマズミ                       ミツバウツギ

         

                    ケナシヤブデマリ

             

         ケナシヤブデマリと樹形がそっくりで、飾り花がない花があった。

               

       変種かと思ったら、希少種の マルバゴマギ だった。

           

         この記事で紅一点、 タニウツギはピンクの花。

      

                タニウツギも稀に白花がある。


木無岳

2015年05月20日 | 

津軽半島に木無岳が2座ある。 旧市浦村の木無岳(587m)はそれなりに

登られている山だが、今別の木無岳(686m)はほとんど登られていない。

新幹線奥津軽いまべつ駅付近から見える山並み。3本の電線がかかった山が

木無岳。 左の双耳峰は袴腰岳。

 

駅の後ろの林道を進み、標高130m地点に登山道の分岐。 藪になっているが、和徳沢沿いに

道筋がある。  人が歩いた形跡はなく、道の真ん中にサルメンエビネが咲いていた。

         

        中間の332mピークからは道筋なし。 竹藪とヒバの幼木を掻き分けて進む。

                 

                        標高450m地点で行く手に大岩が出現。

 

      岩壁に花が終わりかけの ミヤマスミレと まだ蕾のミヤマハンショウヅル。

  

大岩に攀じ登ると初めて展望が開ける。 前方に523mのピークがあり、その先の

三角峰が木無岳。 その奥の峰は丸屋形岳(718m)。

             

                    南側には横岳(573m)の稜線。

     

      振り返ると、登ってきた稜線のピークの先に新幹線駅。

      この地点から木無岳まで1,5Kmほどだが、藪こぎが難儀で引き返す。  


みちのく松陰道

2015年05月13日 | 日記

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、吉田松陰が安政の大獄で処刑された。 没年30歳。

松陰は22歳のとき、北日本歴遊で青森県の各地を巡った。

  

     今泉の十三湖岸公園に、「吉田松陰遊賞之碑」がある。

 

由来の碑文によれば、 嘉永5年(1852)津軽入りをはたした吉田松陰と宮部鼎三が、

北方海岸防備の視察のためこの地を通った時、十三湖と岩木山の絶景をめでた。

それを記念して昭和6年に記念碑を建立したが、その後、倒壊や破壊したため、

平成4年に3代目としてこの碑が建立された。

 

    海岸の国道脇に七ツ滝、 その近くに「みちのく松陰道入口」の標柱。

               

                   林道を2Kmほど入った所に案内板と標柱。

        

    

                 森林軌道跡もある。

 

          道端に山野草が群生。            花弁が緑色のニリンソウ。

        

      算用師峠(372m)。 展望はよくない。 この先、三厩へと通じる。