ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

湿原

2014年08月25日 | 

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田茂萢岳山頂駅から見える、丸い小さな湿原を訪れた。 湿原から八甲田山が展望されるが

山頂部は雲に覆われていた。

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  湿原には、丈の低いヨシが、密生はしていないが一面に生えている。

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キンコウカ、チングルマなど花が終わった植物が群生し、花が見られたのは

ウメバチソウとタチギボウシだけ。

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地表は、オオミズゴケ や ムラサキミズゴケなどがマット状に覆っている。

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  寒冷地の高層湿原のミズゴケに生育する ツルコケモモ。 常緑小低木で、

  細い蔓に不相応な大きな実をつける。まだ青いが、これから赤く熟す。

 

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 ミズゴケの中に モウセンゴケ も混じる。 名前に”コケ” がつくが、こちらは 

 花を咲かせる種子植物で、コケの仲間ではない。

  

マムシ

2014年08月16日 | 里山

  虫の写真を撮るに歩いていたら、ムシならぬマムシに遭った。

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 先に、林道の端に死んだネズミを見かけて通過し、帰りにその場所に来たら、

 マムシがネズミに咬みついていた。

 

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                じっくり観察する。

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 30分ほどもかかって頭部まで呑込むが、あまり時間がかかるので一時その場を離れる。

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30分後に行ってみたら、腹が膨れていないマムシが逃げ出して、頭部が変形したネズミが

残されていた。 

死んだネズミに蝿も寄ってきて、鮮度が落ちている様子。 マムシは賞味期限が過ぎたことを

察して吐き出したものであろう。


2014年08月15日 | 里山

 

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           花を撮ると一緒に虫が写る。 オミナエシにミツバチ。

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  セリ と ヨツバヒヨドリ についている赤い甲虫は名前を解明できない。

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ヤマブドウの葉をぼろぼろにしたのはマメコガネ。 ギシギシについたのも同じか?

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           子どもも知っている甲虫の代表、カブトムシとクワガタ。

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青森県では珍しいコウゾ。 葉が丸められていた。  中に虫がいたがすでに脱出。

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幼虫の時から派手な色彩のキアゲハ。  成虫は注目を浴びる。


ビオトープ

2014年08月13日 | 

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  五農のビオトープを観察した。 水面を覆う アサザ。  花は中央部に1,2輪だけ。

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     茎が三角の カンガレイ          茎が丸い フトイ

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 矢じり型の葉が特徴の オモダカ。     特徴がない葉の ヘラオモダカ。

 

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                 名前どおりの マルバオモダカ

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 ミズオオバコ、 葉は水中に没している。  イボクサ、 花は未だ。

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  睡蓮でなじみの ヒツジグサ。  未(ひつじ)の刻(午後2時)頃に咲くのでこの命名。 

  この日の観察では、午前9時は完全な蕾。 10時ごろ開きだして、

  この写真は  午後1時。 まだ8分咲き。

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                ヌマトラノオ は沼のほとりにひっそりと。

 

 

秋の七草

2014年08月10日 | 

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    ネブタが終われば立秋、秋の七草が咲きだしてきた。

    キキョウ と オミナエシは「盆花」とも言われ、盆の墓に供えられた。 

    農家が家畜として馬を飼っていたころ、秣山によく見られた花だが、今はほとんど

    見られなくなった。   庭のオミナエシは今年大株になった。

 

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カワラナデシコは7月初めに咲きだし、これが最後の花。 これも山野でみかけなくなった。

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ヤマハギは木本類なので、 やはり盆花として使われたミソハギが適当では…

 

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  フジバカマは青森県にない。 同じ仲間は、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリなど。

   

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 クズ は繁茂しすぎて厄介者。 松の頂部まで覆い、垂れた蔓に咲く花は趣がある。

 

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  2009年に伐採されたバリカン山の麓部は、トリアシショウマやオトコエシが群生した時期も 

  あったが、今はススキ原となった。