ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

乳頭山

2012年07月23日 | 日記・エッセイ・コラム

  何度か登る機会を逸した乳頭山にようやく登った。

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孫六温泉の前を通る孫六コースを登る。 しばらくブナ林を登りようやく展望が開け

る。山頂の形が乳房ににているので乳頭山だが、岩手県では烏帽子岳。

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大白森へ7Kmの標柱。        台形の山が大白森。黄緑の山頂は大湿原。

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  田代平山荘前の池塘。 ミツガシワは実になったが、周囲にはニッコウキスゲ、

  トキソウ、タチギボウシ、シロバナトウチソウなどが見られる。

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山頂は割れ目が入った岩の山。     東側は鋭く切れ落ちる。

 

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  山頂(1477m)。 崩壊が続いており、三角点は無くなっている。

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秋田駒ヶ岳が時折姿を現す。裾には田沢湖。 北側遠方に森吉山。近くの岩手山

は山裾から上が雲に覆われた。

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下山は一本松温泉コース。ミヤマトーキが群生。 ミネウスユキソウは清楚。









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休耕田の花

2012年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム

  休耕田は数年で柳やハンノキの林になるが、その前にいろいろな植物が

  生える。  市街地に近い休耕田に意外な植物があった。

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             大群落の黄色の花は … …

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  5枚の花弁が巴形によじれて咲くトモエソウ。

  トモエソウはあまり見られないやや希少種の植物なのに、市街地に近い所に

  大群生した原因はわからない。

  他にも多数の植物が見られるが、花が見栄えのする植物を掲載する。

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  黄色が鮮やかな4弁花はメマツヨイグサ。 昼には萎れるが早朝はきれい。

  花が大きいオオマツヨイグサはあまり見られない。

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    盆花 エゾミソハギ             イヌゴマもやや群生

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        判別が困難なイネ科の中では分かりやすい ヤマアワ

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     サワヒヨドリ                      クサフジ

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  水路にはコウホネ             何故か 野菜の牛蒡もあった。

 


































石の塔

2012年07月20日 | インポート

  20数年ぶりに、大鰐町の石の塔を訪れた。

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  昭和60年に完成した早瀬野ダム。       ダムの堤防から8Kmの表示。

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            幅が狭いが長いダムの上流部

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    登山道入り口には赤い鳥居、 案内板、 石灯籠と狛犬があり、橋が続く。

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 道端には、エゾアジサイ、クガイソウ、イケマ、ノリウツギ、サルナシなどの花が見られる。

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 秋田県との県境、標高500m余の地点に、高さ24m周囲74mの巨岩が鎮座する。

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           前部に社があり            後部は天然杉と合体する。

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  昭和61年に訪れたときのスケッチがあった。当時は全容が見られたが、今は手前の

  広葉樹に隠されてよく見えない。






































富良野岳

2012年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム

  夕張岳は快晴に恵まれたが、翌日は朝から雨。

  富良野岳(1912m)の登山口は、標高1280mの十勝岳温泉。

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  スタートから雨装備。 カメラのレンズにも水滴。

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  30分ほどで、十勝岳の安政火口。 その上の山は見えない。

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  富良野岳方面も稜線は雲。 左下にかすかに見えるウコンウツギが、いたる

  ところに咲き競っていた。

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 エゾコザクラが雨にうなだれる。     エゾノツガザクラとチングルマの蕾 

 富良野岳も花の名山、稜線から山頂にかけて花が多いとのことだが……

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              あまり見かけないハクセンナズナ。

  雨にあてて使ったカメラがここで動かなくなる。

  富良野岳の肩と言われる、稜線に達したら強風。 登頂は断念して引き返す。

  帰りの電車の中でカメラが蘇生し、映像も確保できた。

  


















夕張岳

2012年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム

  夕張岳は蛇紋岩の山で、固有種が多い花の名山。

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  標高1400m付近から見る夕張岳。 手前の大きな岩はガマ岩。

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  ガマ岩を過ぎると山頂の形が変わってくる。 振り返るとガマ岩と前岳

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  山頂手前1,2Kmの広大な花畑。          エゾウサギギク

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  チシマヒョウタンボクは花も実もついている。 チシマフウロ、微妙に色が違う

  トカチフウロもあるそうで、特定が難しい。

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  シナノキンバイがいたるところに群生。  シロウマアサツキも大群生。

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  気持のよい木道を進むと、山頂下の吹き通し。 蛇紋岩の裸地で特有の種が。

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  固有種の代表 ユウバリソウ。 7月中旬は花が終わってしまう。

  ウルップソウの仲間だが、花の色は白。

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  夕張岳山頂(1668m)          夕張山脈の主峰は芦別岳(1720m)