震災復興の一環として指定された、「みちのく潮風トレイル」は八戸から福島まで
総延長700Km。 そのうち、蕪島から久慈市小袖までの100Kmが開通したので
その一部を歩いた。
八戸線の陸中中野駅から歩きだし、1Km先に高家川渡渉ポイントがある。
靴を脱いで渡る積りだったが、前日の雨で増水、渡渉は危険なので迂回路に回る。
迂回路は落石や倒木がある。
2段に流れ落ちる白瀧。 白瀧大明神。 この上に立派な社殿がある。
迂回路の表示がなく、国道45号や草藪道を歩いてようやく本来のルートに辿り着くが、
2時間かかって、川の渡渉ポイントの対岸に達しただけ。
その後は多数の表示板に導かれて進むが、既存の車道を山径で繋いで別の
車道への繰り返し。 農家の畑に、各種山菜が栽培されていた。
田子の木歩道に入り、ようやく快適な海岸沿いの道になる。
南部利直公が、慶長9年の大波の被害を巡視した折に休憩した、と説明がある「侍石」。
この日は、スタート地点での時間ロスがあったので、この先の、侍の湯きのこ屋で
遅い昼食をとり、バスで久慈に移動した。