ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

帰りの船

2014年04月28日 | 旅行記

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  「おがさわら丸」は、4月は6日毎の運行で、父島に3日停泊する。

  6日振りの出港を、島の人たちは盛大に見送りする。

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   桟橋を離れると、7,8隻の小型船が後を追いかけてくる。 そして……

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   おがさわら丸に近づいた小型船のデッキから2人が海にダイビング。

   次々と小型船が入れ替わり、10数人がダイビングを披露してくれた。

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  船内に新聞閲覧コーナーが何箇所かあるが、帰りの船では新聞がない。

  島で読む新聞は、本土からおがさわら丸が運ぶ。 6日毎の運行では、

  6日分が運ばれ、島民は古い新聞を読むことになる。

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     帰りの日の出も雲の中。       同じ空に三日月も出ていた。

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   途中、久里浜港に寄港。 久里浜港はぺりー提督が「黒船」で上陸した地。

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 東京アクアライン風の塔の横を通過。  竹芝桟橋に近づくと、羽田の発着便が次々と姿をみせる。








     

















 



小笠原の生物

2014年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

  「海洋島の特殊な生き物とその生態系」が認められて、2011年に世界自然遺産に登録された

小笠原は、大陸と一度も陸続きになったことがないので、多くの固有種があるが、種の数自体は

少ないので「生物多様性」は乏しい。

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島で多く目にするのは オガサワラビロウ。  休憩所の屋根はこの葉で葺かれる。

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小笠原村の木に指定されている タコノキ。 蛸の足のように(8本より多いが)

気根を出す。 枝ぶりによっては支柱の様にも見えるが、垂れ下がっている。

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タコノキの実。 熟すと落ちて実がばらばらになる。 強靭な殻を鉈で割ると、

ナッツのような種が1個入っている。

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ムニンヒメツバキ 花は終わりの時期で落花していた。 椿にしては地味な花姿。

受粉を競う他の植物がないので、花姿にエネルギーを使わなくなる。

ムニン(無人)を冠した固有種が多い。

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           タチテンノウメ                 シマギョクシンカ

   花が咲いている固有種は少なく、色も地味。   シマを冠した名前も多い。

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      ホナガソウ                    ランタナ

   華やかな色彩のこの2種は外来種で強烈にはびこって敬遠されている。

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        リュウキュウマツ             モクマオウ

  この2種の樹木も外来種で駆除の対象だが、かなりはびこっている。

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落葉樹は少なく、紅葉するのはこの モモタマナ だけ。新葉と紅葉が同時に見られた。

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数少ない、本土と同じ種の一つにワラビがあった。 やせワラビだが採取する人もいた。

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 シダは多い。 リュウビンタイモドキ の芽出し。  シマオオタニワタリ は木に着生。

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  木性シダの マルハチ。 茎の丸は葉痕で、その中に逆さの八の紋様がある。

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  オガサワラトカゲ は保護対象。    外来種のグリーンアノールは駆除対象。

































































母島

2014年04月27日 | 旅行記

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  父島から南に50Km,「ははじま丸」(450 t ) で2時間10分で母島に着く。

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母島沖港。 父島~母島航行中にクジラを見ることができる。 遠くで写真に捉えられなかったが、 

潮を噴き上げているところと、水面の上に尻尾が上がったところが見られた。

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     母島漁協売店                 小笠原村役場母島支所

  人口280人の母島は、島南部の沖港の辺りに、住居、農協売店、郵便局、小・中学校、

  警視庁母島駐在所などが集中している。 子供が多く、人口は増えているという。

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         小笠原諸島の最高峰 乳房山(462,6m)に登った。

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  多数の島を展望できる山だが、この日は中腹から上が雲で何にも見えず。

  展望所にある写真の案内板を見ると残念さが増すだけ。

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      翌日は日本最南端の故郷富士 小富士(86,3m)に登る。

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  午前中に山を下りて、母島を後にする。 中央の山が、昨日登った乳房山。

         

























 


父島

2014年04月27日 | 旅行記

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  30余ある小笠原諸島で、父島が最大の島。 東京都小笠原村で、車のナンバーは品川。

  島の人口は約2千人で、高等学校がある。 この山が旭山(267m)。

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  高い山はない。 現地ガイドは世界自然遺産に関わる説明を詳細に。

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               旭山からの展望。 この日は薄曇り。

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小笠原には、多くの壕や軍事施設の残骸、放置されたジープなど、太平洋戦争の戦跡も多い。

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世界遺産の生態系を守るため、船の乗・下船時に靴の底をマットで擦り、森に入るときは、

ズボンの裾をローラーで拭き、靴底に酢をスプレーする。

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 円縁湾に面した断崖絶壁の千尋岩。 母島も見える場所だが、この日は雲が多かった。



























小笠原諸島

2014年04月27日 | 旅行記

  日本で4番目の世界自然遺産に関心があり、小笠原諸島の父島と母島を訪れた。

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 東京竹芝桟橋からの定期船「おがさわら丸」(6700 t )で片道25時間30分。

 2等船室では快適なクルージングとはいかない。

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     翌朝、船から見る日の出を期待したが、水平線の上はあいにくの雲。

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               東京から1000Kmの父島にようやく到着。

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小笠原の観光は、ホエールウオッチング、フイッシング、ダイビング、トレッキングなど。

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  小笠原太鼓、ステイールパン、

  南洋踊りで歓迎芸能。