ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

カラマツ

2011年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

唐松の漢字があてられるが、日本特産種。 落葉松の漢字もあてらるように、落葉

針葉樹。葉が出る前に花を咲かせる。あまり目につかないが、雌花は1cmほどの

球形で愛らしい。

           Photo_3

   Photo_4  Photo_2

 雄花は小さく地味。 材はヤニがあるうえ、くるいも出るのでパルプや建材に

 不向きで、昔は炭鉱の坑木に利用された。

 戦後盛んに植林され、いたるところで見かけるカラマツ林は植林されたもの。

 成木となった現在、ほとんど利用されることがなく、時代に取り残された木

 とも言われる。


ロゼット

2011年04月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 雪が消えた地表に現れる植物に、ロゼット状のものがある。

  Photo   Photo_3

      メマツヨイグサ                セイヨウタンポポ

  雪につぶされた状態にも見えるが、地中から直接葉を出す、根生葉を

  円盤状、放射状に広げて、太陽光や熱を効率よく利用する仕組みの

  植物で、春先に多く見られる。

  Photo_4   Photo_5

     オオダイコンソウ             ヒメジョオン

   夏にかけて、周りの植物が繁るので、ロゼット葉も茎を立ち上げる。

  Photo_6   Photo_13

      ゲンノショウコ                  ブタナ

    それぞれの植物の紋章のようでもある。 

  Photo_8   Photo_9

       イヌガラシ                   オニノゲシ

  Photo_10    Photo_14

       コウゾリナ                    セイダカアワダチソウ

    ロゼット葉から、その植物種を特定するのは難しいが、クイズに挑戦

    する趣がある。


梵珠山

2011年04月18日 | 日記・エッセイ・コラム

     県民の森梵珠山は、今年春の到来が遅れています。

           Cimg3586

               遊歩道も雪に覆われています。

   Cimg3575  Cimg3576

   水芭蕉群生地は地表が現れたたところで、ようやく数株咲きだした。

     Cimg3573_2    Photo

  南斜面にカタクリが咲きだした。        まだ蕾が多い。

     Cimg3581_2  Photo

  折れて落ちたトチノキの枝。冬芽は粘りのある芽鱗に覆われる。

  大きな芽は花芽、芽鱗の中で花の穂を形成している。

         Cimg3571

    ブナが開花し始めた。 ブナは5~7年毎に豊作を繰り返す。

    ふれあいセンター前のブナの大木はここ数年あまり実をつけなかったが、

    今年は樹木全体にびっしり花をつけた。

     


風媒花

2011年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム

        Photo

  枝にびっしり下がっているものは、ヤマハンノキの雄花。

Photo_3  Photo_4

 簪の下げ飾りの形をしているが、きれいさはない。 冬の間は黒褐色だが、

 花粉を飛ばすころは黄色になる。  雌花は雄花の手前(写真では上)の

 赤い小さな楕円形。まだ開花状態ではない。


早春の森

2011年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

土の上を歩きたいものと、浅虫森林公園を訪れた。 雪は7割方消えた。

           Cimg3517

   稜線の道をはさんで、北側斜面と南側斜面は春到来度が対照的。

 Cimg3502  Cimg3514

  動物に喰われたらしいヤマドリの羽。     トリカブトの中にフキノトウ

 Cimg3516     Cimg3515

    イワナシはまだ蕾                  カタクリも蕾

 Photo      Photo_2

     キクザキイチゲは青花も白花も咲きだした。