釜臥山

　何年振りかで釜臥山に登った。　歩く所は、展望台から山頂までの階段だけ。

　　　　　　　　　　　

　　山頂には航空自衛隊のレーダーサイトがあり、大きな建物が見える。

　 　

　山頂（８７９ｍ）から俯瞰した市街地　　　　　　芦崎湾の砂嘴は巨大な釣り針。　

　夜景はアゲハチョウになる。

昨年山頂に建てられたガメラレーダー

北朝鮮のミサイルに備えた最新鋭の

レーダー。

手前にある社殿と絶妙の取り合わせ。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　恐山の宇曾利湖からも見える釜臥山。　この景色に山頂の箱物

　　　　　　　　は絶大なミスマッチ。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　宇曾利湖岸の一画に生息するルリイトトンボ。

　　　　　　　上の瑠璃色の方がオスで、下のメスは地味な色。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

往く夏

　雲谷峠のカラマツ

　霧氷のように見えるが

　夜の雨が葉先に溜まって、朝日に

　照らされているところ。

　　　　　　　　

　酸ケ湯の植物園の極楽沼は小さな湿原。池塘の岸にサワギキョウが群生。

　水面の蒼が濃く、水鏡が鮮明。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　八甲田山が久しぶりに晴れたが、時折雲が湧く。

秋の七草

　秋の気配が漂ってきた。春の七草は七草粥として食べる野草だが、秋の七草は

花を観賞する植物。万葉歌人山上憶良が詠んだ歌から決められた７種だが、秋を

代表する花ではない。　盆の頃から花を咲かせてひっそりと秋の到来を知らせて

くれる植物とのことだが、近年ではいささか事情が違う。

　　　　　　　　　　

　７種の中で一番キレイなのはキキョウ。　盆花として使われた花だが、近年山野で

　見られなくなった。　庭の桔梗はもう終わりごろ。

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　オミナエシも山野で見られなくなった。

　

　　　　七草の萩はこのヤマハギだが、これは木本科なのが気になる。

　　

　　　　　　　　　　　　　ススキとクズは畑では厄介な雑草。

　　　ナデシコは、今年なでしこジャパンで一躍人気になった。これはカワラナデシコ

七草はフジバカマだが、それは関東以西に分布する種で青森にはない。

これは仲間のサワヒヨドリ。

　

十勝岳

　花の大雪山と対照的に、十勝岳には植物がほとんどない。

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　黒い山容の十勝岳

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　雲の中に美瑛岳

　 　

　　　山頂下の斜面に龍の雪形　　　　　　　　　　　山頂（２０７７ｍ）

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　富良野岳への稜線縦走路、　稜線の左側は緑が濃い。

火山礫地にピンクの穂のスゲがまばらに

群生していた。

タイセツイワスゲ？

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　安政時代に噴火した巨大な噴火口　「安政火口」

　　　　　　　　　　　　花はほとんどないが火山の景観がすばらしい。　ガスで景観が

　　　　　　　　　　　　見えないときは、嘆かわしい登山となる。

　　

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　

大雪山

　大雪山系の黒岳と旭岳は、以前、個別に登ったが、今回その間の縦走ができた。

　　　　　　

　　　　　　　　　多様な雪形がある北鎮岳（２２４４ｍ）

　　　　　　

　巨大なカルデラ、お鉢平は残雪から川ができ、一面の花畑。

　　　　　　

　　　　　北海道特有の花が多い。　　　　エゾコザクラが大群生。

　

　　　　　チシマクモマグサ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クモマユキノシタ

　

　　ユキバヒゴタイ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イワブクロ　の白花

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　火口の奇岩、　ゾウの鼻に見える。

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　姿見の池と旭岳（２２９０ｍ）