3月末は渡り鳥が北に帰る時期。
十三湖はまだ雪に覆われているが、一部現れた水面に添って並んでいるのは
羽を休めているガンの群れ(マガンか)。 100羽以上いた。
上空では、”竿になり、鉤になり” のガンの群れがひっきりなしに飛んでいく。
川岸に白鷺を見つけてシャッターを切ったが、右側の雪の上にもう1羽いた。
また、水際にはアオサギも写っている。
白鳥の足跡 十三湖岸の葦原、右の三角の山は靄山。
中空を舞っていた、ワシタカ科のミサゴが水面にダイビングし、魚を捕まえて
飛び上がるところ。
ボラらしい大きな魚を掴んで飛ぶが、鴎が追いかける。 2羽の鴎に突き当ら
れて、あえなく魚を落としてしまう。
輝く水面にはオオバン 。 水田の雪が消えた所ではオオハクチョウとヒシクイ
が、長旅に備えて餌をとる。
春が近くなり、樹木の冬芽も膨らんできた。
オニグルミ 猿の顔の葉痕もくっきり。
トチノキは粘液に覆われる。 ホオノキは皮のキャップを被る。
山菜として利用されるようになったコシアブラ。 葉痕の模様がおもしろい。
ハリギリは鋭い刺を持つ。 タラノキは冬芽がはっきりしない。
葉が大きくない樹種は、冬芽も小さく、写真のピントが合わせにくい。
花より構造が単純なのでスケッチをしてみた。
ヤマグワ、 枝の屈折や色、紋様も特徴を現す。
ツルアジサイ イワガラミ
この2種は似た花姿で、飾り花の違いで区別するが、スケッチすると冬芽
でも識別できる。
ニガキ ハウチワカエデ
ヤマウルシ 去年の花殻を遅くまでつけている。