ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

ホトトギス

2012年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

  ブログのタイトル「ホトトギス」は野草と野鳥の両方を意識した。

  新聞に、青森市出身の画家 木部一樹の「鳥が教えてくれた」の連載がある。

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  記事の中で思いがけないことを知った。

 昔、貴族や武家では乳母(めのと)のならわしがあった。授乳中の女は妊娠しにくい。

   乳児死亡率が高かった時代、我が子を多く得るために、授乳を他人に任せた。

   そこには、苦労して生んだわが子を抱けない女たちの悲哀があった。

 ホトトギスやカッコウは托卵する。他の鳥の巣に卵を産みつけ、ヒナを育て

  させることは、ずるいと思われそうだが、わが子を多く得るための苦肉の

  習性だった。わが子を抱けない悲哀の鳥でもある。

  1シーズンに10数個の卵を托卵するとは知らなかった。

  それにもかかわらず、 里山でホトトギスの鳴き声が増えてはいない。

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              里山のホトトギスが咲きだした。






シダ観察会

2012年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 

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  奥入瀬渓流沿いには各種シダが群生。 花が咲かないシダはどれも同じ

  ように見える。

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大型のオシダやリョウメンシダ、サカゲイノデなどが存在感を示す。

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         中型のジュウモンジシダは小さいものも多く紛らわしい。

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  イワデンダ          オシャクジデンダ         シノブ

  岩や樹木に生える着生シダは小型でひっそりと生育。

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シダの繁殖は花の代わりに胞子が担う。 葉の裏の胞子の着き方や形が種の

同定の決めてにもなる。 この日、30数種が確認された。























岩手山

2012年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

  網張温泉から鬼ヶ城コースは以前に雨で引き返した。 何十年ぶりの再挑戦。

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スキーリフトを3本乗り継いで、1300m地点まで。 秋田駒ヶ岳と乳頭山が展望。

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登山道はよく整備されている。     これから辿る外輪山の鬼ヶ城。

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  火口の中にも登山コースがある。 水面は火口湖の御苗代湖

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            険しい岩場もある。

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        八合目にある避難小屋は新しくてきれい。

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4時、ヘッドランプで登頂を目指す。   4:50、東の空が明るくなる。

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           中央火口丘に隊列の影

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             山頂から西側には三角錐の影岩手。

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この時期、終わった花が多く、咲いている種類は多くない。

8合目付近で、ウラジロタデの仲間のオヤマソバの株が多く見られた。

2合目付近で、オクモミジハグマが花を咲かせていた。





 


             









































川歩き

2012年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

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  白神山地の一角、青秋林道終点から     大川に下りる

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30度余の厳しい残暑の中、川歩きは心地よい。  二股、左は大滝又沢

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        細い滝                     青い淵

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  マルバキンレイカ                 イワオトギリ

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 流木のアーチ    絶壁がそびえる峡谷はタカヘグリ。徒渉の最深部は胸まで。

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      今回の終点、昼食。  虫がほとんどいなかったのが幸い。

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  平成28年完成予定の津軽ダム。 大川の水もここに溜められる。


































縄文の森

2012年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム

  新青森駅前に縄文の森がある。

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  森と言っても、小面積の数区画の築山に植林されたもの。

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平成22年8月に植林されたが、近くを車で通っても気がつかなかった。

2年経ったら樹木が生長して目につくようになった。

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青森県の風土に合った樹種28種、1万5千本が雑多に密植されている。

肥料や雪囲いはせず、自然のままの森に育てると説明書きにあった。

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  大木になるホオノキやヤチダモは2mほどになった。

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今花を咲せているのはノリウツギとヤマハギ。 やがて28種の花が見られるか。

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  成長が早いクリは実をつけた。 動物もやって来ることだろう。











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