眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

一年一分

2012-08-29 01:30:47 | ショートピース
禁固一年の時が巡りわっぱが外されると夏の中に解かれた。沸々とした広場の中で頑なだった白さは打ち解けて、弧を描きながら柔らかくなっていく。およそ一分するともう網目の中に抱き取られて冷たくされている。「早いものだな」わっぱはぼんやり開いたまま、再生の時を見つめていた。#twnovel


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