眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

浮遊のルール

2019-08-25 21:29:00 | 夢追い
 夢の中での飛行は二つに分かれる。一つは鳥のように飛んでいるという場合。しかし、優雅に飛べるという形は案外少ない。多いのはもう一つの頼りない方。飛ぶというよりも「跳ぶ」と言う方が近いかもしれない。いずれにしても飛行にはだいたい何らの制限がかかる。
 例えば、一度に伸びる高さが180センチくらいだったりする。だから、前を行く人を飛び越えられるかといったら、越えられたり越えられなかったりする。その上、二度目の飛行(跳躍)になると少し力が落ちてしまうことが多い。だから、無敵じゃない。現実にない能力を場面場面で手にできていたとしても、夢の中では、やっぱり現実と同じように苦労は絶えない。最初の飛行(跳躍)で、大部分の力を使ってしまった時のもどかしさは、現実の風景に重ねてみることもできる。

「風船を一気に膨らませることはできない」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 数字を扱う偉い人たち | トップ | AIティー »

コメントを投稿