眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

12月の車輪

2012-01-11 21:47:26 | ショートピース
生身の肉体と鉄の塊との間に挟まれて車輪は鳴いていた。「もう嫌だ」どこにも行き場はなかった。「傷つけるのも傷つけられるのも」見えない車線を越えて、義務でも願望などでもなく、ただ生きるために必要な進化が翼を与えた。「月を越えてまた会おう」その時、自転車は空をつかんだ。#twnovel


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