眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

蜘蛛は友を知らない

2012-10-29 21:19:04 | ショートピース
短い足でゆっくりと部屋中を歩き回る。何かを押付けたり過剰に近づいたりしない蜘蛛のことを、無口な友達のように思った。ある朝、蜘蛛は耳にやってきたので、思わず手をかけてしまった。なぜ? 友情の残骸が紙くずと一緒になって眠っている。朝は、変わらず口を閉ざしたままだった。#twnovel


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