眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

夏のあかり

2013-08-26 11:55:13 | ショートピース
全ての取り扱いを終え何人も招くことのないATMの光に吸い寄せられやってきたカブト虫は、夏の残高を照合しようと透き通る壁に張り付いた。「ずっと待っていたよ」微かな角の動きで少年は目を開いた。「君は僕の最後のカードになるんだ」少年の網が甲冑の王を捕らえようと近づいた。#twnovel


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