眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

ハエとイルミネーション 

2020-12-18 02:32:00 | オレソン
とっておきのものは
みんなとってあったのだ

12月の
プッシュ回線に押し出されて
突如使命に目覚めた人たち

働き者も怠け者も変わりなく
みんな目の色が違う

クイーンがやってくるまで
月は暢気なアトラクションだった
本当はみんな
するべきことがあったんだ

1匹のハエが急接近して
生まれかけていた
詩の隙間から舌を出した

「ねえ あんた浮いた話はないの」
「馬鹿だな サーカスショーでも見にいきなよ」
「ははは サーカスなんてどこでやってるのさ」

コーヒーは無事か
カップの縁を奪われることも
許せないけど

12月の
プッシュ回線に押し出されて
突如使命に目覚めた人たち

木々を称えるイルミネーションに
途方もない贈り物を
抱えながら


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