「それでは未来の総理、答えられる範囲でお願いします」
「どうぞお手柔らかに」
「もしも無人島に持っていくとしたら?」
「そうだな。炬燵とみかん、ポメラ、ラジオ、プレイステーションかな」
「総理、1つだけ」
「えっ、1つなの。じゃあラジオだ」
「明日の天気予報は聞かれましたか?」
「それは聞いてない。晴れるといいね」
「もしも雨が降ったら、その時は傘をさされますか?」
「どうだろう。少しくらいの雨なら濡れていくかもしれないね。でも、明日は晴れたらいいけどね」
「もしもビートルズがいなかったら、その後の音楽シーンはどのようになっていたでしょうか?」
「難しい質問だ。ビートルズにかわる者が現れて、ビートルズのような役目を果たしたかもしれない。今とは全くかけ離れた形に発展していた可能性もあるが、いずれにせよ私が語るには限界のあるテーマだ」
「総理、好きになってもいいでしょうか?」
「えっ、私を? それは照れるね。わるくないけど」
「もしも地球の気温がどんどん上がっていったら、その先はどうなるでしょう?」
「そうならないようにまずは全力を上げるべきだ。だけど、もしもそうなったら、地球規模の引っ越しも視野に入れることになるだろう。火星は有力な候補地と考えられる」
「総理は想像力を大事にされていますか?」
「勿論です。もっと持ちたいと常に考えている」
「もしも、すべてが夢だったとしたら?」
「今とそう変わりませんね。やはり全力を尽くしたい」
「総理、今日はお疲れのところありがとうございました!」
「いえいえ、また何でもきいてください」
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