眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

何も起きない話

2019-09-06 03:04:00 | 【創作note】
 子供の頃、何も起きない話が苦手だった。
 そろそろかな。そう思いながら読み進めるが、いつになっても期待していた劇的なことが起こらない。もう少し、もう少し……。せっかくだから(ここまできたから)という思いで読み進める。期待をつなぐのは(大切なのは)何かが起きることではなく、何かが起きそうな予感かもしれなかった。裏切り続けられてお話は終盤。もうあきらめかけていると最後の方で少しだけ何かが起きて僕はうれしくなった。少しだまされたような気分もしたけれど。

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