眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

begin

2012-01-13 01:43:50 | ショートピース
健全だった世界が壊れ始めたのは私が健在完了形という形に手を出したからで、神様は次々と原形を投げかけて変換を迫った。規則に従わない者は、「begun!」撃たれてしまう。went は当惑した面持で元いた場所を振り返ったが、そこに自分の面影を見出すことはできなかった。 #twnovel

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マヨマニア

2012-01-13 01:24:13 | 短歌/折句/あいうえお作文
幻の
夜明けを待った
枕元
人魚のように
あしあともなく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木目

2012-01-13 01:09:56 | 忘れものがかり
向こう側に行けば
白煙が充満しているのかもしれないが
大きな画面でサッカーをしている
こちら側には何もなく
ジャズが

あると信じているが
あるのかどうかわからないもの
木目の中では
みんな家具を選んでいる
こちらの色が落ち着く
こちらも光沢があって魅力的
みんなでテーブルを囲んで
みんな
若くて前だけ見てるような
これからの調子で

一瞬足を止めた時
見えたのは稲本選手だった
湘南ベルマーレ対川崎フロンターレ
こないだの

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫の横顔

2012-01-13 00:48:27 | ショートピース
いかなる時でも警戒を怠らない生き物だった。人が顔を向ければ、あたかもカメラを向けられたかのようにピタリと止まり、しばしそのまま佇んでいた。その一瞬を記憶に留め思い出に残すためではない。静止の瞬間、眠ることができたし、夢見ることもできる、それが猫という生き物だった。#twnovel

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする