「乾符」は三種の神器を意味します。「次の六合、天統を得て八荒を包ねたまひき」は「大和三山の聖なる三角形」(前方後ろ円墳の真相)において、円接正六角形と円接正八角形の合体を踏まえ、大和三山による空間構成を暗示し、治水思想の意味を指摘しています。この文に先行して書かれる「鏡を・・珠を吐きて、百王相続き、剣をかみ蛇を切りて、万神番息せしことを。」は、スサノウのオロチ退治のことです。これに関して千家尊続氏はその著「出雲大社」(学生社)に次のように書いています。
・ 一口メモ
・ だんだん難しくなってきましたが、古事記は神話だけと思っていましたが、二重螺旋のDNAや、幾何学、思想、伝説、災害、社会、政治、生活などが記されていたとは驚きです。だんだん面白くなってきますね。