倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

くろすとーく提載記事荒川修作天命反転住宅(5)

2007-07-04 08:30:25 |  縄文心導ヒーリング



くろすとーく,記者、はりう氏と撮影_855_2



実際にこの住宅で7ヵ月前から暮らしている倉富和子さんにお話を聞いた。若い頃前衛美術集団(九州派)の「追っかけ」をやっていたという倉富さんは、荒川さんの考えに共鳴し、「もう便利な生活はいいわ」とこの住宅に住み始めた。自らも「能」のように佇むなかに人間の持っている元来の力に目覚めていく(縄文ストレッチ)を主宰し、ここで教室も開いている。「とにかく不便なのよ(笑)昔の住宅と同じで、いろいろと手間がかかる。せっせと動き回るろうになったので、元気になっちゃった。(笑)60才を超えているとは思えない若々しいキビキビした調子で話してくれた。ストレッチ教室も平らな部屋でやるよりここでやるほうが効果が高いのだそうだ。



この住宅には「イン・メモリアル・オブ・へレン・ケラー」という課題が付けられている。ご存知の通りへレン・ケラーは三重苦に侵され、自らの手を耳や眼にして自分を再構築した人だ。そのヘレン・ケラーを荒川とマドリンは絶えず作品造りの念頭ぬい置き、彼女への敬意を込めているという。



建築とは命をつくりだすことのようだ。



荒川とギンズはその考えを、住宅だけでなく、街全体、社会全体へ拡げようと考えている。子供から大人になる過程で見知らぬものが「あたりまえ」になって行き世界が実感できなくなっていく宿命を文字通り「反転」させようという、壮大なしかしまじめな取り組みなのである。











































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くろすとーく提載記事荒川修作天命反転住宅(4)

2007-07-04 08:22:49 |  縄文心導ヒーリング



_304_1 住宅の中心に備えられたキッチンからは仕切りのない部屋のすべてが見渡せて、家族がバラバラに引きこもることを許さない。昔の竪穴住居にも通じるこの造りは「食べる」ことを中心に家族が自然に集まるように出来ている。一見けばけばしく感じるカラフルな配色も、どこから見ても多数の色が目に入るように14色が計算されて塗り分けられており、慣れて来ると圧迫感は感じなくなる。建設中に訪問した瀬戸内寂聴さんが床にゴロンと寝転んで、「意外と落ち着くわね」と感想を漏らしたという。荒川修作によれば、実際にこのマンションで暮らせば眠っていた感覚がドンドン呼び覚まされ、身体が元気になるだけでなく、新しい感覚や知覚が生まれてくるという。そのためにこの住宅は分譲(または賃貸)されているし、実際に人が暮らしている。続く















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