自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

TV番組「ソロモン流」の取材が自由の森にやってきました

2007年09月10日 | 自由の森のこんなこと
今年の新高校1年の保護者の方に川崎 景太さんという方がいます。この方は花や草を使って、フラワーデザインスクールを経営されている方です。

社会の多方面で活躍している人を紹介している「ソロモン流」という番組がフラワーデザインで活している川崎さんを取材しました。その番組の中で、自由の森学園を短時間とりあげていただくということになりました。



川崎さんが有志生徒達といっしょに、簡単なクラフトワークを美術棟で作製する収録を9月5日に行いました。

川崎さんの仕事を以前、拝見したり読んだりする中で「花の美しさに序列はない」という自由の森学園の設立時に研究協力者だった無着 成恭さんが言っていた言葉を思い出しました。そして、子どもの尊さにも序列はないという自由の森学園の教育理念に通じるものを感じました。

展覧会や作品展にも見学に行きましたが、どの花にもきちんと出番があり、全体の中でも個がしっかりと調和している川崎んの作品のモチーフに共感を覚えていました。



その川崎さんの授業は「トクサ」をつかってその茎をまげながら竹のピックを刺して固定し、壁や空間に花をかざる作品づくりでした。参加した生徒達は基本的な作品の作り方を教わってから各自が自由な発想で熱心に作業しました。



完成した作品数々は川崎さんが驚嘆する自由な発想と質の高いもので、「私の作品は、みんなのを見るとお粗末で、やりなおさないといけないほどだよ」と言うほどのできばえだったそうです。



番組制作者の方達も学内で、学園祭の「ねぶた」の活動をしている生徒達の様子をみたり、授業に参加した生徒達をみたりして「子供たちの知りたいと思う心や自然とのかかわり、自然な言葉、 学園の素敵な部分を見せていただきました」という感想をいただきました。



しおちゃん
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