自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

「 生きる 」を聞きあう会

2015年02月21日 | 自由の森のこんなこと
とても素敵な会が実現しました。
それは、谷川俊太郎さんの「生きる」を聞きあう会です。

自由の森学園の近くにある飯能第二小学校の6年生の「生きる」の群読と、自由の森の高校3年生の「生きる」の合唱をお互いに披露し聞きあうという企画が、2月18日、自由の森学園の音楽ホールでおこなわれました。

ふりかえれば昨年の7月に第二小の五江渕校長先生から自由の森学園の高校生に夏休みにおこなわれる「サマースクール」の学習サポートをしてもらえないかという依頼がはじまりでした。
自由の森からは9名の高校生が「サマースクール」のボランティアに参加し、その出会いのなかで、第二小学校では6年生の時に「生きる」の群読をおこなうことを知りました。自由の森では高校3年の最後に「生きる」の合唱をおこなっているので、いつかお互いの表現を聞きあうことができたらいいなあということになったそうです。
そして、それが実現したのです。

まず、第二小の6年生の群読がはじまりました。
14名の6年生たちは、とても緊張した面持ちでしたが、一つ一つの言葉を大切にして、しっかりと12才の「生きる」を語っていました。

次に高校3年生の合唱です。
小学生の心のこもった表現を目の当たりにして、気持ちが高まらないわけはありません。この合唱もまたすばらしいものでした。一人一人の思いのこもった高校3年生の「生きる」でした。

小学6年生と高校3年生、学校も年齢も異なるけれど、この3月に卒業していく人たちのそれぞれの「生きる」が、それぞれを高めあっていくような、そんな素敵な表現の空間でした。

第二小の五江渕校長とは来年もぜひ実現しましょうとお約束をして別れました。

飯能第二小の6年生のみなさん、そして自由の森の高校3年生のみなさん、素敵な時間をありがとう。



自由の森の高校3年生たち










飯能第二小学校の生徒たちの群読(上3枚)


新井達也
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