自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

ドラマは最後にやってきた

2005年05月21日 | 自由の森のこんなこと


体育祭に参加したみなさん、おつかれさま。
 応援に来ていただいた、保護者のみなさん、ありがとうございました。

 自宅に帰る足の痛いこと、痛いこと。筋肉痛です。とは言え、今日のリレーの後遺症ではありません。
40も半ばになると、筋肉痛は一日遅れてやってきます。昨日の夕方、練習がてらグランドを走った時の後遺症です。朝はたいしたことがなかったのですが。

 さて、今日の体育祭、ドラマは一番最後にやってきました。体育祭のフィナーレを飾る色別リレー。各色の俊足が登場して大逆転を狙います。


 勝負は後半、赤と青のデッドヒートになります。アンカーの高3男子は200メートル。バトンを受けた時点での一位青と二位赤の差は7メートルぐらい。そこから赤のAの急追が始まります。さすがにアンカー同士ほれぼれするスピードですが100メートルあたりで並び、抜き去ります。応援席からは大歓声が。



 そのまま、ゴールするかと思われたテープの10メートル手前で大ハプニングが起こります。Aの足がわずかにもつれたかと思った瞬間、そのまま前のめりに転倒してしまいます。デッドヒートでしたから、万事休すと思った瞬間、Aは起き上がってほとんど飛び込むようにしてゴールに倒れこんだのです。執念としか言えません。近くで見ていた卒業生も「泣きそうになった」と言うほど強く印象に残る一瞬でした。
  
 彼は言っていました。直前の種目の棒倒しで負けていたから、何とかしてリレーで勝たないとと思っていたと。
体育祭ってクラスごとの練習の成果が見えたり、面白い応援のパフォーマンスがあったりで楽しいのだけれど、でもやっぱりギリギリのところで勝負するその緊迫感がいいのではないかと改めて思いました。一日だけマジに勝敗にこだわるすがすがしい一日でした。みんなほんとにお疲れさん。

おにざわ

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