自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

久しぶりに「市民講座」に行ってきました。

2009年10月31日 | 自由の森のこんなこと
市民講座」というのは、自由の森学園の授業を出前して、実際に自由の森という場でどんな授業がされているのか、学校の入り口としての「授業」を見ていただく場です。
昨年度はあちこちに出かけていって、数学の授業をいろいろな人たちに見てもらいました。「数学」というと敬遠されがちな教科なのですが、実際に来てもらった人たちの感想からは、「数学という世界の違う一面を見ることができて新鮮だった」というような話も聞こえてきたりします。とてもうれしいです。

「数学」は、言ってみれば「きまり」を導き出す分野。どこか遠い世界の話というのではなく、目の前にあるものの持っている法則性など、さまざまな現象を「数式」という ことば で表現していくものでもあります。
「できる」ようにするための方法は、別にあります。まず、「わかる」というその人自身の実感をつくることが、大切なのではないかなぁ。

「わからない」ものに出会ったときには「知りたくなる」ように思います。ところが、世の中の学校の世界では、「わからない」ことがあると あきらめて捨てたくなったりする。もう勉強なんていやだーって。何か強い力に支配されている。
「させられている」ところでは、そこからおもしろみを見出すことがなかなかむずかしい。そんなふうにさえ思ってしまいます。
なかの
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