自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

4回目・5回目の学校説明会

2009年12月19日 | 自由の森のこんなこと
12月12日と19日、2週間連続で学校説明会を行いました。私は「点数による序列」をしない教育の場としての自由の森学園を紹介しました。テストをすると「いい点をとればうれしく、そうでないときは悲しい」という参加された方の言葉の通り、ともすればその感覚を利用されて「いい点をとる」ために勉強をさせられているのではないかと思うことが多いのです。
しかし、やっていることそのものを深く知ることで楽しくなったり、あるいはもっと知りたくなったり、そのような気持ちで授業がつくられていくと、もっと違う学習の動機のつくられ方や授業の空間が生まれるのだと考えています。学力とはいったい何なのか。「学ぼう」「知りたい」とする気持ちが強くなりさえすれば、知識は自然と身についていきます。
勉強をしていてわからないことが出てくれば、それを知りたくなるのが自然だと思います。ところが追い立てられるように勉強している場合、わからないことがあると逃げたくなる。それは、とてもとても不幸なことであると思います。

先週は日本語科の齋藤さんから教科の話、今週は体育の横手さんから授業の話がありました。
自由の森学園では、「国語」という教科のことを「日本語」と呼んでいます。どうしてそういうふうに呼ぶようになったのか、また、言葉で考えていくことで、深くものごとをとらえることができたり、自分の中に認識がつくられたり変容していくのだという話。
体育では、体の動きを「感覚する」ことで自分自身の内側にあるものを「観(み)」ていく話を、実際に参加された方たちと一緒に確かめあいました。

在校生、卒業生からは、自分にとってこの学校がいったいどんな場であるのか、いまの自分の姿を通して語ってくれました。

学校説明会は、このあとも続きます。>学校説明会のページ
次回は今年度最終回。年明けの1月9日(土)です。
なかの

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