自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

矢野絢子 with 自由の森

2009年12月05日 | 自由の森のこんなこと
ミュージシャンの矢野絢子さんが、自由の森に。
卒業生の何人かが「自由の森でぜひ歌をうたってほしい」という想いを書いた手紙に、ご本人が応えてくれました。そうした出会い方に驚くとともに、初めは数人だった「スタッフ」も卒業生や在校生を巻き込む形でどんどん広がっていったこと、いろんな苦労や困難があったと思うけれど、今日の日が実現できたのは、そこに関わったたくさんの人たちの想いが重なったからなのだなぁと。とってもすてきな会でした。

何年か前から、音楽祭などで矢野さんの曲は必ずどこかのクラスや有志で歌われていたり、また、音楽科が毎年やっている「森の音楽会」でも、矢野さんの曲を選ぶ人も。
「私の曲をカバーしてくれることはなかなかない」とライブ中に語っていました。しかも「この曲を」という驚きもあったそうで、「その曲を選ぶなんて、なんてマニアックな」とのMCに、会場が受けたりする場面も。

矢野さんの歌とピアノは、自然に体に入ってきて、聴いていてとても心地よく、やわらかな中にいろいろなとんがったところもあるように感じました。みんなが矢野さんのことを好きになるのは、そういうものもあるのかなぁと思いながら矢野さんの曲をずっと聴いていました。矢野さんは自分のことを「私は挑戦的にライブに臨む」と言っていたけれど、そういう言葉にびりびり来たり。いやぁ、すごかった。
ライブ最後の曲は「明るい方へ」。一緒に歌おうという矢野さんの呼びかけに会場にいた生徒や卒業生たちがピアノのまわりに集まって、合唱。
12月に誕生日を迎える矢野さんに、パティシエを目指して勉強している卒業生の男の子がつくったケーキや、当日会場でお客さんがひと言ずつ書いた白布をプレゼント。

終了後、楽屋となっている和室に行ってお話を聞く機会が。
矢野さん自身も心地よく自由の森という場を感じていただいたとのこと。また、自由の森に集まってきている生徒たちや卒業生たちのやわらかさやあたたかさに、矢野さんが経験してきた「学校」とは違うものを感じ取ってくれたようです。

 「また来てください」「また来るね」

雨の中、卒業生や在校生たちのスタッフたちが見送って、お互いに手を振りながら別れました。また来てほしいなぁと思います。

矢野絢子オフィシャルブログ
なかの

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高校生環境小論文コンクール最優秀賞!

2009年12月05日 | 自由の森のこんなこと
高3の鈴木俊文君が、ベネッセの高校生環境小論文コンクール最優秀賞に選ばれました。
彼は「人間と環境」と「林業講座」を受講していて、その学びの中から、間伐材の有効利用と学校環境の改善を結び付ける企画を文章にまとめました。
本人も、びっくりとインタビューに答えていますが、軽い気持ちで紹介したのに、最優秀とは本当に驚きです。
机の上で考えたのではなく、講座の活動を土台にして、動く中で考えたことが説得力を与えたのではないかと思います。ぜひ読んでみてください。

http://manabi.benesse.ne.jp/kankyo2009/200901.html

鬼沢真之

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