自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

高校卒業発表会がありました

2006年03月06日 | 自由の森のこんなこと
高校学習卒業発表会が、2月27日から3月1日にありました。高校全学年がお互いの学びを見合う事と、確かめあう事を大切にしようという主旨でした。

有志の発表もいれると約10日間に及ぶ日程でした。日常の授業で、とりくんできた中味を体育館や各教室を使って各教科の内容を発表したり、展示をしました。講堂では、体育の授業で習ってきた太鼓・踊り・マットが披露されたり、観客を魅了する選択講座の中国舞踊もありました。



例えば、高校の化学では授業の内容がわかる生徒のノートや、その授業で使った教材、生徒の作品、授業のねらいとそれらを通しての生徒たちの感想が展示されました。(写真は金属の性質についての授業内容についての展示です)



見学にきてくれた人たちに感想を書いてもらう「ポカポカシートが良かった」(読んで心がポカポカすることを願ってつけられたそうです)や大切にしたいことだったお互いを見合うことが、けっこう広まっていた」という実行委員会で、よかった事が報告されました。

しかし、まだ多くの不十分さや見せ方にも工夫が必要だったという反省の意見も出されました。「こうしたお互いの学びを共有すること、良かった点を受け継いで、さらにいいものにしていってほしい」と3月4日の卒業式で、ある生徒が在校生に向けて語りました。このような事で、学習発表会が、学びの「文化」として受け継がれていくのだと思います。

「高い表現」と「深い学び」の質を高めていこうと生徒達自ら、声をあげている事に感銘しました。

しおちゃん

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