自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

研究集会で卒業生とバッタリ

2005年08月10日 | 自由の森のこんなこと
昨日から教育科学研究会の研究集会に参加してきました。
 昨日のオープニングはご存知の「森の踊り衆」の太鼓と踊りでした。3期生からこないだ卒業したばかりの18期生までのメンバーで会場の注目を集めていました。

 この研究会は、教育に関するあらゆる問題をテーマに20もの分科会が行われて活発に議論されます。僕も大学の3年ぐらいから顔を出していました。今回は「青年期教育」の分科会に出ることにしました。テーマは「若者の自立のプロセスの変化と向き合う」。何のことかと思いますよね。話題のフリーターやニートと呼ばれる若者のありようや意識をテーマに教育現場がこれをどのようにとらえるべきかを議論しました。「やる気がない」「親が甘い」という批判ははたしてあたっているのか、「頑張らないとフリーターになってしまうぞ」と言ってしまっていいのか等々。
 議論のなかで、子どもがどうしても自由の森に行きたいと言って入学した父親(おそらく教員だと思います)が子どもの進路意識について語っていたり、大東文化大学の教員が和光や自由の森から指定校推薦を取っている理由を語ったりちょっとドキドキする時間でした。
 ひとつうれしかったことは、自由の森の卒業生が研究会に参加していたことです。朝、ばったり会ってどうして来てんの?と言い合ってしまいました。学校では教員と生徒という関係でしたが、学校を離れて研究集会で同じ参加者として卒業生に会えるというのは本当にうれしいものです。

おにざわ

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