中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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第1,113話 自由と自律の中で進められる在宅勤務

2022年04月20日 | 仕事

「すべての社員がイキイキ働くようになる」仕組みと研修を提供する人材育成社です。

「出勤できていいですね」

これは、私の知り合いが隣人からかけられた言葉です。エッセンシャルワーカーであるこの知り合いは、本人の希望というわけではなかったようですが、2年前の第1回目の緊急事態宣言下からずっと出勤しているのです。そして先日、帰宅時にたまたまこの隣人と会い、その際にかけられたのが冒頭の言葉だそうです。知り合いが「どういうことですか?」と聞いたところ、隣人はこの2年間ほぼ在宅勤務だそうで、出勤している知り合いに対して「もう在宅勤務は疲れました。思うように仕事もはかどりませんし、出勤できる人がうらやましいです。」としみじみと言ったのだそうです。

新型コロナにより、多くの組織がテレワークなどの在宅勤務を導入して、はや2年が経過しました。それまでに比べれば「働き方改革」と言ってもいいような状況だと思っていますが、実際、通勤時間の削減などのテレワークのメリットは広く知れ渡るようになっています。しかし、一方でテレワークのデメリットとして、上司や部下などの同僚とのコミュニケーションの難しさはもちろんのこと、出社しないことにより本人のオンとオフの仕事の切り替えが難しく、仕事の生産性が上がらないということも注目されるようになっています。

日経BP総合研究所イノベーションICTラボが2020年10月に行った調査によると、テレワークを阻害する要因として「ずっと自宅にいると、心身を仕事モードに切り替えにくい」が2位(36.3%)でした。私自身これまで職場で働いていたときには、周囲に人がいるためそれが良い刺激になっていると感じていました。同僚が一心不乱にパソコンに向かっていたり、電話対応をしていたり、数人のメンバーが雑談をしていたり・・・。それらを見聞きしていると、少々仕事にのっていないようなことがあったとしても、雑音を含めたそうした刺激が自分を仕事モードにしてくれていると感じていました。

職場のようにオフィシャルな場で仕事をする場合には、あくびをしたくなったときには周囲を気にして自然と口を手で覆ったりします。しかし在宅で仕事をする場合は気にせず堂々とあくびをできてしまいます。この点は服装についても然りで、在宅勤務であれば極端に言えば寝間着のまま仕事をすることもできてしまうわけですから、確かにオンとオフの切り替えは難しく、仕事モードに切り替えにくくなってしまうことが少なくないのではないでしょうか。

しかし、今後も好むと好まざるにかかわらず、在宅勤務をはじめとしたテレワークは今後続いていくわけですから、どうすれば仕事モードのスイッチを入れることができるのかを自分自身で見つけていく必要があると思います。

以前から組織において求められる人材像に、「自律型人材」があります。自律型人材とは、自分が何をすべきかを考え、他者から指示されなくても主体的に責任感をもって仕事を進めて、成果を出せる人材のことですが、テレワークで成果を上げていくためには、まさに自律型人材になることが必要だということです。

今後も在宅勤務中心の生活を続けていく上では、自身にあった方法で自らを律していくことが不可欠であり、この意味で自由と自律は背中合わせなのだということを改めて感じています。

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