中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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パンとリエット

2013年08月18日 | コンサルティング

先週の金曜、麻布十番のフレンチレストランに行きました。料理は全部おいしかったのですが、なかでもこのパンが気に入りました。小ぶりのやや固めのパンなのですが、大きさのわりに重くて味もしっかりしていました。このパンにパテ状の「リエット」をつけていただきました。うーん、いけます。気がつくと6個ほど食べていました。

「フレンチ」というと洗練された料理の代表格というイメージがありますが、もともとは「イタリアン」のコピーだったそうです。

中世のフランスでは食材を焼いて大皿に乗せ、手づかみで食べていたそうです。私たちが知るフランス料理は、ルネサンス期のイタリアから嫁いできた王妃とその専属料理人によって「輸入」されたものが源流らしいです。

イタリアンといえばカジュアルな料理という感じがしますが、実はフレンチの「先生」だったんですね。

私たちが研修で使う様々な概念のいくつかは、アメリカからの「輸入」です。しかしよく調べてみると、もともと日本や中国など東洋の思想に根ざしていると思われるものがいくつかあります。

料理も思想も、文化はコピーされることで発展していきます。デッドコピーや海賊版はいけませんが、「学ぶことは真似ること」という言葉もあります。良いところは取り入れて自分なりに新しい工夫を加えていけば良いのだと思います。

しかし、プロの味は真似しようと思っても無理です。素直においしくいただくのが一番ですね。

(人材育成社)