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全国学力テスト2013:高知と秋田

2013年08月28日 | コンサルティング

本年度の全国学力・ 学習状況調査(全国学力テスト)は、小6、中3を対象とした4年ぶりの悉皆(しっかい)調査でした。文科省によると、今回は正解率の底上げ傾向が見られたとのことでした。

全国1位は(例年通り)秋田県ですが、高知県が4年前の44位から15位に大躍進したことが話題になっています。高知は県教育委員会がかなり力を入れて、いわば「県ぐるみ」で学力アップのための様々な施策を実行してきました。

高知県の取り組みは毎日2ページの宿題や放課後の補習(中学生)、県独自の学力テストの実施など、実効性の高いものが多いようです。ちょっと試験対策が過ぎるような気もしますが、44位→15位は立派です。拍手!

一方、毎回1位をキープしている秋田県は、塾に通っている子どもの割合が全国最下位(小6で22.8%)とのこと。要は学校でのきめ細かい指導と、家庭学習をしっかりやることで十分に高い学力レベルは保てるということでしょう。

企業研修も全く同じです。研修を受けたら、知識やスキルを仕事の中で積極的に生かすこと。それを周囲の人たちが快く受け入れることで職場のレベルは上がっていきます。

もしもあなたの近くに、「研修なんて”お勉強”だろう? 与えられた仕事を何も考えずにやっていれば良いんだ!」と言う上司がいたら、あなたの会社に未来はありません。

さて、学力テストですが、あなたの出身県は何位でしたか?

 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00252693.html

(人材育成社)