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Eテレ・スーパープレゼンテーションのハンス・ロスリング教授

2013年08月05日 | コンサルティング

NHKのEテレで毎週月曜の夜11時から放送されている「スーパープレゼンテーション」をご存知でしょうか。この番組は「TEDカンファレンス」で行われるプレゼンテーションを紹介しています。

TED(Technology Entertainment Design)については公式のホームページを参照いただくとして、注目すべきはこの番組で見ることのできるプレゼンターの方々です。ボノ(U2)、クリントン元大統領、ビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾス(amazon創始者)などそうそうたるメンバーも含まれています。

なかでも私が一番好きなプレゼンターはハンス・ロスリング教授(Hans Rosling:スウェーデンの公衆衛生学者)です。この方のプレゼンテーションは素晴らしいの一言に尽きます。

話の組み立て、論理、ビジュアルの使い方、あたたかい人柄を感じさせる話し方、ユーモア・・・研修講師を生業とする私にとって全てが参考になります。ネイティブではない(むしろ少したどたどしい)英語の語り口も私にとっては聴きとり易いです。

言葉よりもコンテクストに依存しがちな(私のような)日本人には、言葉とジェスチャだけで行うプレゼンテーションは重荷です。頭の中にある意見や考えをはっきりと言葉にして表現する訓練をほとんど受けていないからです。

私は、日本人が目指すべきはクリントン元大統領やスティーブ・ジョブズのような流暢でパワフルな「スーパープレゼンター」ではなく、ハンス・ロスリング氏のような「ハーティプレゼンター」ではないかと思います。(注:ハーティは”心のこもった”という意味です。ハートフルは和製英語)

とにかくハンス・ロスリング氏のプレゼンを見てください。わずか10分のプレゼンです。話す英語がとてもわかりやすいので、ぜひ字幕を見ずに「聴いて」みてください。何よりも素晴らしいのはその内容だということが分かると思います。

http://www.ted.com/talks/hans_rosling_on_global_population_growth.html

(人材育成社)