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Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

西班牙の出逢い パロディ編

2013年10月05日 | 腰折れ文
Erika & Coco

De ese encuentro casual resultó una pareja ideal.?
その偶然の出会いから理想のカップルが生まれた。

ヒスパリスとローマ帝国時代には呼ばれていたが今の西班牙では Sevillaという、仏蘭西ではSéville、伊太利亜ではSivigliaと表すが、オペラのIl Barbiere di Sivigliaが有名なのに、日本ではセビリアとよばれている。伊太利亜のオペラだからシヴィッリャと読むべきだが、まあどうでもいいこと。

ドタバタの出逢いと結婚。セビリアの理髪師のストーリーでお楽しみ下さいませ。Cocoは一回だけ出てきます。本当は出ないのですが、それはそれ。

夜明け前、悪徳医師の家の前に、源太郎伯爵の召使が音楽家を連れて来ていた。そこに颯爽と伯爵が現れバルコニーに向かい、愛の歌を歌うが恵理香は現れない。源太郎は落胆し、立ち去らずバルコニーの下で待った。召使も伯爵の合図を待って奥で控えている。

そこに、床屋の義男が通りすがり、隠れていた源太郎は、旧知の義男に近づき一目惚れしてしまったこの家の医者の娘を追ってきたことを話す。すると義男は伯爵に医者は彼女の後見人であることを教えてくれた。

バルコニーに恵理香が出てきて、焦がれる彼を探して手紙を渡そうとするが、そこに悪徳医師が現れやってきて、手にある紙は何かを問い詰める。エリカは練習中のアリアの歌詞だと言い、バルコニーから手紙をわざと落とした。源太郎はすぐに手紙を拾い隠れた。慌てて表に出てきた悪徳医師は手紙がない事に気づき、絵理香にバルコニーから家の中に入るように命じた。

手紙には、私はなも知らない紳士に心引かれていること、そして彼奴に監視されバルコニーにでることもできないことが書かれていた。それを見ていた義男は、彼奴が恵理香の資産を狙って妻にしようと目論んでいることを源太郎に告げた。

しばらくして、外出する奴は家の外から、今日中に恵理香と結婚することを家の中に叫び、源太郎はそれを知った。奴が消えたのでバルコニーの下から恵理香に愛のカンツォーネを歌う。しかし、自分の地位に関係なく恵理香に愛して欲しいと思い、金のない「与作」だと名乗る。恵理香は好意的な反応を返すが、番犬のCocoがいたため家の中に入ってしまった。

悪徳医師と音楽教師の二人の企みを盗み聞きした義男は、恵理香にそのことを告げるが彼女は歯牙にもかけない。それよりも与作のことを教えてほしいと要求し、義男は彼は従兄弟で恵理香に恋をしていることを伝えると、恵理香は用意していた手紙を渡した。
恵理香の部屋に奴がやってきて、彼女が誰かに手紙をかいたことを突き止め、召使に監視させた。

騎兵に変装した源太郎が酔っ払いのふりをしながら乱入する。さんざん悪徳医師をからかい、宿泊証をつきつけ家に泊まろうとする。騒ぎにきづいた恵理香は、騎兵を見てすぐ与作であることに気づき、奴の目を盗みながら二人は愛を確かめあう。
源太郎が手紙を落とし、恵理香はその上にハンカチを落として手紙を拾うが奴に見つかる。しかし、奴に取り上げられる前に恵理香は手紙を洗濯物のリストにすりかえる。

恵理香が後見人の横暴を訴えると源太郎は激怒し、軍刀を振り回しはじめる。大騒ぎを聞きつけ玄関から軍隊が入ってくる。奴が源太郎の横暴を士官に訴え、士官は源太郎を逮捕しようとするが、源太郎が士官にこっそり身分を打ち明けたため一転して敬礼して手を引く。

今度は音楽教師弟子に化けた源太郎がやってくる。源太郎は、先生が発熱のため代わりにきたと偽る。すると奴は見舞いに行こうとする。押しとどめるため、先ほどもらった恵理香の手紙を伯爵の泊まっているホテルで偶然手に入れたと言って渡す。すると、奴は、弟子を味方だと信用し、恵理香の歌の稽古を開始する。恵理香は一目で与作と気づき、二人を見張る奴の目をかわしながら、二人は愛を確認しあう。

義男が奴の髭をあたるためにやってくる。タオルを取りに行くために奴は部屋を出ようとするが、義男を恵理香のいるところに残すのは危険だと思い、鍵を渡して義男にタオルを取ってくるように指示する。派手に義男は陶器類を割り、驚ろき怒り部屋から飛び出してくる。義男は鍵束から恵理香の部屋の鎧戸の鍵を抜きとって源太郎に渡す。

ようやく義男が奴の髭を当たろうとすると、熱で寝ているはずの音楽教師が訪ねてきて、
奴に具合を尋ねられ、キョトンとする。三人はなんとか誤魔化そうとし、口々に顔色が悪い、早く帰るように、猩紅熱だ言い立てる。

源太郎は恵理香に夜に迎えにくることを伝えるが、変装のことを口にしたのを奴に聴かれ、正体がばれ源太郎と義男は追い出されてしまった。奴は真相を知るために、召使に音楽教師を呼びにいかせ、女中に見張りをさせようとするが、信用できないと思い、自分で戸口に立つ。音楽教師は、自分に弟子はいないと言明し、彼は伯爵だろうと告げる。奴はすぐに結婚するために、公証人を呼んでくるように音楽教師に頼んだ。

恵理香に結婚を承諾させるために、源太郎から手に入れた手紙を彼女に見せ、恵理香を売るつもりだと吹き込む。恵理香は与作に裏切られたと思い、復讐のために結婚を承諾する。
嵐のあと、源太郎と義男は恵理香の部屋のバルコニーにきたが、恵理香は自分を売った二人をなじる。源太郎は恵理香が、身分も金もない与作を愛していることを知り、感激して正体を明かす。

カンテラの光が見え、誰かがやってきた。逃げようとするとあるはずの梯子がなくなっていて、三人は進退窮まってしまう。結婚証明書の書類をもった公証人を音楽教師がつれてやってきたのだ。しかしその公証人は先だって義男が源太郎のために結婚証明書を作るように依頼していた人物だったので、義男はバルコニーから声をかけ書類を受け取ろうとする。音楽教師は驚いてとめようとするが、源太郎から指輪を渡されたうえ銃で脅され抵抗をやめる。源太郎と恵理香は書類に署名し、義男と音楽教師が証人となり、結婚が成立する。

奴が兵士を連れてきて、源太郎と義男を逮捕するように頼む。源太郎は結婚が成立したことと自らの身分を明かし、無駄な抵抗をやめるように命令する。音楽教師に裏切られた奴は悔しがり、梯子を外したことが裏目に出たことを後悔するが、源太郎から恵理香の持参金は必要ないといわれ、鉾を収める。恋人たちを祝福してフィナーレ。
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